今回は藤阪ワイン発表しまっせ!
それでは続きをどうぞ!
今日も行き当たりばったり、筋書きなしのまちブラ取材に出発〜!
大西さん:桜のいい時期やね〜、だいぶあったかくなったし〜!
いや〜、無事選べたよ藤阪ワイン!!全く今までにないタイプ。
おさや:どんなんか全く想像つきません!魚の形のボトルのワイン?
大西さん:いや、それじゃない(笑)
前回の取材から1ヶ月弱考え続けてんけど、結局藤阪って何なんかわからんままのセレクトですわ(笑)
おさや:それで選ばれたのがなんなのか、気になりますね〜楽しみー♪
− その横に流れる穂谷川
大西さん:ボクさ〜この前の取材から穂谷川見たら必ず「れんげそう」思い出すねん…(前回の牧野ワイン記事参照)
おさや:私もです!!完全にセットになってますよね!!(笑)
大西さん:ボクにはまだこの川の良さはあんまりわからんけどな〜。
この川流れて行ったられんげそうに到着するで(笑)
じゃ、前回紹介できなかった「菅原神社」!行ってみましょう!
− 線路の手前に神社の名前の標石と灯籠が並んでいて、JRの線路で分断されて、そして下の通路を通った奥に神社の本殿があると言う、変わったつくりになっている菅原神社。
大西さん:ほんま、不思議やな〜線路で分断してるもんね。察するに、いろいろ大変やったやろうな。
線路の下を通ると・・・
大西さん:行っては行けない世界に通じてる・・・
おさや:いえ、大丈夫です!(笑)
大西さん:うおー!電車近ー!手届きそう!鉄男くんたまらんやろな!
大西さん:うわ、これ!
手を拭く用にタオルをかけてくれているという初のスタイル!なのに、肝心な水の上にはネットがかかっていて清められないという葛藤!!
大西さん:前の村野神社とかにあったロリっぽい感じの説明書きはなかったけど・・・
別バージョンがあったよ。
大西さん:4番だけちょっとちゃうくない!?順番がぶっ飛んでる!
きっと、どうしてもこれだけは言っておきたかったんやな(笑)
− 中に進んで行きます。
立派な境内ですがこちらの菅原神社は無人神社のよう。
おさや:あ、左上に時計がありますねぇ。何か斬新!
大西さん:あれ、でも前にお賽銭箱がない!
ほんでこの穴何!?扉の取っ手?
おさや:この中に賽銭入れるんちゃいます!?
大西さん:え・・・そうなん?!
あ、ほんまや!!無人やから賽銭泥棒を防ぐためにこうなってるんかなぁー!?賢い!すごいな〜。
大西さん:あ、電車来るんちゃう!?
大西さん:これ、遠近法でこうやってうまくハマればいいな!
おさや:えー!が、がんばります!
とは言ったものの・・・
(めっちゃ連写したけどなんかちょっと惜しかったです!笑)
びゅーーーーーん
すげーーー!!風ーーー!!
− そして「ワインは王仁公園で開けるから!」ということで王仁公園に向かいますが、途中で何やら裏道っぽい細道を発見。
大西さん:うわ〜この道、去年の真夏の光善寺のけもの道思い出すわ!行くでしょ!吸い込まれるー!
おさや:ほんまですねー!ワクワクドキドキする系!トトロ出てきそう!
大西さん:なんかすごいで!視力が落ちて来た気がする!見えへん!
おさや:でもここめっちゃ写真写りいい感じですよ!
(せっかくなのでキメてほしかったけど目こすってるw)
大西さん:あ、なんかある!!
− その先に行くとなんと、道が開けて何かが現れました!
大西さん:あ、なんかあるで!何あれ!?
おさや:あ、桜〜!きれい!
大西さん:この辺めっちゃキレイやな!さっきの道頑張ったからご褒美やな〜(笑)
個人的には満開のときよりも、つぼみから咲きかけのときと散って行くときの方が好きやねんな〜。
おさや:あ、ここは椿の花が!
− 自然がいっぱい!春見っけ散策が楽しい王仁公園
ワインを開ける場所を探しながら、ブラブラ〜して桜がきれいな場所を探します。
たどり着いたのは前回も来た馬がいる「セルプわらしべ」前。
じゃじゃーん!
− 写真ではわかりにくいですが、風が吹くと桜吹雪が舞ってました!
大西さん:うわ〜、いいやん!ここめっちゃ桜きれい!うっすら桜の香りがするよ。
大西さん:じゃあここで開けます!
魚・モスグリーン・茅葺き・竪穴住居・土俵・王仁公園・馬の形跡・自然・新しいまちなみ・古墳時代
大西さん:こっからなにを連想せいっちゅうねん!って感じのラインナップでした。
ここからほんまに、まよってまよって選んだ、思い入れのあるワインです!
これだー!
その名は、
「ランブルスコ ロッソ・ドルチェ」
「藤阪ワイン」のデータ
品種:サラミーノ・ソルバーラ・グラスパロッサ・フォルターナー・マルボジェンテーレ等のブレンド
大西さん:これはね、赤のスパークリング!
おさや:へぇ〜赤ですか!初めて聞きました、珍しそう!味が想像つかへん!
大西さん:うん、そうやねん!珍しい!
「ランブルスコ」って言う名前のワインやねんけど、ぶどう品種の名前から来てて。いろんなランブルスコ用のぶどう品種をブレンドしたワインでロゼスパークリングもあるよ!カクテルみたいで飲みやすいねん〜。
歴史がある
→誰に聞いても王仁公園や王仁博士って言うので、産地自体に歴史があるワインにしよう!ということで、紀元前古代ローマよりワインがつくられてる「歴史ある産地イタリア・エミリア ロマーニャ州」のワインにしました!
近代的なつくりを取り入れてる
→瓶の中で発酵すると手間ひまと時間がかかるから値段が上がってしまいますが、ランブルスコは最近の技術も取り入れて早く発酵できるように工夫されてるから生産コストも押さえられる、近代的な要素もあるワインです!
いろんな要素ミックス
→藤阪はいろんな要素があるまちということで、それをブドウの品種で表現しました。このワインも同じ産地のいろんなブドウがブレンドされてて、ランブルスコの土地の品種でサラミーノ・ソルバーラ・ボジェンテーレなど少なくとも5種類のブドウが使われてます。
自然がいっぱい
→緑の中に赤い花が咲いたみたいな自然に溶け込むような色のワインです。(のちほど実践します!)
気取らない人々
→まちブラしてみて、いいかっこしたり、背伸びしたりしない素朴な生活スタイルをしている人が多く感じたというところで、気取らずに飲める家飲みワインです!
値段も安いしクイクイ入る感じで、親しみやすさを表現しました。ちょい甘で癒される!
おさや:え〜、これすごい!!ひとつひとつがほんまに連想できて、感動しました。うまいこと合わせてきますね!!さすがです!
大西さん:産みの苦しみを味わった渾身のセレクトっす!!
おさや:ちなみにおいくらですか?
大西さん:1,000円ちょい!今までで一番安いで!
おさや:おぉ〜いいっすね〜!安い!!
真上にとばしてキャッチするっていう・・・
おさや:それでお願いします!(↑重ねた)
大西さん:じゃぁ桜に当たらない場所でやりましょう。成功するかどうかは、運次第やけど!
その場合はこの針金をまず取ります。普通に開ける場合は取らへんけど。
で、とびそうなくらいまでふたを緩めといて・・・。
むずかしいねんよー、微発砲やから。
ちょっと待ってや。いくで〜
(結構じらす)
いきまっせ〜!!
おっとどうなる〜!?
大西さん:真上にとばすことに集中しすぎてキャッチをおろそかにしたのが敗因です。さりげなくキャッチしたらかっこええねんけどな〜。。
おさや:爆笑
大西さん:あ、そうそう。今回グラスにもこだわりました。
見た目もそうやけど、上部分が内側にカーブしててしっかり中に香りがたまる形のグラスやねん。鼻も入るからしっかり香りを楽しめる。
スパークリング飲むときは泡を長く見せるために筒が長くなってるフルートグラスで飲むけど、難点はワインの香りがたまらないこと。やからホンマに美味しく飲むためには、スパークリングも白ワインのグラスで飲んだ方が美味しい!
おさや:そうなんですか!知りませんでした!
大西さん:でもこのグラスはフルートグラスやけどかつ香りがたまるつくりになってるから、最近お気に入りのグラス。
おさや:チューリップみたいな形ですね!
大西さん:そう!王仁公園に花を咲かせようって言う!じゃぁ入れるで〜
おさや:わ〜めっちゃきれいな色!!おいしそ〜〜〜早く飲みたい!!
大西さん:これねいいよ。実はランブルスコは、パルマの生ハムの産地にある地ワインやねん。だから生ハムに合うねん!生ハムってメロンとか甘いのと食べるやん?このワインがその甘みの役割するから合わない訳がないっていう!
おさや:思惑通りの、お花みたい!
じゃぁ〜ん!
CMみたい〜〜〜!!
〜例によってめっちゃ写真撮るおさや〜
カシャ・カシャ・カシャ・・・カシャ・カシャ・カシャ・・・
大西さん:ばっさー倒したりして!王仁公園に飲まれたー!みたいな!
おさや:それだけは死守します!笑
大西さん:ほんならお花見しながら飲むか〜!
トトトトト・・・・
おさや:泡までピンクー!!きれいな色〜〜!!
いただきます〜!
あ〜幸せー!
あまーい!ジュースみたい!!
えー、おいしーーー!!いいです!!
お酒ダメな人もこれは飲めそうですね!
(ボイスレコーダーそのままの文字起こしですが、我ながらハイテンションっぷり伝わりました笑)
大西さん:今までにない感じやろ?アルコールも低めの7%〜8%くらい。でもジュースみたいに甘ったるくなくって、ぐびぐび飲める!微妙に微発砲があるのがまたええよね。
〜ラベルの意味〜
・カビッキオーリ・・・作り手
・ランブルスコ・・・ぶどう品種
・ロッソ・・・赤
・ドルチェ・・・甘口
白いテーブルクロスをかけたテーブルに置くと絵になる微発泡赤ワインです。
香りは、ストロベリーキャンディーのよう。スイーツ??って思ってしまう魅惑の香り。口に含むと、これまた甘酸っぱい初恋のような味(?)果実味を感じる酸味があるので甘ったるくなく、アルコールも低めなのでくいくい飲めてしまいます。
生ハムやサラミなど、塩辛いおつまみと合わせると、頬が落ちますよ!
普通にお花見楽しい!!
おさや:今年なんやかんや忙しくてお花見できなかったんでホンマに嬉しいです〜幸せ〜。。。
大西さん:せやー、持って来たらよかった!!
生ハム・サラミ・塩系の肉のおつまみ、まぁ〜合うでっ。
おさや:た、食べたかった…
大西さん:今しか出来へんワインの飲み方!!桜の花びら入りー!
おさや:贅沢!!
通りすがりの夫婦:優雅ですね〜、ええね〜。笑
大西さん:あはは、ありがとうございます。優雅やんね〜どう見ても仕事に見えへんよね〜(笑)
今思いついたけど、自然とワインの色をコーディネートして写真撮りまくる企画ってどう?
そういうので枚方を発信するって言うのいいよね。
おさや:それめっちゃいいです。私ひたすら写真撮り続けてるかもしれないですけど!
あ、でもやっぱり飲みます(笑)
〜再び、めっちゃ写真撮るおさや〜
カシャ・カシャ・カシャ・・・カシャ・カシャ・カシャ・・・
大西さん:藤阪ワイン考えたやろ〜!考えたらあるんやって思った!
おさや:ナイスチョイス!恐れ入りました!
じゃあ今日こそ!馬に会いにセルプわらしべに行ってみますか?
大西さん:行こ行こ!でもオレはおらんに一票!
・・・残念ながら、
・・・やっぱり馬は居ませんでした!!!(笑)
− 馬の形跡と藤阪ワイン。
大西さん:残念やな〜、今日はネコもおらん・・・(笑)
魚といい馬といい、動物との相性が悪いんやなきっと〜。
大西さん:ボクめっちゃ犬に噛まれるし・・・やっぱ動物と相性悪いんや〜
おさや:あーやっぱり歩きながらやと酔いますね〜甘いから、ジュースやと思って飲んでたら・・・
大西さん:酔うよな!このワインは甘めやから疲れてるときに家帰ってから飲んだ最高やで〜。
おさや:ほんまですね。癒されそう。
おさや:確かに!!!
− 藤阪と長尾の間に、オーナーが大西さんのお友達・店長がおさや@ひらつーの先輩というカフェがあるので向かってます。(以前ひらつーグルメ取材でもご紹介しました)
大西さん:あ、やっとあった!ラフィネカフェ!
(注:取材の直後に諸事情で4月22日でお店を閉店して、6月から別の場所に移転されることになったとのこと。詳しくはこちら)
おさや:おじゃまします〜!
店長(左):フラっとアポ無しで来ました!って?
(本当は怖くないんですがジョークがうまいので演技(だと信じたい)で、怖い顔)
おさや:(ひぃー!)お久しぶりです、取材させてください!
店長:ええよ!仕事と遊びのちょうど間くらいをさまよってる絶妙な企画やな〜
店長:ラテとワインの組み合わせやってみようや!
− しゃべりながらイチオシメニューの「ラテアート」つくってくれました!
何と、おしゃれーーーーー!!!
おさや:♡が桜の花びらみたいで粋!!桜模様のラテと桜入りのワインとは、見た目からマリアージュ!!
大西さん:そしたらせっかく入れてくれはったし合わせてみましょうー!
大西さん:ラテと藤阪ワインとのマリアージュか〜!きっと、ワインにラズベリーみたいな甘みがあるからラテと合うと思うけど、この組み合わせは初めて試すわ。
店長:うちのラテはちょっとミルキーなんですよ。コーヒーが苦手な女性でも飲めるようにしてて。
大西さん:お〜!なんて言うかな、自然にフィットする感じ。ラテはマイルドで優しくて、ワインも甘さがあって優しいから、ちょうどいい感じ!あうあう!これあうわ!
突然の出会いで、今回はワインとコーヒーのマリアージュが成立!!
今回もワインのプロとコーヒーのプロという種類は違えど、味覚のプロが語り合います。
味オンチな私にとっては踏み込めない世界!でも聞いていてとても面白いし、スゴく興味深い。
店長:世間ではワインのときによくペアリング(組み合わせ)考えるけど、コーヒーにも組み合わせってあるんですよね。口の中での広がりに組み合わせの善し悪しがあるっていうか。
大西さん:そうそう。紅茶の種類とスイーツとの組み合わせもいろいろ善し悪しありますよね。日本酒も組み合わせによってもっと美味しくなるから、もっとやったらいいのにって思います。ワイン屋としてはあれやけど日本酒ほんまにおいしいですからね〜
(↓なぜか大西さんの後ろに座る店長!しゃべりにくそう!笑)
(余談ですがボトルに桜の花びらがついてる(笑))
− 縦に並んで話を続ける2人。
大西さん:このワインは、ベリー系やから、チーズケーキ・ワッフル・ジャムかける系のやつは合います。塩っからいのもいけるし、スイーツもいけるし、幅広いワイン!
そうか!コーヒーと合わすとこのワインがスイーツになるんやわ!わかった!
おさや:えー!わかってますって!コーヒー飲んでからワイン飲んだら甘く感じますもん!そう言うことですよね!?
大西さん:そうそう。ベリー系の甘い香りが際立つよね!なるほどな〜!だから合うんか!
甘酸っぱいのも、塩っ辛いのも、その地域で育って来た食文化が成り立ってるんよ。補完関係というか、その土地のものに美味しく飲める酒つくったらこれになったっていうのが「食文化」。
日本でいえば地酒で、その土地のつまみに合うように、両方が歩み寄って行く。それがおもしろい!
おさや:組み合わせることによって、普段感じない味が出てきて新しい発見ができるってわけですね〜。
今回も勉強になりました!!
では、最後に写真撮らせて下さい!
ワインとラテの組み合わせ、美味しかったです!!
(無理やり店長に呼び出された仕込中のスタッフさんと撮影しました(笑))
ご協力ありがとうございました!次のお店も楽しみにしています!
「藤阪ワイン」のデータ
「あー藤阪〜、わかるー!!」
・枚方のワインシリーズ関連記事(枚方つーしん)
・ラフィネカフェ(公式サイト)