2018年9月に北中振にオープンしてひらつーの記事になっていた町の電気屋さんも、
実は枚方信用金庫(ひらしん)が関係しているってご存知でしょうか?
今回はひらしんが行っている「創業支援に関する取り組み」について取材してきました。
去る11月某日、岡東町のひらしん本店では、とある式典が行われていました。
枚方信用金庫(ひらしん)の営業地域である北河内7市は産業競争強化法に基づく創業支援事業計画の認定を受けており、ひらしんも創業支援事業者として連携しています。
2017年の第6回創業祝い金贈呈式も取材させていただきました。
創業すれば10万円もらえる!? 枚方のあのお店も利用している創業支援の取り組みとは?【ひらつー広告】
式典がはじまり、枚方信用金庫の吉野理事長(写真)から激励のお言葉があり、今回の式典では6社の皆さんに創業祝い金10万円が贈呈されました。
6社の皆さん(順番は受付順です)↓
株式会社ベジームビレッジさん(有機野菜製造業)
意見交換会では、創業に対する想いと、将来の夢などをお話されました。
式典には信用金庫のセントラルバンクである『信金中央金庫』の方や日本政策金融公庫の方、商工会議所の方や、枚方市役所の方々も式典に参加。
創業者の皆さんへの支援体制の説明や、意見交換などが行われました。
そして先輩創業者の株式会社スウィングの南條さんから経験談とアドバイスがありました。
閉会後の記念撮影。創業された皆さんいいお顔をされていました。
式典後、枚方市で家電販売業を営まれているKBC光善寺店の川畑さん、大東市で飲食業を営まれているLaboratoryの船崎さんに詳しいお話を聞いてきました。
信頼関係が大切な街の電気屋さん
まずは、北中振にある 街の電気屋さん「KBC光善寺店」の川畑さんにお話を聞きました。
― 事業内容を教えてください。
KBC光善寺店 川畑
それにお客さんからの無理な内容とかも聞いたり、全然関係ないこととかも結構してて、これ電気屋さんかな?っていう仕事もしてます(笑)
開業する前にいろんな銀行に融資してくれないか話をしに行きました。その中でどこよりも親身に聞いてくれたのがひらしんでした。
(左がひらしんの山本さん)
― ひらしんの担当の方はどんな方でしたか?
KBC光善寺店 川畑
親身に対応してくれました。事業計画も一緒に作成してくれました。ひらしんさんに相談してから困ったことはないですね。
ひらしん 山本
具体的に、そこを意識された中での計画やったからこそトントン拍子に進んでいったのかなと思いますね。
KBC光善寺店 川畑
いろいろ考えていくと、大きい店舗でやる意味がないなと思ったんですよ。実際お客さん来る人数はしれてるし、来る人が買って帰るというよりかは持って行く方が多いですし。
KBC光善寺店 川畑
それで当初の計画の3分の1ぐらいの広さの店舗にしました。浮いた分を車とかバイクの資金に回しました。
そうですね。従業員として勤めた15年間、お客さんの為に頑張ってきました。頑張ってきたからか、みんな良くしてくれはります。
お互いウィンウィンの関係ですよね。お客さんも痒いところに手が届くし、川畑さんもその分付加価値をつけて販売もできるし、両方喜んでもらえるっていうのが地域には必要なことかなと思います。
ひらしんさんの担当方が毎月来てくださって、よく話すんですけど「評判いいですよ〜」って言ってくれます。
ひらしん 山本
地域に毎月訪問させてもらったり、高齢者の方への訪問もしたりしてます。特にお金以外の困りごとも聞いてます。それが何かつながるかもしれないですし、もし家電のことであれば是非ご紹介したいですし、他のことであれば地域のお取引先さんをご案内したり。
ひらしんは、いろんな人をつなげる役目を担っていきたいなと思うんです。インターネットだけじゃなく、自分らが足運んでフェイス・トゥ・フェイスのつなげ方っていうのもやっぱり必要とされてることやと思うんですよね。どんどん縮小していくかもしれないですけど、なくなることはありません。
貯金をしといたほうがいいです(笑)銀行に開業するから金借りてくるわっていう勢いで行ったんですよ。でもだーれも相手してくれない(笑)あれ〜??みたいな感じですよ。
それを毎週木曜日、来週は〇〇銀行、〇〇銀行、こういう風に考えてるからって説明しに行って、だっっれも耳貸してくれないですもんね。だからほんまいい勉強でしたね。
銀行側からすると自己資金を貯められてるっていうだけで、しっかり準備をされてると受け取ります。やっぱり自分のお金を入れて開業するのは覚悟がいりますからね。
それなりの覚悟を持って、失敗せんぞ!っていう綿密な計画が立てることが大切ですね。
お好み焼きも楽しめるカフェバー
まずは、大東市のJR住道駅徒歩2分にある カフェバー「Laboratory」の船崎さんにお話を聞きました。
― 事業内容を教えてください。
大東市でカフェバーをしています。昼間はランチで夜はバーを経営しています。
四條畷市商工会の方にひらしんの新宮さんを紹介していただきました。紹介していただいた方に「電話しといたから!」って言われて、そしたらすぐに電話かけてきてくださって、それがきっかけです(笑)
― ひらしんの担当の方はどんな方でしたか?
Laboratory 船崎
ほんとに話を1個ずつ聞いてくださりました。自分が甘かったっていう部分がすごくあったので、「あれも必要です!これも必要です!」「え、それも!?これも!?」「あれ持ってきて早く!」みたいな感じでした。
足らないところの方が多かったので、それを新宮さんに補っていただいたような形です。それは今でも変わりませんが(笑)
1年前ぐらいに自宅を購入してその時のローンとかもあったので、その銀行とかとはお付き合いがあって検討する材料はたしかにあったのはあったんですけど、ひらしんさんを紹介されて、もうどハマりですね(笑)
これ持ってきてって言われても他のことやってたらそれを忘れて行っちゃったり。私のズボラな性格の部分と新宮さんの几帳面な部分でカバーしていただいて、すごい早い段階で融資も決めていただきました。
私はそこまでの苦労はあまり感じることなく融資していただいた感覚があります。たぶん、苦労したのは私よりも新宮さん(笑)
ひらしん 新宮
会うたびに反対の意見は言ってましたね。ここはどうかと思いますというか、これはやめた方がいいんじゃないですかとか。でも、情熱がすごかったんで無事に融資できました。
一番反対されたのは、主人に仕事を辞めて、私の創業についてきてもらったことですね。
ひらしん 新宮
ご主人の収入があるのに、その収入を削ってまでリスクを背負わなくてもいいんじゃないかっていう話はしましたね。
Laboratory 船崎
でも、主人と一緒に手をつないでやっていきたいというのが一番最初の根源なので、そこはもう絶対切り離せませんって反論しました。
(コーヒー 150円 ※ランチタイムにお食事をご注文いただいた場合)
Laboratory 船崎
新宮さんが「きついことも言ってる」っておっしゃられましたけど、私からしたら別にきつくもなんともなくて、それを踏まえないとやっていかれへんねんなっていうような助言として受け取りました。
たぶんそれが嫌味に聞こえるようなことであればそこであきらめてただろうし、その辺りのお話もしっかり順序を踏まえて話をしてくださりました。
おしゃれないい雰囲気ですし、お好み焼きがおいしいです。
主人がお好み焼きの大手さんで店長をしていたこともあって、カフェバーなんですけどお好み焼きが食べられます(笑)
自分のことを親身になって考えてくれたり、しっかり言い合える関係性があるような人との出会いが大切です。あと、あきらめないことも大切ですね。
ひらしん 新宮
試してるわけじゃないですけども、わからないことやおかしいかなって思うことを投げかけた時に言い返せるぐらいじゃないとやっていけないと思います。
今回の創業祝い金について枚方信用金庫 地方創生推進部の荒木さんにもお話を聞きました。
ひらしん 荒木
今回の創業祝い金ですが、枚方市をはじめとした自治体や日本政策金融公庫さん、地元商工会議所さんなどと連携して創業支援をやっていこうという『創業支援ネットワーク』ができた時に、形骸化しないために当庫ではじめたものなんです。
今回のような式典を通じて、創業者さまにもネットワークによる人のつながりを感じていただけますし、同時期に創業した方々とのコミュニケーションの場にもなります。
(式典での意見交流会の様子)
ひらしん 荒木
昨年は89件の創業支援を行い、今期は上半期だけで73件の創業支援をさせていただきました。創業祝い金と、創業支援の取り組みはもっともっと知っていただきたい制度です。
ひらしんには『ひらしん若手経営者の会』というものもありますし、私たちがご支援させていただき創業された方々のネットワークも新しく作っていけるのではないかと思っています。
そして、ひらしんは創業の方を想って、ご協力させていただきます。
ぜひ創業をお考えの方はひらしんへご相談いただければと思います。
以上、ひらしんの創業支援の取り組みについてご紹介しました。
創業を考えている方は一度ひらしんで相談されてみてはいかがでしょうか?
詳しくはお近くのひらしんまでお問い合わせくださいねー!
(本店営業部:072-841-1171)