洗面も入浴もお手洗いも、毎日の使いやすさにトコトンこだわって作られたコチラの建物。
驚きなのは、上記のお写真すべて
施設じゃなく個人のお宅なんです!
そんな「究極のバリアフリー」と言っても過言ではないお宅を手掛けたのは、以前にもひらつーでご紹介したハウスプランナー匠建(しょうけん)
今回は枚方を飛び出し、ハウスプランナー匠建が京都市伏見区で手がけた「完全オーダーメイドのバリアフリー住宅」を取材してきました!
今回取材をさせていただいたA様邸は、車いすで生活されている施主さまとご両親の3人暮らし。
エントランス左端には手すりが設置してあり、ガレージ上の屋根も完備!車からの乗り降りも天候に左右されず快適にできます。
「そこは施主さまのお部屋なんです。」
施主さまのお部屋が。「ドアをあければすぐにベッドに飛び込めるように!」とのご要望だったそうで、お引越しされたらベッドが手前にドーンとくる予定とのことです。
写真中央奥の白い十字の扉は…窓でしょうか?
実はこちら施主さまのためのシャワースペース。車いすからスムーズに移動できるように、入口が腰掛ける高さになっているんです。
「先ほど施主さまに来ていただいて最終の位置決定をしたところなんです。ですので、これから取り付けます。
家を建てている途中でも『住んでから使いやすいように』と現地で何度も打ち合わせをさせていただきました。」と建築アドバイザーの大本さん。
ちなみに、玄関スロープ横のお手洗いの手すりやトイレットペーパーホルダーの位置までも、確認してから設置するという徹底ぶりです。
続いて1階廊下奥に来ました。写真中央の3枚扉はエレベーターですが、2階に上る前に1階奥のお部屋も拝見しておきましょう。
部屋の奥から入口を見るとこんな感じです。写真中央奥はというと…
衣装持ちのお母さまのための「ウォークインクローゼット」が階段下のスペースに設けてありました。
つながる先は…
玄関をあけてすぐの所にあった施主さまのお部屋。もしも何かあった時にすぐに連絡をとれるように…と1階の部屋どうしをつなぐインターホンなのです。
続いて2階へ。
エレベーターだけでなく階段ももちろんあり、階段を登った先には…
廊下のスペースを使った大容量の収納。
2階のお部屋の入口まえにも施主さまのご要望で本棚を設置。普段はエレベーターを使うので廊下スペースもできるだけ活用されたそうです。
和室を出ると1階と同じような長い廊下が。写真左側はエレベーターです。
お手洗いとエレベーターの間には掃除機や小物をしまえる収納スペースもあります。
キッチンは白を基調としたスタイリッシュなデザイン。キッチンの左端には…
施主さま用の作業スペースが。
机・棚とも車いすのまま使いやすい高さに調整されています。
こちらが洗面スペース。
車いすのままでも使えるように、洗面台下部分に奥行きがあります。
腰掛けてスライドして入浴できるようになっています。(建築アドバイザーの大本さんに実演してもらいました)シンプルなデザインでありながら、使いやすい仕組みになっています。
はじめの方でご紹介したエントランス部分ですが、ゆるやかな傾斜があったものの「床下ってどうなってるの?」と思った方にご説明いたしましょう。
この写真でみると通常の家に比べて床下低っ!と思いませんか?
でも人が入れるくらいの床下スペースを確保しておかないと、万が一の時に対処できない…
これじゃ入れないかも…と思いますが、ちゃんと床下スペースは確保してある「マイナスの基礎」部分になっているんです。(地面より下に基礎部分が埋まっています)
― もし雨が入り込んだら床下に溜まってしまうんじゃ…?
そこはもちろん対策済み!
※画像クリックで城東テクノ株式会社キソ止水プレートページへ
キソ止水プレートを使って施工することで、基礎部分に水が入り込まないよう工夫してあります。
そうすることで、「玄関アプローチを緩やかにしながらも床下を確保する」という難題をクリアしたのです。
ハウスプランナー匠建の皆さんはどなたも職人気質。使いやすさへのこだわりにも徹底されています。
こちらは作業中の大本社長。引き渡しギリギリまで微調整されていました。
いかがだったでしょうか?
― 不器用なほど丁寧な家創り ―
を掲げる工務店の完全オーダーメイドのバリアフリー住宅でした。
ハウスプランナー匠建は正直、宣伝は不器用ですが、職人気質のスタッフが皆さまの家創りに真正面から取り組みます。
ハウスプランナー匠建が手がけた施工事例はHPにもたくさん掲載されています↓
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TEL:0800-111-4250
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