※エムスタッフさんは2022年9月で閉店いたしました。
近頃枚方界隈で人々の車が消えるという怪事件が起きていた…
その原因は鬼にあった。
人々から車を奪う鬼…
その名は車舞辻無惨(しゃぶつじむざん)
そんな鬼に立ち向かうひとりの若者がいた…
(おもちゃの刀に色付きのビニールテープを付けてます)
「俺の名前はガー治郎(鬼◯の刃の主人公風)」
(ガーサン@ひらつー)
「車舞辻無惨によって車を奪われ、絶望のドン底に落とされた人々を救うために、鬼を討伐する部隊に入った。
俺は必ず車舞辻無惨を倒す!」
過酷な旅の末、ガー治郎はついに車舞辻無惨の居所を突き止めた。
「ここが無限城か…」
(鬼◯の刃に出てくる城の名前)
ということでやってきたのは無限城…という設定の、
「これだけの数の車…間違いない!
ヤツこそが車舞辻無惨なんだ!!」
「えっ?」
シャワシャワシャワシャワ(←ビニールテープの擦れる音)
「やーーーーーー!!!」
「えっ?なに?なんやねん」
「えっ?
いやだから…車舞辻無惨…」
「しゃぶしゃぶ?」
「えっ?いや…
だから鬼を退治しに…」
「誰やねんそれ。
んなやつ知らんわ」
シャワシャワシャワシャワ
「で、でも!こんなに車がいっぱい!
人々から車を奪う鬼に違いない!!」
「ぎゃーー!!鬼ーーー!!!!」
「だからちゃう言うてるやろ!!」
「…はい、すみません。
でもじゃあなんでこんなに車が…やっぱり奪って…」
「奪ってへんわ!
うちは中古車買取店や」
「そうや。車を売りたいってお客さんから車を買い取ってるだけ。
「いや自分、心の声ダダ漏れやで。
んで、おでこ…なにそれ?枚方の地図?」
「違いますよ!アザですよ!
ちょっと枚方のカタチに似てるけど!」
「じゃあ車を奪う鬼じゃないんだったら、その証拠を見せてくださいよ!」
「証拠って言われてもなぁ…
逆にどうすれば信じてくれんの?」
「そうですね…じゃあ車を売るときに必要な書類はな〜んだ?」
「なにそれクイズ?」
「わからないんですね!やっぱり鬼だ!
やーーーー!!」
シャワシャワシャワシャワ
「あーもう!シャワシャワうるさいな!!
書類ぐらいわかるわ!
普通自動車やったら、
車検証と、
軽自動車やったら、認印だけや。
(※車検証の内容によりその都度必要な書類が変わりますので、まずはお聞きください。)
あと自分の車じゃないんやったら、車検証上の名義人に書いてもらった委任状が必要になるね」
「へぇー」
「知らんかったんかい!
うん、あと絶対必要なんが、売りに来た人の身分証明書やね。
これは中古買取りでは必ず必要。
店側としては、売りに来た人の身分を控えとかなアカンから」
「なるほど…ではもし鬼が人々から奪った車を売りに来たらスグにわかるようになってるんですね」
「鬼が奪った車って…どんな世界やねん。
まぁ、それで書類さえ揃っていたら、即日買取、即日支払いも可能やで」
「即日!?
めっちゃスピーディ!!雷の呼吸か!」
「???」
「じゃあ第2問!ダダン!」
「もうクイズやん」
「車を買取る場合、お店に持ってきてもらうのが基本だと思いますが、もう動かなくて家のガレージで眠っている車を買取る場合はどうする?」
「いや、家まで取りに行くやん。
出張査定もするし」
「へぇー」
「へぇーってなんやねん」
「でもそれって、別料金が発生するんでしょう?」
「家まで行ったからってお金がかかるとか、査定額が下がったりとかそんなことは無いよ。
もし値段が付けられへんくて廃車ってなっても、廃車は無料。
書類上の廃車の手続きも無料やから。
「えぇ!無料!?
鬼なのになんでそんな良心的なん??」
「だから鬼ちゃうわ!!」
「…はい、すみません」
「じゃあいよいよ最終問題!
最終問題に正解するとなんと10ポイントあげちゃいます!」
「ポイントて…
もうなんか色々設定グダグダやん」
「車を一番高く買い取ってくれる時期はいーつだ??」
「時期??
そんなんないよ」
「えっ?無いってどういうこと?やっぱり鬼??」
「ちゃうわ!
よく“決算期は高価買取”とか聞くけど、ウチはそんなんせえへん。
「あ、たしかに」
「だからウチではいつ、どんな車を売っても大丈夫。
いつ来てもらってもちゃんと適正価格で買い取るようにしてんねん」
「なるほど…それなら時期で損したとか後悔することもないですもんね。
あれっ…?鬼どころかめっちゃ優しいええ人やん…
これはもう車舞辻無惨じゃないやん。
疑ってゴメンナサイ」
「やから違うって言ってるやん。
まぁええわ。
じゃあ疑ったことを悪いと思ってるんやったら…」