今回のひらつー不動産は、
自然素材にこだわって家づくりを行っている『縁 創建工房』さんが、家づくりに関する疑問や悩みをわかりやすく解説してくれる、
その名も「家づくり迷辞典」!!
これまでの「家づくり迷辞典」の記事はコチラ
▶第2回:ぶっちゃけ、マンション一択!?
全6回を予定しているので、これからお家を建てたいな〜と考えておられる方はコチラでしっかり知識を付けてくださいね。
それでは第3回をご覧くださいーどうぞー!
家づくりの迷える子羊さんたちが知っておいて損はないキーワード(用語)をセレクトして解説する『家づくり迷辞典(めいじてん)』
3回目となる今回は、なんか高そうーで、手間がかかりそーで、マニアックそーなヤツです。
新人スタッフ H
縁 創建工房に入社したての新人スタッフ。
近々結婚を控えており、家づくりに興味津々。
でも、不動産や家づくりの知識はゼロなので、ぶっちゃけ発言が多い。
この「家づくり迷辞典」を活用して、しっかり学ぶつもり。
縁 創建工房 代表取締役
松藤さん
大工としてたくさんの現場に携わった知識とノウハウを礎に『縁 創建工房』を設立。
これまで手掛けた注文住宅数は100 軒超。
自然素材の家づくりが評判を呼び、住宅専門雑誌でも多数紹介されている。
スタッフ 榊田さん
(さかきださん)
いつも元気が空回りしている、ちょっとおっちょこちょいな入社3年目の中堅スタッフ。
大学では、日本語を学んでいたが、心機一転住宅業界に。
『家づくり寺子屋』の講師も担当。
特技は食べることと寝ること。
考えるのも邪魔くさくなってきたところで、そろそろ注文住宅のことを聞いてもいいですか?」
「邪魔くさいって…(汗)
「だって、家づくりって奥が深すぎて頭の整理が…(泣)
ってか、そもそも注文住宅の定義ってなんですか?
だって、1回目に出てきた売建てだったら、まぁまぁオーダーできる感じだったじゃないですか。
違いがちょっとわかんないんですよねぇ」
「ひとことで言ったら『その人のことを考えてつくる家』かな。
建売りは、すでに建っているから、住人がその家の間取りにあわせて家具を買ったり配置を考えたり、暮らし方を考えたり…と、家にあわせて暮らすというイメージ。
売建ても、条件に制限があったりするから、妥協しないといけない部分も多い。
対して、注文住宅はその人の『こう暮らしたい』というライフスタイルを叶えるためにイチから創っていく。そこは大きく違うところだと思うよ」
「だから、どうしても建売りと比べると価格が高くなることが多かったり、時間がかかってしまうんだよね…」
「それそれ!やっぱり注文住宅って、高い!ってイメージがあるんですよ」
「ただし、駅近など立地条件が良い建売物件よりも、住宅価格は安くなっている場合もあるから、一概には注文住宅は高い!とも言えないときもあるよ」
「ん?どういうことですか?」
「建売りって、土地代とセット価格だから、例えば5,000万円の内訳は土地代3,000万円、住宅価格2,000万円だったりすると、土地代を抑えて注文住宅を建てるほうが安くなる場合もある」
「なるほどー。家そのものの価格や価値を見極めなきゃ。
なんか、いろいろトリックを感じちゃうなぁ。
やっぱり、ちゃんと勉強しなきゃダメですね」
「ようやくHちゃんがやる気に…(泣)」
「あ!そういえば、その土地代を気にしなくてもいい実家に、友だちが二世帯住宅を建てようとしてるんですが、ハウスメーカーと工務店、どちらで建てようか迷ってました。
結局、ハウスメーカーと工務店って何が違うんだろう?って」
「まず、ハウスメーカーさんのいいところは倒産リスクがないところ。
これは安心できるよね。
次に、有名メーカーさんで建てた!っていうステイタスっていうかブランドが好きな人には向いてる。
メーカーさんそれぞれに特色があるから、その好きなテイストがあればどんな家になるかわかりやすいから、メーカーさんをはじめから決めてる人も多いよ。
独自の規格材料で建てていくから、仕上がりも工務店より早い!」
「なるほどなるほど!
いいことづくしっぽいですね!念のため、お決まりの注意点もあれば聞いといていいですか(笑)」
「まぁ、やっぱりブランドモノはお高いですわよね…」
「で、ですわよね…」
「ほかにも、さっきの自社規格材料のおかげで仕上がりが早いっていうメリットにつながることなんだけど、規格が決まってるから、複雑な家は建てにくい。
どうしても、メーカーさんの規格に合わせていくしかない部分も多いのと、一度決めると変更はムリだな」
「ふむふむ。
注文住宅とはいいつつ…フルオーダーメイドっていうわけにはいかない部分もあると。
ってか、設計って一度決めると変更はきかないのが普通かと思ってましたけど、もしかして、工務店って途中で変更できたりするんですか?」
「変更OKかNGかは工務店によるんだけど、少なくともうちはとことん話し合って、納得されるまで途中でも変更できるところは変更しております!」
「でも、早くできるうえに構造はバッチリなのはさすがハウスメーカーさん!
ブランドを所有する喜びが得られるのはハウスメーカーさんならではだよなー」
「ですよねー。
あともう一つ選択肢を加えると、一級建築士事務所っていうのもありますよね。
いわゆるデザイナーズ住宅ですね。
メリットは、自分と感性の合うハイセンスな空間で暮らせること。
注意点は、設計料が高い「先生の作品」になるので設計士さんのデザインへのこだわりに従わざるを得ないシーンもあるっていう感じかな」
「まぁ、どの選択肢においても注文住宅は、マンションのようにモデルルームもなけりゃ、建売りのように現物を見ることができないから、出来上がるまでどうなるかわからないことが最大のデメリットじゃないかな。
それを大金で買うんだから、本当に大きな決断が必要だと思う!」
「それって、めちゃめちゃ大きなカケじゃないですかっっ(汗)
出来上がって、こんなんイメージと違う!とか、こんなはずじゃなかった〜!って、できてからしかわからないなんて怖すぎる!
なんとか対策はないんですか!?」
「ひとつは、見学会などにたくさん足を運ぶこと!
そこでしっかりその建築会社のテイストが自分たちにマッチしているかなど、イメージを膨らませることが大事だね」
「イメージ力を養うってことですね」
「その見学の際にもうひとつ必要なのは、何帖とか、何坪とか、その広さを体感すること。
実際の広さ感って、紙の上ではがわからないと思うから、いろんな物件を見ることで、体感・実感することは有効だと思う。
そうすれば、自分たちが住みたい家は、どれくらいの広さが必要か?などおのずとイメージができてくるはず」
「イメージ力、見極め力…そして決断力。
しかし、そもそもそれを見極めるためには、結局何を基準にするか?ってことが大事になってくるよね」
「だからこそ、とことん勉強が必要だってことですよね!!」
「Hちゃん、成長したね…(泣)
そんな時間をかけてでも自分の考えた家を建てたい!っていう人や、家づくりに参加して楽しみたい!という人には、ぜひとも妥協なき家を創るっていう夢を叶えてほしい!」
「こうしてみていると、やっぱりこだわりいっぱいの大好きな家に住みたいなぁ…。
よし!私も思い切って、注文住宅で家創りにトライします!
まずは、土地探しですよね!ちょっくら、何軒か不動産屋さん回ってきまーす!」
「あっ!ちょっと待って!
土地から探したらダメ!早まるなー!!」
注文住宅に向いている人はこんな人
1. ライフスタイルのこだわりを極めたい!叶えたい!という人
2. 家づくりに妥協したくない!という人
3. イチから考えることがじゃまくさくない。むしろ楽しい!という人
4. 立地条件が一番ではない!という人
▶第2回:ぶっちゃけ、マンション一択!?
縁・創建工房
大阪府寝屋川市萱島東3丁目18-8
072-814-7207
「ひらつーの記事を見た」とお伝えいただくとスムーズかと思います!
・縁・創建工房(公式サイト)
・see-saw(公式サイト)
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