枚方つーしん×映画「オカンの嫁入り」呉美保監督インタビューの2回目です!
今回は原作小説(咲乃月音「さくら色 オカンの嫁入り」)を映画の脚本に作り替える上で監督が考えたことについて聞いています!
インタビュー(1)はこちら。
©2010「オカンの嫁入り」製作委員会
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カズマ@ひらつー:原作は月子が心で考えている”話し言葉”に近い体裁で書かれていましたが、映画の脚本として作り替える際に難しかった部分はありますか?
呉美保監督:そうですね、原作は主人公・月子の一人称で、文章も結構ベタベタな関西弁なんですね。原作の方が、今回私が映画で描いた月子より、もっとほんわかというか穏やかなんですね。お母さんが若い男を連れてきて最初は戸惑うけれども、「まー、でもお母さんのことやから」みたいにわりとすぐに彼を受け入れるんですけども、だからこそ彼との確執もなく、彼の過去のいろんな話を月子が聞いていくことで原作は一人称で成立しているんです。でも今回は「お母さんのことが好きだからこそ素直になれない」っていうのを描いた方がいいのではないかなというのと、やはり最後はきちんと命というテーマで描きたかったので、あえて母と娘の距離感を変えたというのはありました。
(3)へつづく
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さらに今回は、先日行った『枚方つーしん×シネプレックス枚方「オカンの嫁入り」試写会』の当選者の方からいただいた今回の映画への感想をご紹介します!
☆お名前 嫁入り20年のオカン さん
『おもろうてやがて悲しきは、大阪の舞台の定番。
そんな映画でした。
悲しきは嘆き悲しむ悲しきではなく
裏にある暖かな人情に泣き笑い。
白無垢のシーンでさえ・・・京阪電車や牧野駅の映像がどんなのかと気になっていましたが
良くも悪くも「ブラックレイン」
それがやっぱり色んなものを抱えている大阪なのかな。』
嫁入り20年のオカン さん、感想ありがとうございました!
■関連リンク
撮影してたときの牧野駅の様子 その1 その2 枚方つーしん
オカンの嫁入り公式サイト
@okannoyomeiri オカンの嫁入り公式Twitter
シネプレックス枚方