枚方つーしん×映画「オカンの嫁入り」呉美保(お・みぽ)監督インタビューの5回目です。ここからいよいよ枚方での話になりますよ!牧野駅を選んだ理由について伺いました!これまでのインタビュー (1) / (2) / (3) / (4)
牧野駅近くでの撮影風景。ダウンジャケットを着てるのが呉監督。
©2010「オカンの嫁入り」製作委員会
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カズマ@ひらつー:今作では、京阪電車・牧野駅をロケ地として選ばれていますが、牧野駅、牧野周辺以外の候補もあったんでしょうか。
呉美保監督:ありました。いろいろ見ましたね。まず、どの沿線にしようかというところから始まって、関西は阪急、阪神、京阪、他にも京都の嵐電とか、たくさんありますよね。いろいろ探した中で、京阪電車のボディーの感じがすごく私はこの映画の世界観にしっくりきてるなって感じたので、京阪電車さんにお願いしました。
カズマ:あの緑の感じですね。
呉監督:そうですね。ボディーの緑の感じ、車内の雰囲気・車内から見た風景などがピッタリでした。その次にどの駅にしようかという話になった時に、こだわりとしては凝った駅の外観とかではなくて、どこにでもあるような、そこに意味を持たない佇まいの駅がいいなと思って。あまり大きすぎず、だからといって小さすぎず・・・。あともちろん、スタッフやエキストラの数も多いですし、撮影車を停められるかといった周辺の環境も含めて製作スタッフと相談して、牧野駅が最後に絞られたという感じです。
カズマ:映画全体として、牧野駅のシーンは結構多かったように感じたんですが。
呉監督:そうですね。ホームのシーンはもちろん、月子と陽子が自転車で二人乗りするシーン、ハチの散歩で過去の回想に入るシーンなどを撮影しました。
カズマ:あの景色の良い公園は違いますよね?
呉監督:公園は京都ですね。牧野では他に駐輪場のシーンも撮影しました。
カズマ:そうでしたよね。枚方市民としては「このシーンはあの場所では!?」といろいろ地元の場所を考えながら観ていました(笑)
呉監督:実は私にも枚方出身の大学の友人がいるんですが、この前試写で作品を観てもらったら、「びっくりするぐらい地元やった!」と言われて、枚方の人はやっぱりみんな分かるんだなぁって思いました。
カズマ:観てたらわかりますね。あれはあそこだ!ってなりますね。
呉監督:町起こしになりましたかね(笑)
カズマ:そうですね(笑) 町起こしになっていると思います!
(6)につづく
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いかがでしたか?
いろいろ検討した結果、牧野駅周辺が監督のイメージに合ったんですね!
ついでに。
■関連リンク
枚方で撮影された映画は枚方の映画館で見ましょう!
・撮影してたときの牧野駅の様子 その1 その2 枚方つーしん
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