京阪電鉄がタクシー関連事業から撤退するそうです。
■京阪がタクシー事業撤退 福岡の第一交通に7社売却 47NEWS
京阪タクシーなどタクシー関連事業の会社の株式を売却するそうです。売却先は福岡の第一交通という会社。過去3年間赤字続きだったことから黒字化を諦めたとのことです。詳しくは記事を見てみてください。
タクシー事業から撤退といってもこれからも売却先が運営するので、たぶん僕たち利用する側からすればタクシーの名前がかわるぐらいの変化しかないと思います。
京阪の公式サイトにはタクシー事業の詳しい収支状況が掲載されていました。
■子会社株式の譲渡に関するお知らせ(PDFファイル)
京阪タクシーの売上高と経常利益(カッコ内)を見てみると、
平成20年 18億2100万円(マイナス2000万円)
平成21年 16億3100万円(マイナス5100万円)
平成22年 13億2100万円(マイナス4100万円)
下がりまくりですねー。
タクシー事業売却のニュースとともに、来年から数年間で京阪電車のダイヤを改正し運転本数を減らすというニュースもありました。まだ検討中らしいですが交野線や宇治線などの本数を減らす方向のようです。ニュースは日本経済新聞のサイトのものだったんですが日経は記事にリンクはっちゃいけないらしいので気になる方は検索して探してみてください。
あと先日京阪電鉄がHMV渋谷店跡の運営を受託というニュースを紹介しましたが、不動産事業をもっと伸ばすべくさらに淀屋橋駅にあるオフィスビルを取得したそうです。
■「淀屋橋」駅直結のオフィスビル 「東京建物大阪ビル」(信託受益権)を取得しました(PDFファイル)
伸ばしにくい運輸業はコスト削減で利益を出すようにし、不動産事業を伸ばすよう力点をおいて事業のバランスを取ろうとしてるのがよくわかりますね。
ちなみに京阪の中期計画における重点地域は『中之島、京都、くずは』です。
■京阪グループ中期経営計画「ATTACK 2011」(2009~2011 年度)の 修正について(PDFファイル)
関連リンク
京阪電気鉄道株式会社 公式サイト