アンダーグラフ・真戸原直人さんにインタビューしました<前編>独自レーベルのこと。新曲に込められた『枚方』のこと。

枚方出身のバンド、アンダーグラフが自身のレーベル「Acorn Records(エイコーンレコーズ)」を立ち上げ、4月27日にはレーベル初のミニアルバム「花天月地」が発売されました。そして7月27日には早くも2ndミニアルバム「蒼の時」がリリースされます。

去年(2010年10月10日)枚方市民会館で開催されたライブや、プレイベントとして行われたフリーライブなどでは枚方つーしんも協力させていただいたので、そのコネでインタビューさせてもらえるんじゃないかと思いまして(やらしい)、お願いしてみたらすんなりOKいただいたのでいろいろ聞いてきました!

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大阪に帰って来られてたので枚方でインタビューさせていただきました。せっかくなので枚方市駅をバックに撮影(笑)

独自レーベルのことやミニアルバム「花天月地」の話はもちろん、音楽雑誌とかだったら読めないようなひらつーならではの枚方マニアック話も聞いてますのでぜひ読んでください! ではどうぞ~。

カズマ@ひらつー(以下、) 市民会館のライブからもう半年ですね。

真戸原さん(以下、) ほんとあっという間で。

 今回新レーベルからミニアルバムを出されたとのことですが…

真 はい。

 いきなり「枚方」の切り口から入りますけどよろしいですか?

真 どうぞ(笑)

 ありがとうございます(笑)アルバムの中に枚方の要素がちょっとでも入ってる曲ってありますか?

真 枚方のことですか? 「三日月の長雨」という曲があるんですけど、それはデビュー曲「ツバサ」の中の「見送る人」を歌ってるんですよ(→ツバサの歌詞)。 ツバサという曲自体が国道1号線に抜けていく道をイメージしてたんで、枚方ですね。

 (歌詞カードを見ながら)どこか「明らかに枚方やん」っていうワードは入ってないですかね?

真 明らかにですか(笑)手を振ってるところはツバサとつながってますね。

 おおー、そうですね!あとはこちらで「この部分は枚方のはずだ」とか勝手に解釈します(笑)

真 はい(笑)

 あと「サンザシ」のPVもストーリーがあっていいですよね!

真 ありがとうございます!

真 このPVは脚本も書かせてもらったので自分たちの血が通ってます。

 へぇーそうなんですね。脚本は以前からやりたかったんですか?

真 やりたかったですね。パペットアニメもやりたかったですし。中身を誰かにまかせるぐらいやったら、もうひとつのストーリーというものを自分で描きたいなと。

 曲だけじゃなくて映像も作りこみたいと。

真 そうそう。

 「花天月地」の曲はそれぞれが季節になってるんですよね。

真 そうですね。六季がテーマで、春・梅雨・夏・秋霖・秋・冬。日本人が聴いて懐かしいと感じるメロディーを追求したので。

 日本の風景だとか季節をイメージしてるんですね。

真 そういうイメージのものが作りたくて。「サンザシ」はおばあちゃんの世代の人が恋をしてたときの思いなどを歌にしてるんですよ。あと花天月地の花といえば僕にとっては市立高校の坂上がってくところ(→地図)ですからね。あそこはホントきれいです。

 ご自身のレーベルから出されるということなんですけど、レコード会社から出すというこれまでの形とはどういうところが違うんですか?

真 出し方を自分たちのペースで全て決められるということですね。例えば枚方限定の曲を枚方で出そうとか。配信でやろうとか。

 なるほど。

真 事務所としても初めてのことなので手探りで模索しながらですけど、自分たちだけでどれだけやれるかやってみたかったんですよ。

 新レーベルで次にこれをやってみようと思ってることはありますか?

真 今回は「日本」をテーマにして、日本人の心の強さや美しさをテーマにして音作りなどしてたんですけど、まだ模索しながらだったので、もうちょっと追求してやってみようかなと思ってます。次に出すものに関してはしばらく同じ感じでやりたいですね。

 日本をテーマに。

真 そうですね。「日本」とか「日本人」とか。震災もあったし、いろんなものを乗り越えていく強さというのをあらためて創っていきたいなと。

 やはり東日本大震災には影響受けましたか?

真 もう影響を受けずにはいられない状況でしたよね。自分の無力感も強く感じたし、家が停電になって阪神大震災のときよりもリアルに生活にすごい影響があるし、僕もその頃より年齢を重ねてるので何かやらなくちゃいけないなと思いました。

 チャリティーの活動もされてるんですよね?

真 今はLOVE FOR NIPPONという活動に参加して物資集めたり、チャリティオークションでメンバーの私物オークションをやったりとか、印税を復興支援金に回したり。

 そういうこともあって日本がテーマなんですね。

真 そうですね。

 テーマを決めて作るってことはあまりないんですか?

真 曲が揃ってきたときにミニアルバムを出すことになったんですけど、わりと季節のことをうたってるものが多くて。今回は導かれるようにして作ったという感じですね。

 テーマを「決めた」というよりは「決まった」という感じなんですね。

真 アンダーグラフは洋楽にあこがれてカッコいいのを出そうっていうバンドじゃなくて、「日本語」とか「日本人として」みたいなものを出すほうが自分たちにとっては出し易いんじゃないかなと思って、そうメンバーと話をして。使う音とかもメンバーと話しながら決めました。

 それぞれのパートはどうやって作っていくんですか?

真 基本的にはメンバーが自分で。方向性だけ決まれば、そこからみんなフレーズを集めてくるんですよ。それを聞いてバランスが悪くなければ。これでいこか、みたいな。

 曲を考えて、メンバーに初めて伝えるときって緊張します?

真 しないっすね(笑)ただ自分の出来栄えの良さは「いいのできたで」とかは言わないようにしてます(笑)

インタビューはまだまだ続きます!
最初っから枚方の話をしてますが、まだここからどんどん枚方っぽくなっていきますよ~。お楽しみに!

関連リンク
UNDER GRAPH OFFICIAL SITE
Acorn Records(エイコーンレコーズ)

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