枚方市が発行している「広報ひらかた」とのコラボ企画「ひらつーしらべ」第2回の結果発表です!
今回の質問は、「来ない」という意味の言葉を使うとき「こーへん、きーひん、けーへん」のどれを使いますか?というものでした。
今回の回答数は663件!ややこしかった前回の「デートの思い出」に比べてかなり多かったです(笑)
ではまず枚方在住・枚方以外在住の人を全部合わせた回答結果から。
↓
※複数回答なので合計すると663件を超えます。本当は2つ回答した人は0.5ずつというようにカウントしたほうがいいのかもしれませんが面倒くさいのでご勘弁ください。
「こーへん」が43%と一番多くなりました!
きーひん → 京都弁
けーへん → 大阪弁
こーへん → 上記に関東の「こない」が混ざったもの
だそうなので、元々の方言よりも標準語に近づいてることがわかります。「きーひん」と「けーへん」では「けーへん」の方が多かったのは一応枚方も大阪だという体裁を保てたでしょうか(笑)
もっと大阪市内よりの市町村や、八幡市あたりだとどうなるんでしょうね。
回答者のうち枚方に住んでる人が83%。
全回答者のうち枚方出身の人は61%。
年代は1970年代、つまり34~43歳ぐらいの人が最も多かったです。
そしてここから下は「枚方在住」と答えた人だけで集計した結果です!
枚方在住の人だけで全体を集計した結果は以下のようになりました。
1位 | こーへん | 320件 | 43.7% |
2位 | けーへん | 236件 | 32.2% |
3位 | きーひん | 144件 | 19.7% |
4位 | こん | 10件 | 1.4% |
5位 | こやん | 8件 | 1.1% |
– | その他 | 14件 | 1.9% |
%で見ると、枚方以外在住の人も含めたものとほぼ変わらないのがわかるかと思います。「枚方以外在住」と言っても、ひらつーを見ている人は枚方出身の人が多いからですかね。
で、おもしろいのが以下の表です。生まれた年代別に分けて集計してみた(しんどかった)ところ、年代によって明らかな違いが出ました!
↓こちらが数
↓割合で見たほうがわかりやすいです
年代が最近になるにつれて「きーひん、けーへん」がどんどん減っていって、「こーへん」が増えているのがわかります。「こーへん」が1位になるのは1970年代生まれから。1940年代生まれと2000年代生まれは回答数が少ないので参考程度ですが、それでも一応同様の傾向は出てますね。
時代が進むにつれて新聞・ラジオ・テレビ・インターネットなどのメディアでみんな同じ言葉を目にし耳にする機会がどんどん増えていった結果、元々の方言が崩れて混ざっていったのだと思います。
ちょっと「おや?」と思ったのが、1990年代生まれの回答に「こやん」がけっこうあったことです。そのため「その他」が15%になってます。和歌山あたりの言い方だと思うんですが、今回のアンケートだけたまたまそうなったのか、語感がかわいらしいから実際に増えてるのかちょっと気になるところです。確かにたまに耳にする気はします。
あと、質問の時点では出身中学校も聞いてたんですけど、見事にバラバラになって各中学校の回答数が少なくて傾向はよくわかりませんでした(笑)
以上、こんな感じです。回答していただいた皆さんありがとうございました!
今回のアンケート結果は「広報ひらかた」の平成25年9月号にも載ってます!各家庭への配布は28日から始まってるそうなのでぜひ手にとって見てみてください!