私事ですが、先日おさや@ひらつーの祖父の法事がありました。
祖父が亡くなったのはもう十何年も前のことなんですが、あんなことがあったなぁと、大好きだったおじいちゃんのことをいろいろと思い出して、いい歳してぼろぼろと泣いてしまいました
親戚もたくさん集まって、昔の話をしたり。なかなかこういう機会がないとみんな集まらないので、めんどくさいけどきっとこういうつながりを続けていくことも大事なことなんだろうなと思ったりしました。
さて、前回に続いて、株式会社セレ・ナスの枚方飛翔殿で、葬儀について今まで気になっていたことや不安に思っていたことをいろいろ聞いてきました
今回はその②
場所の詳細は前回の記事をご覧ください。
↓地図ではこちら。
それでは、今回も「1級葬祭ディレクター」の津熊さんにいろいろとお話を伺っていきます津熊さん、よろしくお願いします。
○友引に葬儀をしてはいけないのでしょうか?
友引というのは六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)という中国の考え方のようです。六曜は仏教とは無関係ですので、仏教的な観点からいうと友引の葬儀は問題ないそうです。枚方市内の火葬場、「枚方市立やすらぎの杜」も友引の火葬をしております。しかし、友引の葬儀は文字通り、「友を引く(不幸が続く)」という迷信が有名になってしまっているので、葬儀を控えられる方もいらっしゃいます。
○親から「葬式はしなくてよい」と言われていますが意思を尊重すべきですか?
尊重するべきだとは思いますが、葬儀は遺族のためのものという側面もあるので慎重に考えるべきです。もし、故人に交友関係の有る方がある程度いらっしゃる場合、葬儀をされないとお別れの場が無くなることになってしまいますので、葬儀は残された方のためでもあります。
○家族葬とはどんなものですか? 形式が決まっているのですか?
○家族葬を行う際に注意することはありますか?
通夜葬儀の日程を会社の忌引きや学校の欠席などでどうしても伝える必要がでてきますが、葬儀の日時を聞いた方の心情としてはお参りをしなければいけないと考えますので、必ず「家族・親族のみで行うので一般の関連の方の会葬は辞退する」という旨をしっかり伝えることです。
○葬儀に参加する人数の予想の仕方はありますか?
これは難しい質問ですが、地元地域との交流が多い方(例えば、自治会の役員、PTA関係、お子さんが少年野球チーム、ボーイスカウトに所属等)は地元との繋がりもあるためお参りの方も多い傾向にあります。地域によって顔見知り程度でも葬儀に参列するような地域もありますし、その逆もありますので、これは難しい質問です。
○お返しの品についてですが、「会葬御礼」と「香典返し」は違うのですか?
参考に、「お香典」の意味についてはこちら。(※クリックで拡大)
○枚方市内での料理などのふるまい方の習慣を教えてください。
市内でも地域差が少しありますが、一般的なのは通夜後に親族のみで通夜食をして、葬儀当日にも仕上げ料理として親族のみでする方法です。関東では一般の方を食事に招待することが比較的多いようで、葬儀費用の中でも食事代のウェイトが関西より大きいようです。
○無宗教で送ることは可能でしょうか?
はい、もちろん可能です。ご遺族の考えた自由な式次第で送ることが可能です。注意するべき点は、仏教の場合に頂く戒名が無い、四十九日という期間や概念、法要という概念もないことです。また、故人の親族からも理解を得ないと後々から戒名が無い点など言われごとをする場合もあるので、慎重に決めるべきでしょう。葬儀はやりなおしのきくものではないので、後悔のないようにしたいものです。
○親族や関係者への連絡は、いつしたらよいですか?
ごく近しい方へは、臨終間際~直後には連絡をいれます。それ以外の方へは葬儀の日時を葬儀社のスタッフと打ち合わせをして決めてから連絡していきます。火葬場の予約時間や僧侶の方の都合等も関係してくるので、自分勝手に「通夜は18時にしよう」と決めたりして連絡をしたりしないようにしましょう。間違った時間が伝達しても困りますので、打ち合わせを経て時間決定後に各方面へ連絡をしていきます。
○お寺など、宗教者への連絡はどのようにすればよいですか?
電話連絡で大丈夫です。まずは亡くなった旨を伝えて、通夜葬儀の日時を打ち合わせしていきます。
○お葬式には必ずお坊さんをお願いしなくてはいけませんか?
故人・家族の信仰する宗派、宗教にそって決めるべきでしょう。例えば、家のお墓がお寺の中にあったりする場合は必ずそのお寺に一報するべきでしょう。
○喪主は誰が行うのが良いでしょうか?
最も近いご家族です。夫婦なら連れ合いの方や、子供でしたら長男・長女(長女のご主人)などが務めることが多いです。
○喪主の挨拶や弔辞では、どんなことに気を付けたらいいですか?
参列される方に向けての挨拶ですので、お世話になった旨と、残された家族を今後ともお願いしますというお気持ちが伝われば良いと思います。例文もご用意してますので参考にしていただけます。
○火葬する期限は決まっていますか?
期限ではありませんが、死亡後24時間以内は火葬できない決まりになっております。
○自宅の庭に散骨をしても問題ないでしょうか?
○枚方市での市役所への手続きについては具体的にどのようにすればいいですか?
○死産の場合の葬儀はどうするのでしょうか?
○故人の口座が凍結されると公共料金の引き落としはできませんか?
はい、引きおとし関連は全てできません。
○葬儀のお手伝いをしてくれた方へのお礼はどうすればよいですか?
持ち帰りのお寿司を手渡したり、時間の都合がつくならば通夜・葬儀の食事の席に招待したりします。もしくは、葬儀が終わってからお菓子などの品物や商品券などを渡すこともあるようです。
○お墓がない場合どうすればよいですか?枚方市の場合の具体例を教えて下さい。
お墓を新たに設け、そこに納骨します。跡継ぎの関係などでお墓を作らない場合は納骨堂やお寺に預けたりする場合もあります。お付き合いのあるお寺に相談してみるのも良いです。
○近しい親族でお通夜もお葬式も出る場合は自宅に泊めた方が良いか、可能なら日帰りで、翌日改めて来ていただく方が良いか教えてください。
○葬儀を自宅で行うのと、葬儀場で行う場合の違いはなんですか?どういう場合に自宅でも行えますか?
自宅に特に愛着がある場合などはご自宅で葬儀を希望する方もおられます。しかしながら、会葬に集まって来られる方の駐車場確保や、手洗いの問題や、僧侶の控室や親族の控室等で隣家・近所の手伝いや協力が必要になる場合が多いです。自宅での葬儀をお考えならば、そのあたりの問題は少し考えておきたいですね。
○その他、親戚が亡くなったときに知っておいた方がよいことがあれば教えてください。
受付のお手伝いなど、お手伝いができることがないか確認してみるのもよいでしょう。後は、出席側の人数を明確にすると、遺族側が助かります。(食事や式場の席の用意等々)
○一人暮らしの場合、死亡したらお葬式はどうなりますか?
一人暮らしの方の大きな問題は亡くなられたのに気付いてもらえない事です。完全に誰との縁がない方の場合は市町村や自治体で葬儀をだします。多くの場合は出棺のみのお式となります。
○セレ・ナスさんの葬儀内容の選び方・費用例・料金プランについて具体例を教えてください。
・費用について(葬儀)
・葬儀プラン例
(※クリックで拡大)
○葬儀場のポイント会員には複数入ってもいいものでしょうか。1つだけにするべきでしょうか。
大丈夫だとは思いますが、積立金制度の会員制の場合は、利用しなかった場合に解約に時間がかかるのと積立額が満額返金されない場合が多い点に注意してください。「セレ・ナス 枚方飛翔殿」の会員制度「サリエクラブ」は無料会員制度になっておりますので、ご負担になりませんのでいざという時の備えにご安心して入会頂けます。
○自分の葬儀のためにいくら程度用意しておけば良いですか。
どのような葬儀を希望されるかにもよりますが、
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が負担総額となりますので、事前に葬儀社に見積もりをとってみるのも参考になると思います。
○その他、可能なら自分の葬儀のために予め用意しておいた方が良いことはありますか?
「遺言書」を作ることです。自分の残した財産で残された家族・親族が揉め事に・・・などはよく聞きますよね。その心配を払拭できるのが遺言です。自筆での遺言は開封の仕方や書き方によって法的効力がない場合もありますので、行政書士等の専門家に相談して公正証書遺言を作られるのが良いです。セレ・ナス 飛翔殿にご相談いただければ提携している法務事務所もございます。費用も数万円程度で済むと思います。
セレ・ナスさんではこのような準備シートも用意されています。もしものときに、残される人にとってとても貴重な物になりますよね。
○お通夜からお葬式にかけての夜、親族が葬儀場に泊まることが出来ますか?
○お葬式中の食事の段取りはしてもらえますか?
○初七日や四十九日などあとの法事のフォローはしていただけますか?
(※クリックで拡大)
○駐車場の広さ、送迎バスの有・無を教えてください。
いかがでしたか?私自身も誰に聞いたらいいのかわからなかったことを教えていただけて、とても勉強になりました「葬儀は残された方のためでもある」という言葉が印象的でした。津熊さん、今回もためになるお話、ありがとうございました
お話を伺った後で、家族葬用の会場を見せていただいたので、続いてご紹介します。
こちらは「家族葬」用の「瑞鳥(ずいちょう)」という式場。(25名様収容)
家族葬は近年増えてきていて、半分くらいの方が家族葬を選ばれているそうです。聞いたことがある方、興味をお持ちの方も多いはず。
会場への入り口は2通りあります。
エントランスホールの方からも入ることができるのですが・・・
外から直接入ることができます。いかにも葬儀場!っていう感じがなくてお家のようですね。
どういうつくりになっているかというと・・・(※クリックで拡大)
ひとつにつながっています。
ロビーにはソファとテーブルがありますので、打ち合わせもできます。
故人を偲ぶ思い出の品をおけるスペースがあります。ここに遺品や思い出の品、写真などを並べられる方が多いそうです。
思い出の品々を眺めながら、さまざまな話をされることも。
こちらが式場。広すぎなく、落ち着いた空間です。親族・親友だけであたたかいお見送りができます。
祭壇。ここには故人の写真、そしてたくさんのお花が並べられます。
客席の様子。約25名が座ることができます。
先ほど右側に見えていた食事のお部屋。食事の段取りもスタッフの方がやってくださいます。
親戚が集まってゆっくりくつろいだり、打ち合わせをすることができます。宿泊される方は布団も用意していただけるのでこの部屋で就寝することができます。
専用のトイレや洗面所、お風呂も完備。津熊さんに伺ったところ、現在は約半分の方がお通夜とお葬式の間に宿泊されるそうです。
前回の記事でも書きましたが、宗教や地域性の違いがあるので一概に言えないこともあり、今回ご紹介できなかったこともありますが、セレ・ナスさんでは普段から個別に相談を受けていただくこともできますし、定期的に相談会を開催されますので気になることがありましたらぜひお問い合わせください
「株式会社セレ・ナス」
(おさや@ひらつー)