今回は先月9月9日(日)くずはモールにて行われた枚方寝屋川消防組合による、
救急の日イベント
にタクワン@ひらつーが行ってきたのでその様子をお届けします〜
9月9日は「救急の日」!枚方寝屋川消防組合では9月9日(日)〜15日(土)までを救急医療週間と定め、救急医療に対する市民の正しい理解と認識を深めるために今回のイベントを開催。
ちなみに毎年行われているイベントで、場所はくずはモールか寝屋川にあるビバホームかのどちらかで年度ごとに交互に開催されているそうです。
そもそも、救急の日のイベントって何するイベントなん?
ということで、早速お邪魔してきましたー!
イベント会場に入るとマットの上には隊員の方たちと、その隊員の方の話を聞く参加者の方が。
そう。今回のイベントでは、いざという時のための対処法を救急隊員の方々から直接学べるイベント。AEDの活用法や胸骨圧迫方法など、普段なかなか教わる機会が少ない救急の対処法について学べます。
来ている方はお買い物途中に立ち寄られている方がほとんどで、若い世代から家族連れの方など幅広い年代の方々が。
説明を聞くだけではなく、実際に実践しながら学んでいきます。
折角なので私も胸骨圧迫の仕方を教えてもらいました!
実践するのは初めて。こんな私でも出来るんでしょうか…(どきどき)
まず傷病者を見つけた時の対処としては、慌てず下記の流れを行います。
(2)声掛けをして反応を見る(何回か声掛け。徐々にトーンをあげて声をかけてあげると良い)
(3)周りに人がいれば人を呼び、状況に応じて119番通報。
(4)傷病者が呼吸をしていない、もしくは呼吸をしているかわからない場合は胸骨圧迫を開始。
胸骨圧迫をする際は固い地面の上で行うのが良いそう。マットレスなどの柔らかいものの上で行うと傷病者の身体ごと沈んでしまい、うまく圧迫する事が出来ないそうです。
圧迫する箇所は胸の真ん中が目安。(鎖骨からみぞおちまでの真ん中あたり)
片方の手のひらの付け根(手首に近い部分)を傷病者の胸の真ん中にあて、もう片方の手を重ねて組みます。
圧迫するときは腕を曲げずに身体と垂直に伸ばします。そうすると、自然と身体が前のめりになるような体勢に。
手のひらの付け根に力を加えるような意識で、傷病者の胸が少なくとも5cm(5cmの長さは単3電池1本分の長さをイメージ)ほど沈むよう1分100回〜120回を目安に圧迫します。もしもしかめよ、かめさんよ〜♪の歌のリズムで行うと良いそうです。
赤ちゃんの場合は両手の圧迫では強すぎるため、指を2本当て胸の厚みの3分の1の深さを目安に圧迫。小児の場合も同じ深さを目安に体格に応じて両手や片手のどちらかで圧迫します。
実際に成人の場合で胸骨圧迫をしてみましたが、率直な感想としては結構しんどかったです!!
心肺が蘇生するまで続けると考えると、一人の力で続けるのは相当な体力がいるなと感じたので、「最初に人を呼んで」という意味を切実に実感しました…。
体験してみないと、やっぱり分からないものですね。。
大人だけではなく子どもたちも実践していました!
こちらは「あっぱくんライト」という心肺蘇生のトレーニングツール。ハートの部分を適正の強さで押すと音がなる仕組みです。
隊員の方に押し方を教えてもらって、音がなるまで押し込みます。子どもたちにも楽しんく学んでもらえるようにと隊員さんたちの工夫が見えます。
途中、消防組合のキャラクターも登場。
左が「消子ちゃん」、右が「消太くん」でして、
ちゃんと後ろに分かりやすく名前が書いてありました(笑)
登場するや否や大人気で家族連れの方が一緒に写真を取る場面も。
他には実際の隊員の方が着ている救急服を、
子どもたちが実際に着て写真撮影が出来るなど、楽しい企画も盛りだくさん。
知識をちゃんと身につけながらも、家族一緒に楽しめるイベントになっていました♪
(モニターでも救命の流れを解説中)
救急車を呼んでから実際に来るまでには、枚方市では平均7分ほどかかるそう。その間に自分が出来ることを事前にしっかり知っておくことは大事だなと改めて感じられた1日になりました。
参加されているみなさんも「こういう時はどういう対処をしたら良いですか?」など積極的に隊員の方に質問されていて、日々の暮らしに役立てようとする姿勢がとても素敵でした。
「もしも」の時に自分が適切な対応をとることで助かる命がひとつでも多くなるということ。
今回学んだ経験を生かして私もしっかり行動に移していきたいと思います!
みなさんはいざという時の救急の対処法を知っていますか?
救急の日のイベントでは無料で対処法を体験できるので、気になられた方はぜひ来年参加してみてはいかがでしょうか!
以上、救急の日のイベントレポートでした!
咄嗟に起こることが多い病気やケガなどの症状。もし病院に行くのを迷ったときや、応急手当の仕方が分からない場合は救急車を呼ぶ前に#7119 /救急安心センターに問い合わせてみるのもおすすめです。
救急安心センターでは病気やケガの症状を把握した上で、緊急性などを判断。
相談内容に緊急性があった場合は直ちに救急車を出動してくれ、そうでない場合は応急手当ての方法や医療機関についてのアドバイスなどを行ってもらえます。「もしも」の時に覚えておくと安心ですね。