今企業でも注目を集めているリモートワーク。今回のレポートではとことんリモートワークの魅力をお届けしますよー
2人が体験したのはこちらのイベント↓
(特設サイトはこちら)
「時間と場所に縛られない!リモートワーク体験セミナー!!」
そもそも「リモートワーク」って何?という方の為にまずはこちらの動画をご覧ください↓
クラフトボスのCMなんですが、動画に出てくるオフィスの働き方こそがまさにリモートワーク。直訳すると「遠隔地で働くこと」という意味ですが、情報通信技術を活用し場所や時間にとらわれずに柔軟な働き方が出来るとして、今企業などで実際に取り組まれている制度です。
WEBDAデザインの岡田大誠(おかだひろなり)さん
「枚方 ホームページ制作」で検索1位のクリエイター。パソコンを触るのが趣味で、28歳の時ふとしたきっかけから職業訓練校にてWEBデザインの基礎を学びWEBの世界にハマる。その後、複数のWEB制作会社でWEBクリエイターとして勤務し2015年にフリーランスとして独立。
今回はリモートワークについてのお話と、実際にリモートワークを使ってグループワークに挑戦しました!ぜひ当日の様子を読んで感じていただけたらなーと思います
最初はリモートワークについてのお話を。岡田さんが話していたことを要点だけまとめてそのまま抜粋させていただきます
岡田:今日はお越しいただきありがとうございます。僕は岡田大誠(オカダヒロナリ)と言います。WEBデザイナーをやっています。
今日なぜこのイベントを開いたかというと僕がWEB関係のお仕事をしていてお客さんに会う中で、便利なITツールやサービスが全く活用されていないという現状をすごく実感していて。色んなお客さんのHPを見たりするんですが使えるツールやサービスが使えていないのがもったいないなと。
どうにかせなあかんなーと思っていた時にどんな人でも使うことが出来て、どんな人でも活用することに効果があって一番使いやすいものってなんだろうって考えた時に「リモートワーク」が思い浮かんで、今回のイベントを開催させていただきました。
上の動画を見てもらえましたかね?今リモートワークは企業でも浸透し始めているようです。職種にもよりますが会社に行く必要性はそこまでないんですね。
ここでリモートワークとは?という話になるんですけど…
情報通信技術(ICT)を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと
リモートワークはテレワークとも言われているんですが、リモートワークとほとんど同意義です。ただ政府やメディアなどはテレワークの言葉で使うことが多いですかね。
ちなみにリモートワークはこんな方におすすめです。
フリーランスなど組織に属せず個人で仕事をしている方
会社(仕事場)はあるけど別の場所で仕事をしたい方
従業員や雇用主などが遠隔地にいる場合
ブラック企業が増えたり残業・長時間労働、有給が全然消化されない…などなど様々な問題点をワークライフバランスをとることで改善しようと取り組んでいるようです。
2020年までの政府の目標としてリモートワークの導入企業数を2012年と比べて約3倍まであげようとしています。政府の目標ですよ。国も認めているんです。恐らくこれから会社員の人でも実際に導入されてくる機会が増えてくるんじゃないかな。
また雇用型在宅型リモートワーカー数(企業に所属しているが在宅勤務をする人のこと)を10%以上増やす、この2つの目標を掲げているみたいです。東京オリンピックに合わせて政府が浸透させたいと考えているようなんですね。
もしかしたらこれからご自身の会社で提案する機会もあるかもしれません。その時は先程挙げた企業をその時の提案材料にしてくださいね(笑)
インターネット回線など通信環境が整っているスペースが必要
向かない業種もある
OJT(研修)向きではない
評価が見えにくい、会社のルールの発生
勤怠管理の難しさ、情報管理の難しさ
ワークライフバランスの改善、時間の有効化
距離や移動時間などの心配が必要ない
悪天候や災害時に危険な通勤のリスクがない
全体のITリテラシーの向上
優秀な人材の確保・離職率の定価
コストの削減・企業のブランディング
ここまで話したところで必ず「さぼるんじゃないか?」と質問されるんですけど、僕の見解になりますがさぼるなんて問題はどうでも良いんです。
何故かと言うと特にリモートワークで大事なのは成果だから。仕事をさぼって労働しないけどちゃんと結果を出す人と、さぼらずに一生懸命やって成果がでない人だと後者の方が問題ですよね?この場合本人の問題だけではなく会社の仕組みや体制にも問題があると思います。
「長く時間をかける」=「仕事をちゃんとこなしている」という考え方があるから日本人は残業が多くなるんじゃないかなと思うんです。
リモートワークでは管理しすぎないことがポイントです。折角自分のペースでリモートワークを始めても企業の方から仕事中にカメラを常時起動して監視されたり、一定時間に仕事をしているかどうかのチェックが入ったりするのは嫌ですよね?
これでは心理的安全性(本来の自分を安心してさらけだせる場の状態や雰囲気)が損なわれて逆に生産性が落ちてしまいます。
あくまで時間と場所に縛られない、自分のライフスタイルに合わせて仕事ができる→生産性をあげるという点がリモートワークの狙いです。
それでは2割の労力で8割の成果を出す方法をお伝えしますね。リモートワークに使えるツール自体はめちゃめちゃたくさんあるんですけど、今回はビジネスチャットサービス「chatwork」とオンラインビデオ会議「appear.in」の2つをご紹介します。
chat work(チャットワーク)
(チャットワーク(ChatWork) | ビジネスが加速するクラウド会議室)
チャットワークの良い所は何より無料で始められるということ。メールの代わりにもなりますし、LINEのビジネス版だと思ってもらったら良いんじゃないでしょうか。
全体に共有しつつ、個人宛にメッセージを送ることが出来る(TO、REなど指定ができる)
過去のメッセージを編集・削除・遡れる
タスク管理で頼み事を明確化 (他の人にタスクの振り分けもできる)
セキュリティーがメールよりも安全 /迷惑メール・ウイルス感染などがない
絵文字がある
5GBまでファイルも送れるので、メールでは送れないようなファイルでも容量の大きい動画でなければ送れるんですよ。
(ちなみに枚方つーしんでもこのチャットワークを使って社内でやり取りをしています)
よくそれならLINEでも良いんじゃないかって言われるんですけど、LINEをビジネスツールで使うのはやめておいた方が良いです。
特にフリーランスの方はお客さんとのやり取りでLINEを使われている方も多いと思うんですが、リモートワークを使うメリットってライフワークバランスの充実なんですけど、私用と仕事がごっちゃになっちゃうんですよね。あと既読機能が厄介で、これによってレスポンスが低下したり、いらぬいざこざが起こったり…。
どうしてもLINEを使って連絡をとりたい場合はビジネス用の情報発信に適した「LINE@」でやりとりをすると良いと思います。
appear.in(アピアイン)
(appear.in – one click video conversations)
こちらも無料で使えるところが魅力的。画面が英語なのでちょっととっつきにくいかもしれませんが、URLを送信してそれをクリックしてもらうだけでビデオ会議が始められます。
ただちょっと問題点があってInternet ExplorerとSafariは非対応。Google Chrome推奨です。
他にもビデオ会議のツールはありますが、今回は一番始めやすいappear.inを使います。
画面共有ができる
品質が安定している
登録などが不要
(使用中のようす)
ビデオ会議ツールなので顔を見ながら話すことが出来るんですけど、顔は見せずに声だけ届けることも出来ます。ただ声だけでは伝わりにくかったりもするのでやっぱり顔を見て話した方がベストです。
また画面共有が出来るので自分の作ったプレゼン資料を画面上で相手に見せるなんてことも出来ますよ。
chat work(チャットワーク)編
絵文字は積極的に利用すべし。
ビジネスで絵文字を使うのはちょっと…と思われる方もいるかもしれませんが、使ったほうがうまくコミュニケーションが回せます。絵文字って結構どんなツールでも入っているんですよね。それくらい必要なものってことなんです。
その会話誰に対して?何の話をしている?
あとは誰に話しているのかを明確にすることも必要です。通常の会話よりも文章での会話になるので主語をつけたり、具体的に何の話をしているのかも書き込むと良いでしょう。
何かしら反応を示す
簡単なことでも良いので何かしら反応を示してあげると相手側も安心します。例えば外出しているなら「外出中なので後で確認します」や自分の意思表示など…。
appear.in(アピアイン)編
できるだけ顔出しする
前述にも述べた様に顔が見えたほうがコミュニケーションを取りやすいです。できるだけ顔を見せて話すようにしましょう。
オンライン会議ツールのチャットは履歴が残らない
オンラインビデオの会議ツールにはチャットの機能もついていて、ここでメッセージを送る機能もあるんですね。ただ会議中のメッセージや会話はビデオ会議を終了すると消えてしまうのでチャットワークと併用して活用するのがいいと思います。
参加人数が多い場合で自分が喋る時以外はミュートを使用する
会議の人数が多い場合や周辺の音がうるさい場合はマイクのミュート機能を使用すると良いです。そうすることでいらない雑音が減り、各々会話をしやすい環境をつくることが出来ます。
では実際に企業などでどう導入してもらうかですが、個人事業主の場合と会社員の場合に分けてお伝えします。
個人事業主の場合
最初に社員やお客さんに言っておくことがベストです。契約書に事前に盛り込んでおくとスムーズ。僕はお客さんには必ずチャットワークに入ってもらうようにしています。
会社員の場合
前述で述べた「働き方改革」の話をするのが良いと思います。企業にもメリットがあること、採用する際に必ず有利な条件になることなど…あくまでもお互いにメリットがあることを説明しましょう。その際、決裁権のある人に直接交渉をする方が良いと思います。
ここからは先程紹介されたツールを使ってリモートワークを実際に体験。リモートワークでグループディスカッションを行います!私タクワンがその時のようすをお伝えします!
まず同じグループのメンバーは各々別室に移動。それぞれ好きな場所で作業していると仮定してPCでしか会話ができない環境をつくります。
岡田さんから出されたグループディスカッションのテーマは下記の2つでした。
★きのこの山、たけのこの里どっち派か。その理由
★ITの活用で社会は(私たちの生活は)どのように変わっていくだろうか
このテーマをリモートワークでグループ内で話しあい、最後に結果を発表します。グループメンバーは全員が初対面!直接会うこともせずちゃんと結論がでるのかなーと内心ドキドキのタクワン。
いよいよスタート。写真で見ると写っているメンバーが同じメンバーのように見えますが、全員違うグループです(笑)
(実際の画面)
まずはチャットワークでやりとり。私のグループは「きのこの山、たけのこの里どっち派か」のテーマから会話が始まりました。それぞれどちら派なのかと好きな理由を記入。
個人宛にメッセージを発信したい場合は「TO」をつけてその人に発信しているよーということをグループ内のメンバーに知らせます。
思っていたよりも会話がスムーズに進んでいきます。誰が何を言っていたのか会話をたどることもできるのでとっても便利。時々会話と同じように話が脱線していくところも面白かったです(笑)喋っている時とあまり変わらないなといった印象。
会場ではそれぞれサポートのスタッフさんが付いてくれていて、やり方が分からない時などはすぐに質問をぶつけることが出来ました。
ビデオ会議を始める時はこんな感じ。イヤフォンをつけて(周りに相手の声が漏れてしまうので)、指定されたURLをクリック。
すると同じURLをクリックして入ってきた人のそれぞれの顔が同時に映し出されます。同じ場にいる訳ではないのにお互いの顔は見える…とっても不思議な感じ。
最初はお互いの顔が見えるので何となく気恥ずかしい雰囲気が漂いますが…(笑)徐々に慣れてくると、普通に会話をしているのと同じような感覚になります。個人的には、むしろ普段の会話よりもイヤフォンをつけながら聞くのでよりその人の声に耳を傾けながら聞くことができました。
最後にリモートワークで出した結果を全員の前で発表しました。はてさて、みなさんリモートワークで意見はまとまったのでしょうか?各グループで発表者を1名決めて発表していきます。
リモートワーク体験中のようすなども交えて出た結果を共有したり。
リモートワークでグループディスカッションを行ったのはわずか1時間。その1時間の間でどのグループもしっかりと他の方とコミュニケーションを取りながら、うまく結果をまとめられているなと感じられる発表でした
発表が終わった後は参加者全員でどのグループの発表が良かったかのアンケートを取り…
優勝グループには「森のチョコの木」(きのこの山、たけのこの里を足して2で割ったようなお菓子)が岡田さんから進呈されました(笑)(そしてちゃっかり景品を頂くタクワン)
私は直接会って話した方が作業効率が良いんじゃないか…と考えていた側だったので、チャットツールとビデオツールだけで作業がどんどん進むことが驚きでした!
リモートワークでのディスカッションの良さは、テーマ・話す目的が絞られること(文章で一気に複数のテーマについて打ち込むことは難しいですし、ビデオ会議も然り)。特に今回ビデオツールは初めて利用したんですが、顔を正面から見ながら話すので「より聞こう」という姿勢で他の方の意見を聞くことが出来て個人的にすごく良かったです!
誰でも好きな場所で、自由な働き方を。
もっともっとこういう働き方が社会に広がればいいなあと感じました。
グループワークでは、少ない時間で密度の濃い会議ができました。顔を合わせなくても、しっかりコミュニケーションが取れるリモートワーク、、、凄いです!今回の体験で使用した「チャットワーク」では、やり取りそのものが議事録にもなるため、会議後の確認や整理もスムーズ!まさに、「2割の労力で8割の成果」でした!
という訳で…、リモートワークの体験レポートいかがでしたか?
こんな働き方ができるなんて改めてすごいですよね!
リモートワーク前はみなさん初対面同士だったんですが、ワーク後にはグループ内で仲良く話をされていたのも印象的でした。リモートでも絆は深まる!
以上、ひらつーレポートでした!
■関連リンク
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