季節は梅雨真っ盛り!!
…のはずですが、なんだか晴れる日が多いですね。
どうやら梅雨には陰性と陽性があるようで、今年の梅雨は陽性なんでしょうかね?
(参照:気象庁のページ)
そんな梅雨の合間の6月8日に、枚方ではある気象現象が見られました
それが、こちら↓
(いま太陽の周りに円形の虹「暈(かさ)」がでてる【枚方フォト】より)
これは、「日暈(にちうん、ひがさ)」という気象現象です。
お日さまに「かさ」がかかった、なんていうやつですね。
前述の記事の中でこそっとパスが出されていたので、解説させていただきます。
晴れてそうに見えるけど、薄ーく雲がかかってる日ってありますよね。
そんな日に太陽を見上げると、丸い光の帯が見えることがあります
それが、「日暈」です。
この時、雲の中では何が起きているのでしょう?
雲の正体は、小さな氷や水のつぶつぶです。
気温が高ければ水、低ければ氷のまま浮いています
上空高いところでは、気温が低いので夏の時期でも氷だったりします。
夏に雹(ひょう)が降ることもありますもんね
で。
その雲の種類によって、氷の形がちょっと違うんですねー。
(雲のでき方や成長と関係しています)
今回出ていた薄雲は、おそらく巻層雲。
この雲、よく形の揃った六角柱の形をした氷のつぶつぶでできていたりするんです。
この形がポイント!
六角柱の氷の中を光が通って行く時に、屈折します。
これがあちこちの氷で起こった結果…
うまい具合に「太陽を囲む輪」のような形になって、私たちの目に届くんですね
こんな具合に。
で、すどんが記事で
「この時期には条件的に見えやすいとかがあるのかもしれませんね。」
と書いていましたが………なんと鋭い!!!
日暈は雲さえ条件が整っていれば比較的いつでも見れるのですが…
特に、「環水平アーク」は、太陽が頭上高くにある時にしか見えなかったりします。
ということは、一番太陽が高く上るこの時期が、出現しやすいんですね。
また、雲にも出やすい時期、出にくい時期があったりします。
雲を見ながら、季節を感じるのも粋な過ごし方ですね!!
雲の条件が整って、太陽が高い時に日暈が見えたら、もしかすると合わせ技で環水平アークなどの珍しい現象も出ているかも!!??
そう、一番太陽が高く上るのは、
「夏至(げし)」
です。
これまた二十四節気(にじゅうしせっき)の一つですね。
北半球に限りますが、この日が1年のうちで最も昼の時間が長い日になります。
夏至を過ぎれば、今度は日がだんだんと短くなってきます。
しかし、暑さはこれからが本番!!!
梅雨が後半に差し掛かると、そろそろセミの鳴き声も聞こえてくるかも。
みなさん、熱中症にはくれぐれもご用心
あ!
そうそう、最初に梅雨の話をしました。
今年の梅雨はしとしと降らずに、ドバッと降ることが多そうです
突然の雨や雷にも用心してくださいね!!!!
ほなまたー
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