八幡の新名神高速道路予定地に弥生・飛鳥・奈良時代の遺跡「美濃山遺跡」が見つかったようです。
上記リンク先に大体の内容がまとまっていますので、出土したモノの詳細等が気になる方はぜひ。
上記記事に載っていた説明会にいってきましたので、まずは遺跡の全景↓
(パノラマ撮影した現地。クリックで拡大できます)
地図ではこの辺↓
八幡京田辺ICの近くで、新名神高速道路はおそらくここから枚方市の方へ近づき、地下に潜っていくものだと思われます。
現在完成済の高槻JCT/ICと八幡京田辺ICを枚方を通って結ぶ予定の新名神高速道路。
枚方部分の完成は2024年の3月と予定されていまして、今回見に行ってきた美濃山からは枚方の地下をとおり、船橋で地上に出て高槻へと淀川を渡っていく予定。枚方市内にICはできない予定なので、乗るなら八幡か高槻からになりそうな感じです。
公式サイトによると記事作成時点の新名神高速道路のこの辺りのエリアの進捗は「測量調査」段階。
今回は埋蔵文化財の発掘調査とのことですし、説明会は新名神高速道路を作るにあたっての調査結果の発表的なもんでしょうか。
この美濃山遺跡では竪穴建物や掘立柱建物がたくさん見つかりまして、上記画像は弥生時代のものと思われる竪穴建物の分布状況。
今回の調査で見つかったのは弥生時代後期の西暦1年〜250年くらいの竪穴建物跡や、飛鳥時代や奈良時代(西暦600〜800年)の掘立柱建物跡など。
説明会では鍛冶などが行われていたであろうと、炭などで推測される焼土坑跡地や、
建物の柱があったであろう跡地などが紹介されていました。ちなみに竪穴建物はかやぶき感のある建物(→画像検索)です。
ここの発掘調査がすべて終わると、ここに新名神高速道路を作る工事が始まるのではないでしょうか。
調査期間は今年の3月上旬に終了予定ですし、工事の開始も近そうです。
新名神高速道路の枚方地区の工事も、着々と形になっていっている感じがだいぶしてきましたねー。
引き続き追っていこうと思います!
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※「丸いものには角がない」さん、情報ありがとうございました
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