先月から始まったお金のお悩み相談室!
こちらのコーナーでは、枚方の池之宮に事務所を構えるファイナンシャルプランナーの前田さんが、みなさんの家計の悩みにお答えします!
——
★10/27(水)、11/7(日)に女性のためのマネーセミナーも開催!
今回のセミナーでは、ふるさと納税の始め方、住宅ローンのお得な借り方(借り換え)、iDeCoとNISAの違い、老後資金・教育費の積立、資産運用の基礎知識など、お金に関するいま押さえておきたい情報が盛りだくさん!
お金のプロに直接話を聞けるチャンス!ぜひこの機会をお見逃しなく!
——
ファイナンシャルプランナーの前田です。お金のことなら何でも聞いてくださいね!
老後は、淀川の河川敷をぼーっと眺めたり、銭湯めぐりをしたいですねえ…。
助手のタクワン@ひらつーです。
2才の子どもをもつズボラ主婦で、最近アプリで家計簿をつけ始めました。
突然、老後のことなんか語っちゃってどうしたんですか前田さん…!!
第三回目の相談内容はコチラ!
自営業で毎月収入が違い、ボーナスもないので不安です。
▼相談者
みぃーかさん(仮名)
女性/パート・アルバイト/36歳/借家
▼家族構成
夫(37歳)、子ども2人(11歳・9歳)
▼相談内容
旦那が自営業で毎月収入額が違い、ボーナスもないので不安です。
毎月どのくらい使っているのかも分からないし、今後子供にどのくらいお金がかかるかも分かりません。
そもそも貯金って必要ですか…?
▼家計収支データ
みぃーかさんの収支データは図表のとおり。
◆収入(月額40万円)
給与(夫・手取り)…30万円
給与(妻・手取り)…10万円
◆支出(月額28.5万円)
住宅費…7.5万円
食費…4万円
電気・ガス・水道料金…1.5万円
通信費…1.5万円
車両費…5万円
教育費…1万円
家族のおこづかい…2万円
趣味・娯楽費…2万円
保険料…4万円
◆貯金(合計 100万円)
毎月の貯金額…0円
一定のお給料が入ってくる会社員と違って、自営業の方は収入が読めないのがネックですよね…。
みなさんどうされてるんだろう…。
だからこそ今後の備えがとっても大事!
FP(ファイナンシャル・プランナー)としては、いざという時のために今からコツコツ貯金しておくことをオススメします(キリッ)
\FP前田さんからアドバイス/
自営業の場合、老後の年金は夫婦2人で約13万円ほど。今後の為に今から備えを!
お悩みの内容をまとめると、
・自営業なので不安
・毎月どれくらい使っているのか不明
・貯金が必要かどうか分からない
の3点ですね。
毎月の収支データを確認すると、約11万円どこで使っているかわからない金額があります。
まずはここから確認して予算化していきましょう。
もしかすると金額を見直しできる内容が含まれているかもしれません。
何にお金を使っているのか現状を把握するところから始めるんですね。
その通りです。
ここで見直しできるものはどんどん貯蓄に回していきたいところですね!
収支データを見る中で、僕が貯蓄出来る可能性があると思うのは保険料。
内容にもよりますが4万円は結構大きな金額です。
一度ご自身にあった商品か確認することをおすすめします。
保険に関しては以前の記事でも触れていましたが、「必要なものに優先順位をつけて保障を厚くする部分と抑える部分とメリハリをつける!」がポイントなんですよね!
そうですね。
保険でよくありがちなのは、必要がない保障まで手厚くお金をかけてしまうことなんですよね。
自分の生活を考えたときに、どんなことがあったら保険にサポートしてほしいのかをしっかりと考える必要があります。
めもめも…
続いて、貯金が必要かどうか分からないという点ですが、参考までに世の中の人がどんな目的で貯蓄しているのか見てみましょう!
【貯金の目的】
・老後の生活資金……70.0%
・病気や災害への備え……60.9%
・こどもの教育資金……30.4%
・自動車、家具、家電等の購入資金……18.4%
・旅行、レジャー資金……14.3%
・住宅資金……12.0%
*複数回答可
(家計の金融行動に関する世論調査(2人以上世帯)令和2年 金融広報中央委員会)
やっぱり老後に向けて貯金している人って多いんですねえ。
みんなこんな目的で貯金してるんや…参考になる。
これは将来の年金に対して不安を感じていることと、「老後2000万円問題」のように、もはや「自分で蓄えていかなければ、豊かな老後は送れない」と多くの人が考えている結果ではないでしょうか。
「老後2000万円問題」ってざっくりいうと、人生100年時代、今後の資産形成がめっちゃ重要よ!ってことですよね。
現在の高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の収支状況では、年金をもらっていても赤字額が平均5万円。
不足分を家計の貯蓄から補うと30年で約2,000万円不足するっていう…。
※2019年に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書による。
そうですそうです。
あくまで平均値から出している不足額なので、絶対に2000万円が必要!という訳ではないんですが、目安として覚えておくと良いと思います。
とくに、みぃーかさんのご家庭のように自営業の方(国民年金)の場合は、会社員の方(厚生年金)と比べて、将来受け取る年金が少ないので今から備えておく必要がありますね。
ちなみに老後の年金って、大体どれくらいの金額がもらえるんですか?
自営業の方(国民年金)は月額にすると夫婦2人で131,500円(満額支給の場合)。
会社員の方(厚生年金)は平均支給額(月額)で確認すると146,162円(令和元年度)。
これに配偶者の国民年金(または厚生年金)が加わることになるので、会社員世帯の場合は、ご夫婦でだいたい月20万円を超えるくらいが平均値と覚えておいてください。
*厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概要」より
会社員でも月20万円代かあ…。
自営業の方の場合は、健康であれば定年退職がなく長く仕事が続けられるというメリットもありますが、いつまで健康でいられるかは分からないため、やはり現役世代のときから少しずつ老後の備えをしておくほうが良いと思いますね。
ということはやっぱり貯金は必要…
…ですね。
何にせよお金は多くあった方がいろんな使い方が出来ますよ!
ちなみに教育資金は大学に進学するとすれば(もちろん奨学金を利用するなどの選択肢もありますが)、1人あたり300万円〜500万円ぐらい用意したいですね。
人生は
お金がかかるね
何事も…
良い一句ですね(笑)
でもこの金額がいきなりかかってくる訳ではないので、貯蓄できる時に少しずつ貯蓄をしていけば良いんです。
教育資金に関しては、児童手当を貯めておくだけでも大きな足しになりますよ。
もし、児童手当を子どもが生まれたときから全額貯金しておけば、手当だけでも約200万円ほど貯まりますもんね…。
貯金、大事。
※児童手当の金額は子どもの年齢や、生まれた順番によって変動します。
少子高齢化が進んでいく日本では、老後の備えはほとんどの人に共通する問題です。
ただ、それぞれのご家庭の状況により、将来もらえる年金額と必要となる生活資金が異なるため、すべての人に共通する目標貯蓄額はありません。
個別相談ではそれぞれのご家庭の年金額、必要生活費を計算し、目標の貯蓄額を確認することができますので、気になる場合は個別相談を利用してみてくださいね。
お金の大切さ、改めて実感します…(しみじみ)
家計の悩み大募集
あなたの家計のお悩み、ファイナンシャルプランナーに相談してみませんか?
採用された方には枚方つーしんの記事内にて回答をご紹介&Amazonギフト券500円分をプレゼント!
無料でお金のプロに相談出来るチャンス!どしどしご応募お待ちしています!
★たとえばこんな内容★ ・教育資金の効率的な積立方法について知りたい ・老後の資金のについてアドバイスしてほしい ・家計内容についての点検、このままで大丈夫か ・相続について相談したい ・資産運用について詳しく知りたい ・生命保険の賢い選び方はある? ・住宅購入、ローンの繰り上げ返済、借り換えについて教えて! ・今よりもっとお金を増やす方法を知りたい
※採用された方のみ、こちらからメールにてご連絡させて頂きます。全ての悩みを取り上げられる訳ではないのでご了承ください。
\ポチッと!/
もっと詳しく知りたい!個別でじっくり相談したい!という方には個別相談もオススメ。
お金の不安・悩みを具体的に聞いたうえで、その方に合った貯蓄方法や資産運用の方法などをアドバイスします。(有料)
\もっと詳しく教えてほしい!/
\セミナーも開催中!/
あなたが持っている家計の悩み、プロに相談してスッキリしちゃいましょう!
ファイナンシャルプランナー
前田 太一(まえだ たいち) 先生
株式会社ブレインサポート 代表取締役。
同志社大学法学部を卒業後、住友海上火災保険(株)に入社、その後、東京海上火災保険(株)を経て、2005年に株式会社ブレインサポートを設立。
「日本人がお金について正しい知識を身につければ、日本はもっと豊かになる」との思いから、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)として、家計の見直しを中心とした活動を長年行なっている。