枚方からJリーグを目指すサッカークラブ「FCティアモ枚方」の2月5日に行われた「2022 Jリーグプレシーズンマッチ」の試合結果をお届けします。
※この記事は、サッカー好き外部ライターひろちゃん@交野タイムズによるFCティアモ枚方応援企画記事です。
2月5日(土)京都府亀岡市にあるサンガスタジアム by KYOCERAにて「2022Jリーグプレシーズンマッチ『京都サンガF.C. vs FCティアモ枚方(JFL)』」が開催されました。
この試合、もともとは「京都サンガF.C.vsガンバ大阪」だったのですが、急遽FCティアモ枚方との戦いに。
京都サンガF.C.は、昨年J2を2位で終了し12年ぶりにJ1に返り咲いたチームです。
チーム公式サイト↓
FCティアモ枚方からすると3つもカテゴリーが上ですが、勢いにのっているチームと対戦できることは、チームにとっても選手個人にとってもいい話なのでは。
今回の試合は有観客で行われ、2000人以上もの来場者が。
J1に所属する京都サンガF.C.の開幕戦は2月19日。
あと2週間後です。チーム状態も万全に近いようでした。
ファンの皆さんも、どのような試合になるのかワクワクドキドキしたのではないでしょうか!
今回ティアモ枚方は大幅にメンバーが入れ替わったので、リザーブも入れたら9人が新加入選手です。
(木村選手・後藤選手・生駒選手・阿部選手・島津選手・大垣選手・斧澤選手・宮崎選手・伊藤選手が新加入)
前半0-0で折り返した時点では、集中した守備でサンガに得点を与えず、チャンスも作れていたので
「J1の京都サンガにここまで出来るティアモって強くない!?」となるほどの試合内容でした。
後半は、主力を投入され0-3という結果にはなりましたが、合流して間もないチームということを考えると今シーズンのFCティアモ枚方に期待を感じたファンの方も多いのではないでしょうか。
インタビュー
◆小川佳純監督◆
ー試合をおえた感想を教えてください
僕らにとっては最初の対外試合だったので、コンディションの部分だったり厳しい状況だったのですが、選手が持てる最大限の力を出してくれて非常に収穫の多いゲームでした。
ただ、0-3という結果はJ1とJFLというカテゴリーの差がクオリティーの差としてこの結果になったと思います。
自分達のやろうとするサッカーは出来たと思います。
ー準備期間の短い中、この試合に向けてどのような準備をされましたか
決まったのが数日前でこの試合に向けての準備は正直出来ていなかったのですが、自分たちがやろうとするサッカーは頭では整理して望んだつもりですし、前半に関してみんな足が動いてましたし、守備のところは比較的上手くいっていたなと。
ただ、攻撃のところではボールを持つ時間を長くしたいということが自分たちの目指すスタイルなので、その辺が初の対外試合だったということもあり選手は前に前にという意識が強すぎて中々ボールを保持する時間を作れなかった。
その辺が課題かなと感じましたが、初の対外試合としては選手はよくやってくれたなと思います。
ーティアモは大阪のチームでサンガスタジアムで試合をする機会はなかったですが、今回サンガスタジアムで試合をした感想を教えてください。
去年一昨年と僕自身スタンドから試合を観戦したことがあるので、本当に素晴らしいスタジアムだと思っていました。
このカテゴリーでここを使うことはないですが、僕自身もっと上のカテゴリーでいずれは指揮を取りたいという想いは持っていますので、今日こうやってこのスタジアムで指揮をとれたというのはチームもそうですし選手もそうですが、僕個人としても非常にいい経験になったと感じました。
ー三浦知良選手(カズさん)が鈴鹿ポイントゲッターズに加入しましたが、そのことについての感想を教えてください。
カズさんが鈴鹿に入ったことでJFLというカテゴリーをよく目にします。
僕らもいい選手がいるとやっていますし、実際選手がJ2、J1に引き抜かれたましたので、JFLにいても上のカテゴリーにいけるチャンスがある選手がいます。
カズさんがJFLに来たことをきっかけにもっとJFLが注目されることが、サッカー界の底上げにもつながるので非常に大きなことだと思います。
◆児玉慎太郎選手◆
ー最終ライン4人の内3人が変わりましたが連携はどうですか?
チームが始動して数日ですが、去年1年間出させてもらったので監督のしたい守備をディフェンスラインに伝えるようにしています。
ー前半の守備は堅かったですね。
ゴール前でしっかり身体を張れていたし、外に追い込むことは上手く出来ていたと思うんですけど、押し込まれたこともあるので改善点は多いと思います。
ーサンガスタジアムで試合をした感想を教えてください。
僕は2年前まで同志社大学だったので、サンガスタジアムの存在は知っていました。
そこでプレーできたことに大きな喜びを感じています。
ー児玉選手にとって京都サンガはどんな存在ですか。
大学4年間京都で過ごしてきて、サンガの名前を耳にすることが多かったです。
いつか対戦したいなという思いはあったので、この機会を頂けて良かったです。
ちょこっと新加入選手紹介
新加入選手が沢山いるので、今回の試合に出場した選手のうち3人をご紹介します。
◆木村壮宏選手(きむら まさひろ)
1999年2月2日生まれ 22歳 183cm84㎏
ゴールキーパー 鹿屋体育大学から加入
今回の試合でスーパーセーブを連発。
頼もしい守護神が来てくれたなという印象に。
◆後藤圭太選手(ごとう けいた)
1986年9月8日生まれ 35歳 183cm75㎏
ディフェンス SC相模原から加入
鹿島アントラーズユースからそのまま鹿島アントラーズのトップに昇格。
その後ファジアーノ岡山ー松本山雅FCーファジアーノ岡山ーSC相模原と渡り歩いたベテランです。
Jリーグで長くされていたので、この試合も落ち着いたもの。
昨年在籍していたSC相模原はJ2なので、同じく昨年J2だった京都サンガと対戦した経験も。
そんな後藤選手、今シーズンの守備の要となってくれそうです。
◆生駒稀生選手(いこま けい)
1997年11月21日生まれ 24歳 182㎝71㎏
ディフェンス FC淡路島から加入
今季から関西リーグ1部に昇格したFC淡路島から。
日本代表の大迫勇也選手の母校でもある鹿児島城西高校時代には、2つ下の弟、生駒仁選手(現:レンファ山口)とのセンターバックコンビを組んでいました。
後藤選手とのコンビもバッチリで、堅守を支える一人になってくれそうです。
予想外のスタートを切ったFCティアモ枚方。
開幕までの1か月でどのように変化していくのか、ワクワクしますね!
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