ささささ…32点!?
お子様のテストの点数が予想以上に悪かったとき、あなたならどんな反応をしますか?
A.人間そんなときもあるよねッ!0点よりも全然マシッ!優しく励ます。
B.なんじゃこの点数はああああああああ!ちゃんと勉強してたんか?※◎□×…!!怒り狂う。
「理想はAやけど私ならBやな(汗)
怒っちゃだめなのは分かってるけど…正直どう声をかけていいか分からんのよ…」
「その気持ちよーくわかりますよ、ナーガさん!
でも、テスト結果が返ってきたときの親の反応が、お子さまのやる気に大きく影響するって知っていましたか?」
「え、そうなんですか!?
そしてあなたは一体…?」
「申し遅れました。私は個個塾で塾長を務めている武田(たけだ)と申します。
良かったら少しお話しませんか?
ナーガさんが悩んでいることについて何か力になれるかもしれません」
「え!塾の先生ってことは、この手のプロじゃないですか!
ぜひ詳しく教えて下さい!
…っていうか私いつの間にか塾に来ちゃってません?気のせい?悩みすぎてワープしたんか?まあいいか」
▼こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
まずは共感。親の要望はそれから
「早速ですが、ナーガさんはテストが返ってきたあと、お子様にどんな声をかけていますか?」
「えっと、まずは点数を見て、
どうしてその点数になったのか問いただします!」
「確かに親からすると点数にパッと目がいきますよね。
でもその気持ちをぐっと抑えて、まずはお子さまにテストの感想を聞いてみてほしいんです」
「感想ですか?」
「例えばここが難しかった、どう解いたら良いか分からなかった…テストを受けてお子さま自身が感じた事が色々あるはずです。
まずはその想いを共感して受け止めてあげてください。親が求めていることを言うのはそれからです」
「ハッ…!私、つい理由も聞かずに怒ってました…。
『なんでこんな点数取ったの!?』『ちゃんと勉強しなさい!』って(汗)」
「気持ちはめちゃくちゃ分かるんですよ!親だって愛情があるから言う訳で、それが悪い訳ではありません。
ただ大事なのは『テストの結果が悪い=勉強していない』に必ずしも結びつく訳ではないことです」
「特に中間・期末テストを初めて経験する新・中学1年生。
勉強の計画の立て方も、暗記の仕方も学校では教えてもらえないなか、自分なりに勉強をしても失敗しちゃう子は結構多いです」
「これをテストの点数だけをみて親御さんが怒ってしまうとお子さまは萎縮して『小学校までと全然ちゃうやん!こんなに怒られんの!?怖ッ!』と思う訳です。
結果、テストを見せなくなり、自分にはできないと殻に閉じこもってしまったり、親に反発する…そんな未来の幕開けです」
「そ、それは嫌や…(泣)」
「良い点から結果を見せるお子さまなんかも、まさしく親御さんの反応を伺っている証拠ですね。
出来ればお互いなんでも言い合える関係になるのが理想です。
あとは『なんでこんな点数取ったの!?』『ちゃんと勉強しなさい!』もあまり言わないほうが良いです」
「うぐぅ…!!(言うてもうてる!!!!)」
「たとえばお仕事でも『なんで出来なかったの?』『ちゃんとしなさい!』と言われて、すぐに仕事ができるようにはならないですよね?
それと一緒で出来るまでの過程に何か原因があるから出来ないんです。出来ないことを責めても問題解決には繋がりません」
「う…そうかも…。
でも勉強しなさいって言わないと、ますます勉強しなくなっちゃいませんか?」
「確かにそうですが、逆に『勉強しなさい』と言って素直に勉強してくれるでしょうか?
小学生までとは違ってどんどん自分の意思が出てくるなか、こちらの言ったことを聞いてもらうのはなかなか至難の技だと思います」
「なるほど。言っても言わなくても結果が同じになるなら、言わんほうがいいってことですね」
「『勉強しなさい』ってめちゃくちゃ便利な言葉なんです。たとえば…
『スマホを触ってないで→勉強しなさい!』
『テレビばっかり見ていないで→勉強しなさい!』
…何でも絡められるんですよね」
「あまりにも長時間しているようなら、家庭内でルールを設けるなど歯止めをかける必要があると思います。
でも、スマホやテレビを見ること自体は別に悪いことではありません。
なんでもかんでも勉強にくっつけて言われると、自分は親から信頼されていない、または勉強勉強うるさいなと感じるようになってしまいます」
「あー…分かります。
私も子どもの頃、勉強をやろうと思っている時に限って、お母さんから『勉強しなさい!』って言われて、やる気がなくなることよくありました」
「あるあるですよね(笑)
かく言う私も『なんで』とか『勉強して』と言ってしまうことは正直あります…(苦笑)
そういう時は私の場合、心の中で山本 五十六(やまもと いそろく)さんを思い浮かべます」
「やまもといそ…え?誰ですか?」
「日本の海軍軍人なんですが、この方の言葉で教育において参考になる名言があるんです」
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。
山本 五十六
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
「この言葉、勉強にも通じるところがあるなあとしみじみ実感しているんですよね」
「沁みますね(自分に)…」
「つまりお子さまの目線に立って考えてみるのが一番なのかなって。
たとえ点数が悪かったとしても、お子さまにとっては頑張ったのかもしれないし、前回よりも点数が上がっている可能性もあります」
「頑張ったのであれば認めてあげる・褒めてあげる、上手くいかなかったならその原因を一緒に考える。
まずはここから始めてみましょう」
「なるほど…私にもできるかな。
まずは点数を一番に見ないようにしてみます」
「それも良いですね!
テストの答案用紙から見えてくることもたくさんあると思いますよ!」
勉強できる環境づくりを親も一緒に整える
「次に考えるのは、その結果に至った原因を見極めることと目標設定です。
勉強をしていても結果が出なかった場合、考えられるケースがいくつかあります」
「1つは勉強の仕方がそもそもよくない・2つは勉強の量がもっと必要・そして一番結果に繋がらないのが既に今までの過程でつまずいていることです」
「既につまずいている…!?」
「中学・高校の勉強って小学校の勉強からずーっと繋がっています!
知識の積み重ねの上に新しい知識が追加されていくので、この過程で既に分からない部分があるとどれだけ頑張って勉強しても分かりません」
「じゃあ一体どうしたらいいんでしょうか…」
「まずは何につまずいて出来なくなっているのか、原因を分析してみてください。
学校に相談するのも良いですし、家庭で問題を解決するのが難しい場合は塾に頼るのもひとつの手だと思います。
こればっかりは本人のやる気や頑張りだけでは解決しないです」
「ガーン!!!!」
「そもそも【やる気】という言葉が厄介ですね。
よく『やる気を出しなさい』と子どもに言う場面があると思いますが、順番が違っていて、実際に行動してできるようになるからやる気が出てくるんです。
まずは勉強する行動を起こしてあげないといけません」
「なるほど」
「勉強するきっかけはお子さまによって変わってきます。
どういう声がけをしたら子供が勉強するようになるかまずは考えてみてください。
それには親が日頃から子供のことをちゃんとみておくことが必要です」
「また、次回のテストに対する目標や、勉強できる環境を一緒に作ってあげると良いと思います。
たとえば、お子さまが勉強すると決めた時間には親もテレビやスマホを見ない、一緒に勉強する時間にあてたり、読書をする…など、ぜひ工夫してみてください」
「気になっていたんですが、こういうテストの時ってどこまで親が気にかけてあげるべきなんでしょう?
話を聞いているとあまり口出しはしないほうが良さそうですよね?
いっそ本人に全部任せてみても良いのではと思ったり」
「うーん…この加減はすごく難しいんですが、少なくとも中学3年までは親の見守りが必要かなと感じています」
「というのも公立高校を受験する場合、大阪の高校だと中学1〜3年の成績が全て入試に入ってきます。
中3の配点が一番高くはなりますが、1・2年でお子さまの状況を把握できていなかった場合、後から挽回しようと思っても成績を取り戻せない可能性があるんです」
「Oh…」
「また枚方市内で人気の公立高校を目指すとなると結構レベルが高いです。
例えばこの辺りでよく聞く、枚方高校・牧野高校・香里丘高校なんかは中学1年生からオール4ぐらいの成績は必要になっていきます」
「中学1年生からですか!?
うちの子ますますヤバすぎる…」
「目標としては、高校生になった時に自分で勉強の計画が立てられる=自立できたらベストです。
それまでは適度な距離でお子さまの様子を気にかけてあげると良いのかなと思います。
目は離さないけど、徐々に手を離していく。
テストに関しても振り返りを行いながら、中学3年間かけて育てていく…そんなイメージですね」
正解はない!だから迷うのが当たり前
「最後に塾の先生として15年以上働いている私からひとつ絶対的に言えることは、『勉強ができるようになりたい』と思っていないお子さまはひとりもいないということです。
どんなにやる気がないように見えても本心では勉強ができるようになりたいと思っている。
親に認めてもらいたい・褒めてもらいたいという気持ちが必ずあります」
「そうなんでしょうか…うちの子本当にやる気があるのかな…」
「うちの塾も第二の家でありたいと謳ってはいますが、講師がどんなに声をかけても、一番効果があるのはやっぱり親御さんの声かけだと思っています。
だからぜひお子さまの頑張りや感じていることに目を向けてあげてください。それが力になると思うので」
「あとはあれこれ言いましたが、一番大事なのはうまく対応できなかったとしても親御さん自身が自己嫌悪に陥らないこと」
「これめちゃくちゃ分かります!
正解がないから悩むんですよね。子どもによっても違うし…」
「思春期を迎える中学生の扱いは間違いなく難しいです!
これが我が子…ましてや初めてのお子さまだと、親御さん自身も初めての経験でどうして良いか分からないこともたくさんあると思います。
それが普通だということを分かっておいてもらいたいですね。親御さんが幸せな方がお子様にとってもハッピーだと思ってください!
みんな同じことで悩んでいます。必要以上に自分を責めないでくださいね」
「もし勉強面で困ったことがあればご相談にものりますので、気軽に頼ってくださいね!
今回の話がお子さまに声かけする際のヒントになってくれたら嬉しいです」
「武田さーん!(号泣)
ありがとうございます!めちゃくちゃ参考になりました!
今回のテストから、お互いに思っていることをしっかり子どもと話し合いたいと思います!」
「親子間のすれ違いが少しでもなくなりますように!
読者のみなさまもこれから返ってくるテストの声かけにぜひご活用くださいね」
【まとめ】
★テストが返ってきたら…
1.まずはお子さまに感想を聞いてみる
2.点数が取れなかった場合は原因を考える
3.次回への目標設定&勉強できる環境づくりを一緒に行う
★親が心がけること
・子どもの気持ちに共感することが大事。頑張っている部分があったら認める・褒める
・「なんで」「勉強しなさい」は極力言わない
・中学校3年間のテストは親の見守りが必要
「これは永久保存版やな」
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