※エムスタッフさんは2022年9月で閉店いたしました。
吹雪いてたらもうサイアクです。
こんな時、車があったらいいなって思うわけですよ。
晩ごはんはすき焼きがいいな。
「えーっと…そしたらどんな車を売りたいの?
あ、そうですね、家にいます」
…じゃあ出張買取させてもらったらいいかな?」
「そうですね。
その前に、売るのは初めてなので色々お話を聞けたらと思って」
「そうなんやね。
車はどこの車?」
「どこ?
う〜ん、あえて言うならフィンランド製ですかね」
「フィンランド!?」
(そんな車あったかな…)
「ボディの色はロイヤルブラウン、雪道に強くて、オープンカーです」
「雪道に強いのにオープンカー!?
どんな車やねんそれ!
どこのメーカー??」
「えーっと、トナカイです」
「??トナカイ??
そんなメーカー聞いたことないな…」
「えっ?
トナカイ知らないんですか?
鹿みたいな見た目で、大きなツノが生えてて、サンタクロースのソリを引いてくれるヤツですよ」
「それは動物のトナカイやろ?」
「ええ、そうです。
だからトナカイって言ってるじゃないですか」
「えっ…まさか売りたいものってトナカイ?
車じゃなくて!?」
「当たり前じゃないですか。
サンタの乗り物といったらトナカイ&ソリですよ」
「・・・」
ウチは自動車しか買い取らへん!」
「じゃあどんな書類がいるんですか?」
「普通自動車やったら、
車検証と、
軽自動車やったら、認印だけや。
(※車検証の内容によりその都度必要な書類が変わりますので、まずはお聞きください。)
あと自分の車じゃないんやったら、車検証上の名義人に書いてもらった委任状が必要になるね。
トナカイにはそんな書類ないやろ」
「はい、無いです。
でもね!車だったら走行距離が増えたら価値が下がりますけど、トナカイなら経験豊富になって価値が上がりますからね!
長い距離を走破したトナカイの安心感…何ものにも代えがたいんですよね…」
「知らんがな!
別に車も走行距離が短いほうが高いってわけでもなく、車によったら10万キロ走ってても高値がつくときもあるんやで」
「お店に車を持ってこれない場合は家まで見に来てもらうこともできるんですか?」
「家まで出張査定に行かせてもらうよ」
「でもそれって出張料金とか取られるんでしょ?
トナカイの食べる干し草も必要ですし」
「トナカイは引き取らへんわ!なんやねん干し草て!
「へぇ〜良心的!」
「ちなみに車買取の価格って、新車を買った時の値段から時間が経つにつれてどんな感じで下がっていくと思う?」
「う〜ん、幼年で買い取って、成年になるころが一番高くなるかなぁ〜」
「うん、トナカイの話はもうええねん」
「ですよね!
ゆるやかに年々下がっていって、10年ぐらいでガクッと落ちる感じ??」
「ガクッとは落ちひんかな。
車買取の価格っていうのは、新車を買った時の値段から時間が経つにつれてだんだんと値段が下がっていく感じやねん。
「まず新車の車両価格が150万円とすると、例えば買ってスグの時点で売ると110万円。
これが1年経ったところでおそらく100万〜110万円ぐらい。
2年経ったところで80万〜90万円。
3年で60万〜70万円。
4年で45万〜55万円。
とかそんな感じかな。
もちろん車種によって違いはあるけど、まず最初の下がり方はだいたい平均は新車価格の70%ぐらいかな」
「そうかぁ…じゃあクリスマスには間に合わないですね…」
「あ、すみません、トナカイから電話が…」
(トナカイやのに電話かけられるんかい…)
「もしもし?
「ト、トナカーーイ!!