2007年に全国的にも大きな事件として取り扱われていた枚方談合事件。
そのとき逮捕された元枚方副市長の小堀隆恒さんはすでに無罪が確定していますが、当時小堀さんが受けた取調べが「拷問」と言ってもいいような内容で本当に酷い。
こちらに枚方市議会で読み上げられた小堀氏の手紙の全文(PDF、8ページから)が掲載されていますが、長くないので一度読んでみてください。
—引用—
汚職警察官の言うことが正しいと決め付け、私がそうでないと何度も申し向けても、聞く耳を持ちませんでした。
挙げ句、二度と枚方に住めないようにしてやる、おまえら家族も町を歩けないようにしてやるなどと怒号し、机をたたき付けたり、パイプいすを蹴飛ばしたりし続けました。(中略)
その上、排尿障害でカテーテルを挿入され、その挿入に問題があったがため出血がひどく、まともな手当てもされないまま、おむつをはかされ、出血が止まらない状況で取り調べを受けたのです。その屈辱は一生消えることはないでしょう。
私は、法治国家の日本の現実かと、恐ろしくなりました。
—引用—
酷過ぎる。
検察としては一度起訴した事件が無罪になったら自分達の汚点になるため、なんとしてでも有罪にしようとします。
やはり取調べの可視化は必要だと感じさせられます。
それにしても一度マスコミによって傷つけられた名誉を回復させるのは本当に難しいと思います。逮捕された時と無罪になったときで伝播される情報量が全く違いますからね。
タイムリーな話題ではありませんが、必要かと思って記事にさせてもらいました。