先日枚方版事業仕分けの写真だけを掲載しましたが、仕分けについての感想などがいろんなところにアップされてたのでご紹介します。事業仕分けの対象になった事業についてはこちら。
事業仕分けの結果はこちら
■枚方市事業仕分けの結果について(速報) 枚方市役所
36事業中10事業が「廃止」、他はほとんど「要改善」の判定です。
この事業仕分けに対して、実際に仕分け人として参加していた衆議院議員の山内康一氏がブログで苦言を呈しています。
そもそも年間予算1000億円超の市の事業仕分けをやるのに、300万円程度の小さな事業が対象に入っているのは理解不能です。
30万円のコストをかけて、3000万円の事業を見直すのは理解できます。
30万円のコストをかけて、300万円の事業を見直すのは、
プライオリティの置き方として誤っています。事業仕分けをやっている当事者のコスト意識に問題がありました。
事業仕分けもブームになってきて、品質管理に問題が出てきたかもしれません。
こういう事業仕分けをやっていたら納税者に理解はされないでしょう。
(山内康一ブログ「蟷螂の斧」より抜粋)
「30万円のコスト」というのは事業仕分けをやるにあたっての人件費などのコストのことです。
「事業仕分け」という大仰な名前を使ってるわりに中身をみるとちっこいことしかやってないということですね。「もっと仕分けなければならない事業があるだろう」ということだと思います。
なぜこうなるんでしょうか?
おそらく、「何を事業仕分けの対象にするか」という選定を枚方市がやってるからだと思います。
仕分け人からしたら、ゴミ屋敷を大掃除するつもりで来たら玄関先でクズカゴ渡されて「これ捨てといて。家には入らないでね。」って言われたような気分じゃないでしょうか。
ゴミ屋敷って例えは悪いかもしれませんけどね。
あと個人的に疑問に思ったのは、仕分け人に市議会議員がいないことです。国の事業仕分けは国会議員がやってますし、市の予算のこと決めるのは市議会なんだから議員が入ってていいと思うんですけど。
事業仕分けの結果が市の最終判断ではないだけに、市議会議員すら入ってないようじゃ後で仕分け結果が完全に無視されても誰も怒らない、何も言えないってことにならないでしょうか。
まぁでも、何もしないよりは良いと思うので、事業仕分け自体が「要改善」ということでしょうね。
以下、事業仕分けのことを書いていたブログ・ニュースへのリンクです。(「自分も書いたよ!」という方はこの記事にトラックバックしてください。)
■どすこいノグッチ30
■枚方市在住・かじや知宏 緊褌一番!!
■西村たけしのチョッといいですか
■枚方市の事業 市民ら仕分け YOMIURI ONLINE