ボクね〜ワイン業界の常識をぶっ壊したいんっすよー!
このたび、そんな破天荒な枚方在住のワインのプロと一緒に、とある企画を始めることになりました。
一言で企画を説明すると、
「まちブラして枚方のまちにあうワインを考える」こと。記念すべき第1回目は「光善寺にあうワイン」ということで、光善寺にやってきました。
ではお待たせしました、前回の続きをどうぞ
中編ではワインについての小ネタから入ります〜!
ワインのネタもちょっとはさんで行きましょか〜。
唐突ですが、
大西さんのワイン大楽コーナー(←だいがくと読みます)
大西さん:ワインって世界最古のお酒って言われていて、日本酒よりももっともっと昔、8000年前くらいからあります。余裕で紀元前!
どこがワインの発祥かというと、グルジア。東ヨーロッパ、黒海のあたりかな。っていう、記録が残ってます。
なんでそんな昔にワインが作れたか?って言うと、作り方が簡単だから!
お酒って、
「糖分」を「酵母菌」が食べて、「アルコール」と「炭酸ガス」を出すことで出来てます。
日本酒とかは、原料の米をまず糖化(甘くする)させる必要があるからちょっと一工夫がいるけど、
ブドウはもとから果実が甘い(糖分がある)そしてもうひとつ便利なのが、ブドウの皮の裏にすでに酵母菌がついてる・・・つまり、ブドウってお酒作る材料が揃ってるキットみたいなもん!
ワインってアルコール度数がだいたい12度。温度管理して、糖度が高いブドウ使ったらそのくらいまで上がるから、要は、ほんまにワインってブドウをつぶすだけ!日本酒は水足すけどワインは水足さないし。簡単!!
現在では、ブドウをつぶして→果汁をとって→酵母ステンレスタンクで発酵して→瓶で熟成するって言う流れ。
大西さん:あるけど、ブドウほど糖度が高くて酵母菌がある果物はそうない!
糖度が高くないとアルコールが上がらないから、アルコール度数が低いお酒になる。
例えば、リンゴのワインを「シードル」っていうけど、あがったとしてもアルコール度数5%くらい。もとのえさ(糖分)が少ないからアルコール出しにくいってこと。
さらに言うと、ワインの甘口・辛口ってどういうことかというと、「酵母菌」が食べるえさ(糖分)が多ければ多いほど、アルコールを多く出すから、アルコール度数が上がるわけやけど、甘口ワインって、砂糖を足して甘くしてる訳じゃなくて、酵母菌が糖分を食べきらないところで発酵を止めると、甘さが残って、アルコールも低めになるってわけ。
まとめると、
・酵母菌が糖分を食べきったら、甘くなくなる
=辛口のワイン=アルコール度数高め(だいたい12%)
・酵母菌が糖分を残しておくと、甘さが残る
=甘口のワイン=アルコール度数低め(だいたい8%)
すごい!!納得の理屈!! さすがワインプロデューサー!!
◎赤ワイン
・黒ブドウ(皮が黒いブドウ)をつぶして果汁でつくる。
・皮と種も一緒につけると、皮から色が出る。
→赤い色は自然の色で、渋みは皮と種から出たもの。(あとから足したものではない)
◎白ワイン
・緑色のいわゆる白ブドウをつぶして果汁でつくる。
・皮や種入れないで、果汁だけを発酵させる。
・入れないから皮から色はでないし、種からも渋みが出ないのですっきりした味になる。
◎ロゼ
・ロゼって、バラって言う意味(=ローズ)。
・どっちかというと赤ワインの一種。
・赤ワイン作ってる途中に、ロゼ色になったときに色の元になる皮を抜き出す。
→渋みも色もほどほどになる。
→ロゼは料理が何でもあう(守備範囲が広い)→特にトマト系・イタリアンに合う
・色の出し方が難しい。
・泡なしのロゼはカジュアルなワインで、高級ワインではない。
→でも、泡が入ってるロゼシャンパンは作るの難しいから高級品。
・知らないと選べないけど、辛口のロゼとか特に料理に合わせやすい。
大西さん:ちなみに赤ワインと白ワインを混ぜたらロゼになる?って思うけど、EUで禁止されててまぜたらだめなんです。でも実は自分でやったことあって、同じ量を混ぜたら赤の色が強すぎて赤になってしまうから、白ワインにちょっとだけ赤入れたらロゼになるって感じ。でも味はいまいち(笑)ロゼはロゼってことです。
◎スパークリング
スパークリングはさっきのワインの作り方の説明でもあったけど、酵母菌が出す「炭酸ガス」を普通は逃がすけど、それを逃がさずに瓶内で発酵させると炭酸(スパークリングワイン)になります。
特に、「シャンパン」(フランスのシャンパーニュ地方)のスパークリングワインは、瓶内発酵させたものだけを使ってて、あとから炭酸を足してるんじゃない!だから泡がとても細かくて、3日くらい炭酸が抜けない。でもそれにはすごい手間が掛かってるんです。だから高級で高いんですよね。
ちなみに瓶内発酵ではなく、炭酸ガスをあとから注入する方法もあるけど、それはすぐ泡がなくなってしまいます。それは比較的安いね(笑)
というわけで、いいスパークリングワインかどうかは、ポイントは泡の大きさ!!細かいほどええワイン!何かわからないスパークリングワインをつがれたときに、泡の大きさでそのワインのレベルがわかってしまうってわけ。
めちゃくちゃわかりやすい!!
上のことを教えてもらってるうちに、
ゴルフセンターを通り過ぎ、
踏切を渡りまして、次はこっち側へ。まだ続きます!!
こっちはよく行きますね〜。
踏切のあっち側とはまた雰囲気が違う、ちょっと新しい感じしますね。
さだ神社どこかな〜?と前に現れたのは細いけもの道・・・!
おさや:え・・・これ・・・
大西さん:いや、行くでしょ。行ってみましょう。
(おさや心の声:まじかよ)
うわぁぁ、これはすごい。ひぇぇぇ〜・・・・これは1人じゃ来れない…
おさや:こんなとこ初めて来ました(笑)どこやこれ(笑)
あーあってる!と思う!
多分あの木のあたりがさだ神社のはず!トトロに出てきそう〜!
ー そのまま道なりに歩いていき、ヤモリがいたり蚊に刺されてかゆかったりしながら
これですよ〜
最終目的地のさだ神社に到着!!
大西さん:ボクね、実は茶道もやってるんですよ。
おさや:え、そうなんですか!?
大西さん:色々参考になるかなと思って。日本のことわからんのにワインのこと人に教えられないでしょ?2年半くらいから始めて、昔やったら当たり前に知ってたこと、全然知らんなぁって気づいて。
おさや:そうなんですか!たてておくんですか!!
知識が幅広いってすばらしいことだなとはっとさせられました。
ジャンプで行きます!!
とーーーう!
(※一生懸命裏でジャンプしてる大西さん)
生首(笑)
もうだいぶ疲れてるはずなのに、ありがとうございます!!
土足禁止だったので靴を脱ぎます。ここにも大西さんのお行儀の良さがあらわれてました。
さだ神社でのお祈りも終わり、光善寺のまちブラもいよいよ終盤です。
大西さん:まちブラすごいね。今まで見えてなかった枚方をいっぱい知ることが出来ましたね!
おさや:光善寺ワイン、決まりそうですか?
大西さん:まったくわかんないっすね。でも、濃厚な・味わい深さ・飲むごとに味がかわるような感じ?ほんでラベルは絶対にスタイリッシュじゃなくしゅっとしてないやつ、みたいな、キーワードは何となくわかってきましたね、これをどう熟成して形にするか。
大西さん:回ったからこそキーワードが出てきたからそこにあわせて、どこまで本気でこじつけられるか!プロが本気でばかばかしいことやってることを伝えたいっすわ!!
おさや:それはもう充分伝わってると思いますが!!(笑)
大西さん:これは行ける!!
18:00、光善寺のまちブラ終了!
おさや:ところで、次回発表のときはそれっぽい服装してきてくれるんですよね?
大西さん:え?ソムリエの服ってこと?ボク持ってないっすよ!(真顔)着たらコスプレって言われるんですよ。やから普段通りカジュアルで行きます!
で、寺の前でソムリエナイフで開けたりしてね、プロ風にテイスティングしたりね。
あはは。楽しみや!!
今回の光善寺まちブラマップ(※クリックで拡大)
ぜひ画像保存して、光善寺を歩いてみて下さいね
光善寺でワイン選べるかな、と思ってたけど先が開けたようです。
記念すべき光善寺。
大成功・・・?になるでしょうか。
次回、またこの地で、
「光善寺ワイン」を発表します!!
お楽しみに!!
◆関連リンク
・大西タカユキOfficial Website(公式サイト)
・大西タカユキのワイン大楽(だいがく)
・光善寺(wikipedia)