枚方市立地域活性化支援センター主催、お茶しながら起業についてのリアルな話が聞ける
第8回ひらかたビジネスカフェ
が、2017年1月22日(日)に鍵屋別館の4階のひらばで開催されました。
画一的、一方的なやり方では決してできない、『相手』があるお仕事。難しいことがきっといっぱいあると思います。その”難しいこと”をどのようにして乗り越えているのか、やりがいは何か、大切にされていることは何か。詳しく伺って行きたいと思います!
↓「第8回ビジネスカフェ」ゲストのみなさん
左から、
・みなこさん(ココロ•ゆるむセラピー Remi:na(レミーナ)セラピスト)
・江幡 千登美(えばたちとみ)さん(サンポ建築設計事務所 コンサルタント・収納プランナー)
・川上紫乃(かわかみしの)さん(5Star結婚相談所 婚活カウンセラー)
今回のイベントも人気で募集開始からすぐに定員に達し、当日は約30名の方にご参加いただきました。
“カフェ”と言うことで、参加者のみなさんにはイベント中にお好きなドリンクとアンリシャルパンティエの「幸せサブレ」を召し上がっていただきました!
それでは、当日の様子を抜粋してご紹介します。
★江幡千登美さん
(サンポ建築設計事務所 コンサルタント・収納プランナー)
サンポ建築設計事務所の江幡と申します。私は普段収納コンサルティングから始める住まいづくりをテーマに片付けられない人を片付けられるように育て、片付く間取りの住まいを設計する仕事をしています。
もともと、30歳ぐらいまで設計事務所でマンション設計をメインに働いていましたが、結婚のタイミングや建築事務所の激務に身体がついていかなくなったこともあり、一度お仕事をお休みしました。
仕事を辞めた後も、建築の業界に関わりたいという思いが強く、週に一度ほど総合資格学院の一級建築士の講師として勤務し、そこからのご縁で5年間ほど下請けの仕事をしていましたが、元請けの会社の責任まで持たされるようになり、またハードな生活に戻って行ってしまいました。
それで、「ああ、このままではまずいな」と感じ、このような下請け生活から抜けだそうと思ったんです。そんな時に友人からの仕事の依頼があり、公的に事務所登録することになり、図らずも独立と言うことになりました。
最初の依頼の仕事が終わると仕事はなく、どうしようかと考え1人でも業務が可能な戸建ての仕事にシフトしようと思ったのですが、仕事の取り方が全く分からなくて。
そんな時ある人に「強みをつくりなさい」と言われたんです。例えば、和の色を使った住まいであったり、売れるための特徴や強みをつくることが大切だと教えてもらったんですね。
しかし「片付け・収納」の分野は世間のニーズが高いだけでなく、マンション設計を行う上でも見過ごされがちな分野であったことに気がつき、興味を持ったんです。
この分野でどうすれば仕事として利益を出すことができるのか全く分からない、分からないけれどとにかくやってみようと思い、資格の勉強をスタートさせました。
勉強を始めるとお片づけができないと悩まれている方は、部屋の間取りだけではなく、心の問題や精神的な側面が大きく関わっているということに気がついたんです。
お化粧する場所ひとつをとって考えてみても、洗面所であったり、リビングであったり・・本当にさまざまですよね。これは、一人ひとりと対話をしてコミニュケーションをとっていかないと分からないことです。
お仕事としてスタートさせる前に、まずは勉強したことを生かしてみたいと思い、お2人の無料モニターさんの家に収納アシストに入らせていただきました。
当時関西には、収納プランナーの資格を持っている方がいなかったので、私の友人を集めて「モニターさんのお宅に行くから付いてきて〜!」と協力してもらったんです。当然ながら、友人達は片付けが心の問題と深く関係しているなんて知りません。
知らないから、言ってはいけないNGワードをどんどん言ってしまうんですね。これではやっぱりまずい、収納プランナーとして仕事をしていくためには、ちゃんと一定の勉強をした人を連れていかなきゃいけないという思いから、住空間収納プランナーの養成講座をスタートさせました。
講座で資格をとった方は、今後自分の仕事に生かしたいと考える方が多いです。しかし、主婦の方の場合、かつての私と同じように、せっかく資格を取得しても実際の仕事の取り方や繋げ方が分からない方が多くいらっしゃいました。
その他にも、工務店さんが「片付けや収納のアドバイスができるというお店」といった強みを作るために資格を受講されるケースもあります。
こういった場合、従業員の方を収納アシスト要員として活動させたいわけではありません。そうすると今度は外部の住空間収納プランナーと契約する、いわゆるアウトソーシングが必要になってきます。
資格を取って仕事につなげたい主婦と実際に仕事をしてくれる人が欲しい工務店。
この両者がコラボしたらWINWINな関係になり、新しい物を生み出せるのではと思い、現在はなにわ収納くらぶ.comを立ち上げ住空間収納プランナーのグループとして活動しています。
工務店さんは、実際にお客さんのお宅に伺い要望を踏まえて空間を作ってくれますよね。しかし、それが本当にお客さんの日々の暮らしにとって使いやすいものかどうかはまた別の話なんです。
工務店で勤務されている方の多くは男性ですが、家の中で過ごす時間が長いのは圧倒的に女性です。
資格を取得した主婦の収納プランナーが一緒に同行し、お客さんとしっかりコミュニケーションをとることで、組織としての役割分担ができるようになりました。この仕組みを取り入れたことで、最終的に相見積りされず契約が決まりやすくなっています。
これまでは、私自身が専業主婦として下請けをしてきたこともあり、自分のお小遣い程度の金額設定で仕事を受けてしまっていました。
しかし、組織は利益を出さなければいけません。そこがずっと分からなくて、沢山働いているのに支出ばかりが増えていく時期もありましたね。
今は、展示会などのブース出展をさせていただく機会も多いのですが、「お片づけの相談に乗りますよ」というだけでは、お客さんは遠巻きに見ているだけで寄ってきてはくれません。人が多く集まるブースの特徴は、やっぱり実際に手に取れるものがあるんですね。今後は、皆様から注目してもらえるような組織になっていくためにと商品開発も進めています。
続いては・・
★みなこさん
(ココロ•ゆるむセラピー Remi:na セラピスト)
初めまして。「心をゆるめる」をテーマにセラピストとして活動しているみなこと申します。
この仕事を始めるまでは、金融関係の会社員として勤務しており、当時は毎日のサービス残業や激務にストレスや疲れを感じる日々を送っていました。
その当時フラワーアレンジメントが大流行していたこともあり、お花に癒しを求めようと思った私は、さっそく教室に通い始めました。しかし、そこでもやっぱり「如何にかっこよく見せるか」、「どうしたら美しくなるのか」・・。なんだか格好ばかり求めるスタイルに、ここでもまた違う種類の疲れを感じてしまって(笑)
なんか嫌やな〜と思っていたところ、お花と心理学を融合させた講座に出会いました。その講座では「かっこよく見せること」は一切求められず、ただただ自分の好きなようにアレンジメントするというスタイルでした。
そんなわけでお花に癒しを求めて講座に通っていたのですが、いつの間にかお花だけでなく心理学、特に「ゲシュタルト療法」という心理療法に興味を持つようになりました。
ゲシュタルトセラピーを開発した一人であるドイツの精神科医のフレデリック・パールズは、日本文化にとても興味を持っていたようで、このセラピーには彼の禅の精神がたくさん取り入れられています。
このセラピーの考え方は、「今ここの出来事に焦点をあてる」というものです。私たちは、過去のことを思い出したり、未来のことを考えたりと忙しくいつも頭を働かせていますよね。
過去のことでも未来のことであっても私が「今ここで思っている」のなら、それは「今ここで起こっている」と考えるんです。
例えば、今から過去の楽しかった出来事を思い出してみてください。 楽しかった出来事を思い出すと、顔がニッとほころんだり、心の中がフワッと暖かくなったりしませんか?
そういった反応が体に今起こっているということは、たとえ過去の出来事であっても「今起こっている」と捉えるんです。
では、もう一つ実験をしてみたいと思います。 次に映す画像で、最初に何が見えたか教えていただきたいです。
一番最初に何が見えましたか?お顔に見えた方!なるほど・・じゃあそれ以外に見えたよ!という方・・。
白い方に焦点を当てると、『人の顔が向かい合っている』ように見えますよね。もう一つの黒い方に焦点を当てると、『杯』に見えると思います。人は同時にたくさんのことに気がつけているようで、実際は一度に一つのことしか見えていないことが多いんです。
私たちはそうした気づきの連続の中で生活をしているので、大事な自分の本音は、たくさんの情報の中で埋もれてしまいがちなんです。そういった見過ごされてしまいがちな自分の本音を、一つひとつ掘り起こして探し当てるのがゲシュタルトセラピーのひとつでもあります。
先ほどご紹介したフレデリック・パールズの作った詩をご紹介します。
ー「私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。
私は何もあなたの期待に応えるためにこの世に生きているわけじゃない。
そしてあなたも私の期待に応えるためにこの世にいるわけじゃない。
私は私。あなたはあなた。
でも、偶然が私たちを出会わせるのなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会わなくてもそれもまた同じように素晴らしいことだ。」
でも、自分の内面を見つめはじめて8年程たったころに、 心理学が嫌になってしまって(笑)同じタイミングで父が体調を悪くしまして、介護が必要になり、一度心理学の道から離れることになりました。
父の介護をする中で「人の手で触れること」で癒しが生まれることに気がついたんです。父はガンだったので、ずいぶんと痛みがひどかったようです。
でも私が手で触れると5分も経たないうちに、スーッと痛みが引いていくようで。触れられている父だけじゃなくて、父に触れている私も癒される。「触れるということ」には何かすごい力があるんじゃないかと思ったんです。
そこで、長く勉強していた心理学と組み合わせて仕事にする方法を模索し始めました。そして、ゲシュタルトセラピーと同じようにアメリカカリフォルニア州で発展した「エサレン®️マッサージ」というマッサージと出会いました。
エサレン®️マッサージは人間が本来もっている自然の回復力に重点を置いています。
発祥の地、エサレン研究所ではこの写真のように屋根もなく、開放的な空間の中でマッサージを受けることができます。ビートルズのリンゴ・スターなど多くの著名人の方がこの地を訪れたそうですよ。
実際この仕事をしていく中で、触れられるのが苦手な方が多くいらっしゃることにも気がつき、現在はマッサージだけではなく、可愛い童話をモチーフにした「インナーチャイルドカード」を使ってお話しをしながら簡単なカウンセリングを行うようにしています。
(インナーチャイルドセラピー体験のようすはコチラ)
私が主な活動拠点としているのは、枚方市内では今日の会場である「ひらば」のミーテイングルームと奈良の大和高田市にある 「Rこころのクリニック」、そのお隣にある「Rカフェ」です。こちらで、ワークショップやセラピーをさせていただいています。
独立前に、たくさんの方から人に教えること、実際にワークショップやセラピーをやってみることがアウトプットにつながり勉強になると言われていました。 だけど、なかなか一歩を踏み出す勇気がなくて。
そんなタイミングで色々なワークショップを開催されてる方から、うちでワークショップをやらないか?と声をかけていただいたんです。
それで思い切って少人数のワークショップを開催してみたのですが、始まるまではもちろん不安で。でも、なによりやってみるとすごく楽しくて。これを仕事としてやっていきたいと思った時に、先ほどお話したRカフェがオープンし、声をかけていただきました。
お話しした通り、さあやるぞ!と思って独立したわけではなく、流れと人脈のおかげで今の仕事につながることができたのかもしれません。もちろん、お金をどうしていくのかという課題もあります。
心理は目に見えない部分を扱うので、まずは自分自身を大切にすること、それから人の心に向き合う仕事でもありますので、資格を取得して終わりではなく、日々勉強を続けていく覚悟も大切かもしれないと考えています。
続いて、
今日は、先にみなさんにご質問したいのですが、「婚活カウンセラー」もしくは、「仲人」という仕事を知っているよ〜!という方はどれぐらいいらっしゃいますか?
・・・う〜ん、なるほど。思っていたより知名度があって嬉しいです。
では、ご結婚されている方はどれくらいいらっしゃいますか?
ありがとうございます。今日お話しさせていただく内容は、ご結婚されているかいないかによって感じ方や、聞きづらいなあ〜と思われる場面も多いかもしれませんが、ご了承いただければと思います。
まずは、簡単に自己紹介をさせていただきます。私は、1974年の枚方生まれ枚方育ちです。実は4世代枚方生まれの枚方育ちで、私のおばあちゃんの口癖が「禁野火薬庫の爆発時は怖かった。」、私の母の口癖が「枚方市内でなんでも揃うから外に買いに行かんでいい。」でした。
そして、私の娘は夏休みの宿題で枚方を自転車で一周するという・・・。そんな枚方大好きなサラブレッドのファミリーです(笑)
20代のころは大手化粧品メーカーでお勤めさせていただき、27歳で結婚をしまして、主人の転勤の都合もあり専業主婦になりました。
30代はずっと専業主婦として邁進していたのですが、娘が小学生になるとやっぱり「なんかしたい〜!」、「家にずっといるのは嫌や〜!」となんだかふつふつしてくるんですよね。
色々できることがないかなと模索し続けた結果、現在はここ「ひらば」を拠点として会員さんの結婚をお手伝いしています。以前のひらつーの記事を見ていただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、この仕事を始めたきっかけは主人の勧めなんです。
昔から、友達のお世話だったり、友達同士をくっつけるっていう。そういうのが好きなのか、もう趣味というか・・男と女をみるとくっつけたくなる癖があったんですよね(笑)。
ある日、仲人の特集が組んである番組をテレビでみた主人が、「天然でいつもやってることが仕事になるらしいで〜。」と見つけてくれまして。
そんな楽しい仕事があるんや!と思い調べていくうちに、何かに押される勢いで資格を取得しました。仕事としては長くやっているわけではないのですが、「付き合わせる」「結婚させる」という意味では、もういつ始めたのかわからないくらいです!(笑)
実際に婚活カウンセラーというと、何をしているの?と疑問を持たれる方も多います。基本は、インターネット上のシステムを使ってお相手をご紹介したり、お見合いのセッティング、お見合いの立会い、交際、プロポーズなど結婚に関するご相談などです。
(婚活システム体験のようす)
基本は、「明るく!楽しく!時には厳しく!」をモットーにみなさんのご相談を受けています。
婚活をしていくにあたって、最終的に結婚相手が決まればもちろんハッピーなのですが、結婚が決まるまでの道のりはどうしても気持ちが落ち込んでしまったり、ネガティブになりやすいんです。
なので、できるだけしんどい気持ちが少なくなるように、面白い話をしながら、前向きになれるようにお話しを進めていくようにしています。
相反するようなのですが、その一方で楽しいことばっかり言ってると・・なかなか結婚できないんです!今までのみなさんの考え方や習慣が婚活を邪魔をしてしまっているケースがあるので、そういう場面ではズバッと切らせてもらっていますね。
ここのふたつが両天秤で、まっすぐにバランスがとれるようになってこその婚活カウンセラーかなと考えています。このお仕事を続けていく中での目標は、一つは結婚する人を増やしていくこと。
あとはイベントやセミナーなどこちらからどんどん機会をつくっていくことで、婚活に対するハードルを下げていけたらいいなと思っています。就職するなら就活、結婚するから婚活・・当たり前のものになってほしい。
今回、コミュニケーションを仕事にする上で一番大切なことは何だろうと考えてみたのですが、やっぱり正解はないのかなというのが正直な感想です。
何かひとつヒット商品が出れば利益が出るわけじゃない。昨日、今日、明日と自分を成長させながら、おひとりおひとりとの出会いを大切にしていく中で見えてくるものなんじゃないかな〜と考えています。
また、みなさんの周りに「結婚したいねんけどな〜。」とおっしゃっている方がいましたら、川上が誠心誠意お世話しますので、ぜひ「ひらば行き〜!」とお伝えください(笑)
続いて第2部では、司会のカトゥー@ひらつーを加えてのフリートーク。
婚活カウンセラー 川上さん
「 先ほど申し上げたように、婚活はどうしてもモチベーションが下がりやすいものです。その上でいつも意識していることは、相談に来られた方の素敵なところをひとつ見つけてそれを伝えることですね。
それから、お見合い相手の方に対してもポジティブな部分を必ずひとつは見つけてもらうようにしています。」
収納コンサルタント 江幡さん
「 とにかく徹底的にお話を聞くことですね。片付けられない方というのは、 圧倒的に物凄く喋られます。片付けられない理由を弾丸のように話されるので、ここは話が出なくなるまで聞きます。
話したいことを出し切ってもらわないと、私たちの話やアドバイスは一切届かないんです。一日目は聞くだけで終わることも多いですね。人の話を聞くという姿勢を見せることがいかに難しいことか、この仕事を通して改めて実感しました。」
答えはご自身の中にあると考えているので私が勝手に前をさきさき歩くのではなく、お客さんの半歩後ろをついて歩くイメージで向き合っています。」
婚活カウンセラー 川上さん
「30代ぐらいの方は特に結婚相談所が『結婚の墓場』みたいに感じられる方が多いですね。モテへんかった、結婚できひんかった。仕方ないから結婚相談所、というイメージがどうしてもあるみたいです。
30代の方まではマイナスなイメージを持たれる方も多いのですが、反対に20代の方は婚活に対してハードルを感じず、前向きに考えられる方が多いです。なので、『婚活なんてプライドが・・。』っておっしゃる方がいたら、『古いで、自分!』と言ってあげてください(笑)!」
ー 江幡さんに質問です。ビジネスカフェにご参加された皆さんが、今日家に帰ってからすぐにできる片付けテクニックを教えていただけたらと思います。
収納コンサルタント 江幡さん
「お家の中で片付かないアイテムのナンバーワンは、実はお洋服なんですね。クローゼットの中にもう何年も着ていないお洋服がいっぱいぶら下がっている方も多いのではないかと思います。まだ着る機会があるかもと思われているかもしれませんが、お洋服は年数を重ねても成長はしません。
ですが、人は成長します。洋服と人間の成長のスピードが違うので、どうしても似合わなくなってしまうんですよね。まだ着れるかという視点ではなく、今似合っているか似合っていないかをお家の中で確認するだけでも気づきを得られるはずです。
『もったいない』という言葉の由来は、『物の価値を十分に生かしきれておらず、そのような状態にしていることを戒めるための言葉』なんですね。片付いていないお家ってなんだか騒がしい感じがしますよね。
ちゃんと使ってもらっていない物達は、『もっと使って〜』と家の中でアピールしているんです。だから、もったいなくない状態にさせてあげてください。何かに生まれ変わらせてあげる、リタイアさせてあげることもひとつの方法かもしれませんね。」
ー みなこさんに質問です。日常に戻るとついつい心に余裕がなくなることも多いと思います。みなこさんのオススメのリラックス方法を教えてください。
カウンセラー みなこさん
「 一番簡単な方法は、大きく深呼吸することですね。気がついていないだけで、肩に力が入っていると呼吸が止まっている方がすごく多いんじゃないでしょうか。
力が入ってしまってるな〜と思ったら、立ち止まって数回深呼吸してみてください。それだけで、すごく楽になれると思います。
イライラが収まらない時は、一人になって『あーーー!』と叫ぶと良いそうです。怒りは3秒あれば消えるそうですよ(笑)。」
ー 起業を始めるにあたって、集客方法で工夫されていることを教えてください。
婚活カウンセラー 川上さん
「集客の大部分はブログですね。でも、一番多いのはお客様の口コミかもしれません。知り合いや友人が私を通して結婚したのでお願いしますと言っていただくケースが多いです。」
収納コンサルタント 江幡さん
「昔はテレビに一本出れば、集客に困らないと言われていましたが今は難しいですね。実際に私もテレビに出演させていただいたこともありますが、問い合わせやホームページの閲覧数は増えても仕事の集客にはつながらない。唯一つながるのは、口コミだと感じています。口コミをしてくれる人をどれだけ作れるかも大きいかもしれません。」
ー 相談時間の目安や延長した場合の追加料金について工夫されていることがあれば教えてください。
収納コンサルタント 江幡さん
「基本的には2時間を目安としています。大体の方が2時間お話しされると満足されますね。短いと喋りたらず、2時間を超えると同じ話しか出てこないことが多いです。
状況によって変わりますが、予約の段階でしっかりとプランと料金を提示しているので延長は少ないですね。こちらから、「お時間大丈夫ですか?」とお声がけするとスムーズかもしれません。」
婚活カウンセラー 川上さん
「じっくりお話しするのは、入会面談の時になります。私も2時間で終われるように、事前に私のホームページやブログを読み込んでから来ていただきます。
私に対する質問やお話しされたい内容についても、事前にメールでやりとりをしているので、今まで延長したことはないですね。」
カウンセラー みなこさん
「お約束の時間は決めているのですが、心の問題を扱う仕事でもありますので時間が来たから終わるというのが難しいケースもあります。
お相手の方が、自分の足で帰れるかをしっかり確認して終わるようにしていますね。私の力不足で延長になった場合は追加料金はいただいていないのですが、お客さまのご要望で延長になった場合はその都度、時間延長で料金をご提示するようにしています。
私は、時計を置いてお互いが時間を確認できるように工夫していますね。」
ー 片付けたいと口では言っていても、なかなか行動に移せないクライアントの方のやる気を引き出すために工夫されていることを教えてください。
収納コンサルタント 江幡さん
「まず、お話を徹底的に聞きます。その後、どういう風になりたいのかというお客さまの『夢』をお伺いするようにしています。ゴールがないと人って前に進めないんですよね。セミナーではなぜゴールがないと前に進めないか、探偵ナイトスクープのネタを使って分かりやすくお話ししています。」
ー 企業に勤めていた時と、起業してからの気持ちや収入面での変化を教えてください。
婚活カウンセラー 川上さん
「 はじめのころは、勤めていた時に比べてぐっと落ちたこともあり、本当にこの選択で良かったのだろうかと思ったこともありました。でも精神的にはやりたい仕事ができる喜びや達成感は企業に勤めていた頃とは比べものにならないですね。」
収納コンサルタント 江幡さん
「私の場合、勤めていた期間と下請け・独立してからの期間がちょうど半々になりました。20代はお給料が少なかったので、下請けをしていた時期のほうが収入は多かったと思います。
ただ、独立すると下請けの時と売上げの金額が同じであっても、利益として自分が使えるお金は減りましたね。広告費等の経費が発生してくるので収入面はその時の状況によって変わってきますが、楽しいのは今です。」
カウンセラー みなこさん
「私も皆さんと同じで、収入は減りましたが、内面の部分はすごく豊かになったと思います。勤めていたころは、当然嫌な人とも仕事をしなければならないですし、ストレスを感じる場面も多くありました。
誰と組んで仕事をするのか、今は全て自分で選ぶことができています。心の通じ合う人と一緒に仕事をすることで生まれるものも大きくなるとこの仕事をはじめて実感しています。」
みなこさん、江幡さん、川上さん、素敵なお話をありがとうございました!
以上、ビジネスカフェの様子を抜粋してお送りしました!
枚方市立地域活性化支援センターでは様々なイベントや講演会を開催されています。最後に今回のゲストスピーカーの皆さまを改めてご紹介して記事を締めくくりたいと思います。3名のゲスト・スピーカーの皆さま、ありがとうございました!
コンサルタント・収納プランナー
弱冠31歳で一級建築士養成講座設計製図講師となる。元来の収納好きが高じて相談に乗ることをきっかけに、収納を本格的に学び資格を取得。収納コンサルティングから始める住まいづくりを実施。
その中で、心を解きほぐさなければ、片付けに進めない人が多いことに気づき、収納セラピーを始める。収納アシストや住空間収納プランナー育成にも力を入れ、2015年よりなにわ収納くらぶ.comを立ち上げ、片付けで人を幸せにする活動を開始。
また「触れる」ことでの癒しの大きさを実感。ゲシュタルト療法の考え方が多く盛り込まれているエサレン®マッサージを学ぶ。2014年認定プラクティショナー資格取得。現在は心の緊張を身体からゆるめるボディーワークと様々な心理療法のエッセンスを取り入れた対話形式のセラピーを提供している。