4月22日(土)にメセナひらかたで開催された「(仮称)枚方市総合文化芸術センターに関する説明会」に参加してきましたので、そこで判明した(仮称)枚方市総合文化芸術センターについての情報をご紹介します。
そもそも「(仮称)枚方市総合文化芸術センター」とは何かといいますと、市民会館に代わる総合文化施設のことで、ラポール枚方と関西医大の間あたりに作る予定の文化施設です。
そして今回載せるのは、全てあくまで案の段階なので、今後オープンまでに変更されることは充分にありえます。
では、詳しく見ていきます。
当日配布された資料によると2020年度の第三四半期(9-12月)あたりに建物が竣工し、2020年度末に開館(プレオープン)、2021年度中にグランドオープンを予定しているそう。プレオープンからグランドオープンまでの間は柿落とし公演などが行われるとのことです。
愛称とロゴマークは2019年度に公募を検討している模様。
「ひこぼし」とかそのあたりの名称がついたりするのか、横文字が並ぶのか、はたまたユニークな名前になるのか、気になるところです。
なお、施設内にある大ホールや小ホールの名前は、ネーミングライツによって決まるそうなので「TSUTAYAホール」だとか「コマツホール」だとか、もしかしたら「枚・かた男第三GIGステージ」なんて名称になったりするのかもしれません。
現行の市民会館は年間約22万人の利用があるそうですが、新施設では3年目までは年間約30万人、それ以降は33万人を見込んでいるそうです。
まずは大ホールの平面図↓
大ホールは地上4階建て・地下1階の建物で、上記図面では「舞台」と書かれた左上あたりのゾーンを指します。
続いて大ホールの断面図↓
市民会館よりも舞台の奥行きが広がって大編成のオーケストラなども可能になったそう。
舞台と客席のあいだは市民会館が35メートルに対し、新施設では最大28メートルを予定しています。
小ホールの平面図↓
大ホールと図的にはあまり変わりませんが、今度は右上部分。
小ホールではバンドのライブもできるそう。
このあたりには親子室や保育室、授乳室も用意される予定です。
さらに右下部にはイベントホールがあり、様々なイベント、たとえばパーティー会場としても使用可能。そして左下の多目的活用施設の1Fはカフェ等が出来る予定なんだとか。
そしてもう一度周辺図。計画敷地は現在リムジンバス発着場やラポールの駐車場がありますが、リムジンバス発着場は移動するそうです。
・大ホール 1500席程度
・小ホール 300席程度
・イベントホール 最大200席程度
・美術ギャラリー
・リハーサル室
・創作活動室(会議室)
・市所蔵品公開スペース
・施設前広場
・駐車場(約100台)※周辺施設ラポールひらかたやメセナひらかたと共用
・駐輪場(約80台)
また、旧1号線を横断する歩道橋に、エスカレーターを設置予定。歩道橋から歩行者デッキで新施設まで行ける予定ですが、今のところ予算の関係で屋根はつかないそう。
経費は131億円を見込んでいて、財源は国庫補助金や基金や起債、寄付を予定しているんだとか。
市民会館は閉鎖を予定。サンプラザ3号館の市民ギャラリーなども新施設へと移転させる予定だそうですが、会議室は残る予定だそうです。
(市民会館)
また、現在の市民会館の使用料は老朽化のため他市と比べて安価だそうで、新施設になると今の市民会館よりも使用料金が上がるかもしれないそうです。
以上になります。
おおよそですがいよいよ開館時期も明らかになった(仮称)枚方市総合文化芸術センター。
今後もどうなっていくのか追っていこうと思います!
開館後は話題性のある演劇やライブなどが行われて、他市から参考にされてしかも黒字、そんなホールになればステキですね。