このお店(青い空カフェ)のランチが食べられるのも…
あのお店(うどん屋ろっか)のうどんが食べられるのも…
実は枚方信用金庫(ひらしん)が関係しているってご存知でしょうか?
今回はひらしんが行っている「創業支援に関する取り組み」について取材してきました。
去る11月某日、岡東町のひらしん本店では、とある式典が行われていました。
枚方信用金庫(ひらしん)の営業地域である北河内7市は産業競争強化法に基づく創業支援事業計画の認定を受けており、ひらしんも創業支援事業者として連携しています。
式典がはじまり、枚方信用金庫の吉野理事長(写真)から激励のお言葉があり、今回の式典では7社の皆さんに創業祝い金10万円が贈呈されました。
7社の皆さん(順番は受付順です)↓
株式会社G・MOTOさん(枚方市・介護業)
皆さんそれぞれに創業に対する想いと、将来の夢などをお話されました。
式典には信用金庫のセントラルバンクである『信金中央金庫』の方や日本政策金融公庫の方、商工会議所の方や、枚方市をはじめ寝屋川市・大東市・四條畷市の市役所の方々も式典に参加。
創業者の皆さんへの支援体制の説明や、意見交換などが行われました。
式典中にケーキとコーヒーが出されたのですが、コーヒーカップとソーサーをよく見ると…
三十石船とくらわんか舟が!(→詳しくはひらしんHP「枚方の歴史」をご覧ください)
ひらしんオリジナルのものなんだそうです。
そして先輩創業者の株式会社スウィングの南條さんから経験談とアドバイスがありました。
閉会後の記念撮影。創業された皆さんいいお顔をされていました。
式典後、枚方市で飲食業を営まれている青い空カフェの田渕さん、うどん屋ろっかの中井さんに詳しいお話を聞いてきました。
その姿勢が信用につながりました
まずは関西外大中宮キャンパス前、中宮東之町にある「うどん屋ろっか」の中井さんにお話を聞きました。
― ひらしんとの出会いのキッカケは?
うどん屋ろっか中井
以前は町楠葉にお店があったのですが、移転のための資金として借入を検討し、知人からひらしんの岸野さんを紹介してもらいました。
オープンの時は自己資金でまかなえたのですが、今後のことを考えてお金を借りるのもひとつかなと思って。友人からも『銀行からお金を借りると信用もつく』という話も聞いて。
関西外大中宮キャンパス前、中宮東之町に2017年7月に移転オープンした「うどん屋ろっか」
― ひらしん以外の他行も検討されましたか?
うどん屋ろっか中井
人を信用したいので、岸野さんとお会いして信用できる方だなと感じてひらしんさんでお願いすることにしました。なので他は検討していませんね。
ひらしんさんと日本政策金融公庫さんの両方から借りるプランを提示していただき、借りることになりました。
― 岸野さんはどんな方でしたか?
うどん屋ろっか中井
岸野さんはすごく熱い人なんですよ。「お客さまに喜んでもらってなんぼや!」という感じで、「小さい信金ですが、僕らはお客さまのことをもっと考えて、それに尽くしてやっていきたい」とおっしゃったので、素晴らしいなと思いました。そういう熱いことを言ってくれたことも、信用につながりました。
ひらしん岸野
地域に密着する信用金庫という立ち位置で、中小零細企業や個人事業主のお客さまのためになる提案やお手伝いができればというのは、いつも自分の中で思っているので。
― 岸野さんオススメの「うどん屋ろっか」のメニューはありますか?
ひらしん岸野
『とり天ぶっかけ』が一番のお気に入りです。ボリューム満天で、うどんもコシがきいていて、ハマってそればかり食べています。
― ろっかさんから創業を考えている方にひとことお願いします。
うどん屋ろっか中井
独立するのはしんどいこともありますが、むちゃくちゃ楽しいです。
独立する前に会社に属していた頃は、どこかで言い訳する部分を探していたんです。お店を任されていても、どこか逃げている部分があったと思います。
でも今は全部を決めるのが自分自身ですし、うまくいかないのも自分自身のせい、それをどうしていこうかと考えるのも自分自身です。
うまくいったときはすごく嬉しいですし、失敗したら失敗したでそれが今後の参考になりますし、考えることが飽きないです。
ひらしんさんには、今後も金銭面などの部分で相談できることがあれば、お願いしていきたいと思っています。
ひらしんの創業支援サポート体制
続いて津田北町にある「青い空カフェ」の田渕さんにお話を聞きました。
― ひらしんとの出会いのキッカケは?
青い空カフェ田渕
たまたま立ち寄った五六市(→公式サイト)の時に、主人がひらしんさんのブースを見つけ、帰りにちょっと寄っていこうとなったんです。その時はまだ独立する気はなかったんですが。
ひらしん鶴田
ひらしんでは毎月第二日曜日に開催される「枚方宿くらわんか五六市」で創業支援ブースというものを出しているんです。
今年の春先に、そこで田渕さまご夫妻が声をかけてくださって。翌月曜日に支店に連絡が入り、担当者がうかがいましたが、その時はまだ開業について具体化していなかった状態でした。
青い空カフェ田渕
その時はホントに何もなかったんです。5年後くらいに開業できたらいいなと思っていたので。相談にのってもらう中で話がドンドン進んでいって、どうしよう、どうしようという感じで…(笑)
津田北町に2017年8月にオープンした「青い空カフェ」
ひらしん鶴田
物件の条件や場所、駐車場や駐輪場の場所も含め、やりとりする中でお話させていただき具体化していきました。そして計画ができあがり「進めていきましょう」という流れになりました。
― ひらしんさんとの話し合いの中で計画が現実的になっていったと?
青い空カフェ田渕
そうですね。ひらしんさんにどんどんリードしていただいた形です。
もちろんご縁があったから話が進んだのかなとは思います。ご縁がなければ止まっていると思いますし、物件も決まらなかったと思うので。
― 他の銀行も検討されたんですか?
青い空カフェ田渕
そもそも審査が通らないと思ってたので他では相談していません。「とりあえず練習」じゃないですが、ひらしんさんで進めてもらって、次につながればいいなと思っていたら…実際に進んだ感じです。
― 話を進めていく過程は大変でしたか?
青い空カフェ田渕
楽しかったですね。元々開業したいというプランと想いはありましたが、ひらしんさんがきれいにまとめてくださるので、興味のある方は一度相談されてもいいんじゃないかと思います。
「こんないい加減な感じでも開業できますよ」というのは伝えたいですね。(笑)
― ひらしんの鶴田さんから見た「青い空カフェ」の魅力はどんなところでしょうか?
ひらしん鶴田
靴を脱いであがって、畳の上でお昼のランチを食べたりお茶を飲んだりとくつろげるところなので、ゆったりと過ごしたい方にはオススメのカフェだと思います。
今回の創業祝い金について枚方信用金庫 地方創生推進部の猪飼(いかい)さんにもお話を聞きました。
ひらしん猪飼(いかい)
今回の創業祝い金ですが、枚方市をはじめとした自治体や日本政策金融公庫さん、地元商工会議所さんなどと連携して創業支援をやっていこうという『創業支援ネットワーク』ができた時に、形骸化しないために当庫ではじめたものなんです。
今回のような式典を通じて、創業者さまにもネットワークによる人のつながりを感じていただけますし、同時期に創業した方々とのコミュニケーションの場にもなります。
ひらしん猪飼(いかい)
昨年は57件の創業支援を行い、今期は上半期だけで52件の創業支援をさせていただきました。創業祝い金と、創業支援の取り組みはもっともっと知っていただきたい制度です。
ひらしんには『ひらしん若手経営者の会』というものもありますし、私たちがご支援させていただき創業された方々のネットワークも新しく作っていけるのではないかと思っています。
ぜひ創業をお考えの方はひらしんへご相談いただければと思います。
以上、ひらしんの創業支援の取り組みについてご紹介しました。
創業を考えている方は一度ひらしんで相談されてみてはいかがでしょうか?
詳しくはお近くのひらしんまでお問い合わせくださいねー!
(本店営業部:072-841-1171)