うわ〜、木の香りがすごーーーい!!
みなさん、新年一発目のひらつー不動産をお届けしますよー
今回は、ばばっち&おさやが完成間近な縁・創建工房のおうちに取材にやってきました。
創建工房さんはひらつー初登場!
(今回ご紹介するモデルハウスは完成間近。取材時はお庭制作中でした。ばばっち(左)と松藤社長(右))
熱血社長、松藤さんの家づくりに対するアツーい想いもたっぷり聴いてきました!
今ここで3邸の木の家を作っているところです。
真ん中のモデルハウスは1年後以降には売ろうと思っていますが、この1年間はモデルハウスとして創建工房の家を知っていただくための拠点にしたいと思っています。
最終的に、今年の6月にはこんな感じの木の家がずらっと3邸完成する予定です。
▽模型
(今回ご紹介するのは真ん中のおうち)
まだ工事中で分かりづらいんですが、庭は植栽と石と土のみを使って、コンクリートは一切使いません。自然に還るものだけを使っています。
これは「小端立て(こばだて)」と言って面積が小さい面を使って敷き詰めるやり方で、職人さんが大きさが合う石を一個一個選んで、隙間に石を埋めていくんですよ。
この石の山から一つ一つ隙間に合うサイズの石を選んで埋め込んでいきます。
(途方もなく地道な作業…)
↓
出来上がるとこんな感じ。職人技!!隙間がない!!
この3邸の家の庭は塀(へい)を一切作らず、わざと隣のおうちと境界線がない状態に仕上げます。各家にウッドデッキも作って、完成すると3邸の庭が一つにつながるようなイメージです。
素敵です!!でも塀がなくて境界線が分からないとあとでもめたりしそうでちょっぴり不安な気が…
それは私が決めたルールなんですが、このコンセプトに共感してくれる人が購入してくれています。
でも昔ってそうだったでしょう?晩ご飯作りすぎたっておかずをお裾分けしてくれたり…近所との垣根が今よりずいぶん低かったと思うんです。小さいコミュニティではありますが、ここに暮らす子育て世代の3家族が一緒に成長していくような、そういうコミュニティを大事にしたいんです。
なるほど!!確かに昔はそうでしたよね。そう言う関係がしっかりできていると、どんなときでも助け合えますね。
そうなんです。また、このまちは新興住宅街ではなく、旧家が建ち並ぶ歴史あるまちです。
このまちに来させてもらってる感覚を大事にしないといけないと思っていますし、まちの景観に溶け込むような家を建てないといけないと考えています。
(お庭の一枚石にはこれから穴をあけてポストをつけるそう。植栽を植えると家そのものに深みが生まれてきます)
では続いておうちの中におじゃましますー!
ウォークインの土間収納の横を抜けると・・・
うわ〜、木の香りがすんごおぉ〜い!!(冒頭のデジャブ)
(玄関を入ると19帖のLDK)
見渡す限り、木!木!木!
これはヒノキの大黒柱です。創建工房の家には必ず大黒柱があるんですよ。
めっちゃ太い大黒柱!
そう言えば今までたくさんの物件取材してきたけど大黒柱って意識してみたことなかったかも…
(一階の床はピンクがかった『吉野ヒノキ』の床材を使用)
そして見た目だけじゃなく子育て世代が嬉しすぎるアレも。
こちらはダイニングです。創建工房では家づくりだけではなくて「see-saw(シーソー)」というブランドでオリジナル家具も作って販売しているんですよ。
(おうちにスッと馴染む、see-saw(シーソー)の家具)
このダイニングテーブルとリビングテーブルは、1枚板を2つにわけて作っていて、大人数になった時に合体させて使うことも出来るんです。ベンチもすべて手作りですよ!
(↑寝屋川にあるお店にはさまざまな木材が集まっているそうでその中から好きな板を選べるんだとか)
(分厚い立派な一枚板!!)
ちゃんとテーブルの上の部分にコンセントがあるのもポイントですね!スマホの充電やパソコン作業もしやすそう…!
しかも、ベンチは一切金具を使わず、木を組んで作ってある!(ズーム写真はこちら)
壁に付けられたテーブルも便利そう!子どもの宿題やママの作業場にもいいですね。
実はこれ、磁石が付くマグネットクロスなんです。ここにプリントをはったりできるんですよ。壁に穴開けたくない人にピッタリでしょ?
いろいろお客様の声を聴いていて、コルクボードとか黒板とかよりもやっぱりマグネットが付くシートが一番便利なんやなって。こういう便利さが必要なところはちゃんと押さえてます。
みなさんに喜んでもらってますよ!
え〜めっちゃいい!!はじめて見ました!!
つい冷蔵庫に貼りがちなんですよね…一気に生活感が出ちゃって…。
松藤さん、キッチンからの景色すごいですね!!眺めが最高〜!!
でしょう?この景色見ながら料理作れるって最高ですよね。
もうほんとこの家売りたくないんです(笑)
(リビングの大きな窓からお庭も見渡せます)
(もちろんダイニングテーブルも。子どもがちゃんと宿題してるか見えますね。笑)
(キッチンは食洗機付きのタカラスタンダード製。三口ガスコンロ。右の写真の奥がパントリー)
キッチンの奥にはオリジナルのパントリーを作っているんです。これがもうサイズにぴったりのオリジナルの棚が入ってて、めちゃくちゃおすすめです!(取材時はまだ工事中でした)
この流れでリビングに行きましょう。
窓が大きいですね〜〜!!
大きな窓に大きなウッドデッキを作ることによって、中と外がつながるようにしたいと思っています。
ここからの眺めも最高!!(ちゃっかり座るばばっち)
(写真ではまだウッドデッキはありませんが、現在は完成しています!)
(リビングのソファとローテーブルもsee-sawのオリジナル家具)
そういえば、リビングの天井が格子になってるんですね?日の光がたっぷり入ってきて日あたり抜群ですね!!上は何があるんですか?
これいいでしょ!隣にも家が建つので少しでも明るくするためにこうしています。2階はまた後でご案内しますね。
うわぁ〜、和室に一歩踏み入れると、い草の香りがすごいですね!
畳もすべて国産のものを使用しています。一般的には安い中国産の畳がめっちゃ多いんですが、やっぱり国産の畳は香りが全然違うので。
床の間の柱(床柱)は栗の木です。これもsee-saw(シーソー)からセレクトして持ってきたんですよ。
本当に色んな種類の木材が使われているんですね。柱一本一本が愛しくなります!
建具についてもお伝えしておくと、デザインは創建工房で行っていますが、全部建具屋さんが作ってくれています。専門家にお願いできるところはお願いしていくことで、技術の継承にもなります。
それではオシャレなスケルトン階段を上って、2階へ!・・・の前に。
階段の横には飲食店みたいなステキなトイレもあります!収納棚と手洗い場がオシャレ。カウンターも選ばれた一枚板。
それでは2階へ!
木材の適材適所とは?
2階には、寝室・二つに区切ることが出来る子ども部屋・洗面所・お風呂・バルコニーがあります。
天井が高いーーーー!!
そしてやっぱりここも木の
あと、香りについては私たちはいつもこの中にいるから当たり前になっちゃって(笑)
実はもう分からないんです正直。でもこの前うちの家建ててくれた施主さんが「子どもの服に木のにおいが付いてるって、通っている保育園の保育士さんから言われたんです」って言ってはりました。それくらい香りがしているんですね。
それはすごい!!でも分かります。こんなに木の香りがする家初めてですもん。
2階の床材は「吉野杉」です。
ぜひスリッパ脱いで見てください。ぼこぼこしてるでしょ?
わ〜すごい!ずっとはだしで歩いていたい!
そうなんですよ。これは「うづくり」っていう加工で、工場でわざと床材を削ってぼこぼこさせてるんです。
ぼこぼこの理由は熱圧加工でぎゅっと圧縮して硬くするためなんです。杉はやわらかくて傷つきやすいので、傷がつくのを防ぐために熱圧加工して、それが年輪に合わせてぼこぼこになってるってことなんです。
(ツルツルした人口の床とは違う!木の上にいる感じがかなりします)
健康住宅って、健康になる住宅なんじゃなくて、健康な暮らしが出来る住宅って言うことなんです。無機質な金属ではなく、合板でもなく、日々自然にある木に触れることで子どもは想像力が豊かに育つと言われているそうです。
(松藤さんのすばらしいお話に集中しすぎて開いた口が塞がらないばばっち。笑)
僕が大工だからこそ分かるんですが、木を適材適所に使う方法を家中に活かしています。なのでさっきから見ていただいてるように、この家だけでもいろいろな木を使っています。
今、山の現状ってひどくて日本の山にもいい木がたくさんあるのに、値段が安いから外国の集成材を使っている家が多いんです。
けれど、うちは100%国産の木材を使っています。国内の木を使うことによって山も潤う、雇用も生むって言うところまで考えてたりするんですよ。できれば中でお金を回して、この国に還元したいですよね。
梁(はり)は杉です。
なんで梁を杉にするかというと、杉ってめっちゃやわらかくて粘り強いんです。
やわらかいから弱いんじゃなくて、硬いとぽきっと折れるけど、やわらかいと曲がるんですね。だからしなやかで丈夫なんです。と言うわけで、木を分かってるからこそ杉を選んでいるんです。
ちなみにうちの家はすべて「長期優良住宅」です。常に地震の揺れに強い家を建てていますよ。
100年ぐらい余裕で持つ丈夫な家なんですよ。
100年って言ったら孫、ひ孫ぐらいまで住めるってこと?すごい…
窓は、フレームが樹脂製でできていて断熱・遮熱・気密性にすぐれている「樹脂サッシ」を使用しています。大阪の工務店で標準で使ってるところはほぼないですね。
大工時代に散々リフォームやってきて、こういうところにしっかりお金をかけないと結局あとで余計にお金がかかるって分かりました。
ここの壁は初めて見ました!コレなんですか?
この壁は実は紙なんです。ウッドをちりばめてる「オガファーザー」っていう紙の壁。
この壁紙は一回貼ったら張り替えないというコンセプトで、汚したらこの上から塗るんです。
何回も重ねて塗っていく、だからゴミを出さない家なんですよ。ビニールクロスはめくれるのではがせるからゴミが出てしまうわけです。
あとは空気の通り道を大事にしているからビニールクロスは使いたくないんです。
収納はやはり主婦の方から絶対欲しいと言う声が多いので、この家でもたくさん作りました。やっぱり要りますよね。
主婦を代表して、収納はあればあるほど嬉しいです(笑)
(各部屋にクローゼットがあります)
クローゼットは中身そのものが全部桐なんですよ!オプションではなく標準で。
しかも、棚がすのこ状になっているんです。これももちろん標準!
(すのこの隙間から漏れる光が美しい。通気性抜群)
なぜすのこ状にしているかというと、通気性をよくするためですね。
でも賃貸に住んでる人はわざわざすのこを買ってきて押入や収納に入れてるでしょ?いちいち手間なことをやってるんです。だから、最初からこうしたらいいやんと。
確かにうちもそうしてます(笑)
うちもです!なんでどこのハウスメーカーも最初からやってくれないんですかね?
お金かかるのと、めんどくさいからでしょうね。
分かりやすいです(笑)
ここがまたすごいんです。
えっ!なにこの床!!??
そう、さっき1階のリビングから見えていた天井部分がこちらなんです!
上を歩いてみてください。はじめ怖いと思うけど大丈夫!!
(高所恐怖症のばばっち、へっぴり腰気味(笑))
ここは洗濯物を干すスペースです。
今後隣にも家が建つから出来る限り日あたりを確保するために、大きな窓を作ってこうやって床を格子にして1階にもたっぷり光がリビングに届くようにしたんです。
で、ここでは太いワイヤーを端から端まで張って、洗濯物を干せるようにします。
日あたり良好で部屋干しも出来るって一石二鳥でしょう?通気性も抜群なのですぐに乾きますよ。
はい!!今どき主婦は部屋干しがマストなので、めっちゃ羨ましいです!!
さらに左横の部屋に洗面スペースがあって洗濯機を置くことができます。
そしてすぐバルコニーに出られて、その奥にお風呂。水回りを2階に上げているパターンですね。
素敵!!!
この動線最高じゃないですか!!
(なんとバルコニーも洗面スペースから出ることができます!大きな毛布などを洗ってもすぐに干せます)
バルコニーもたくさんの意見を聞いてやっぱり結局この形状に行き着いたんですよね。外から見られたくない洗濯ものが隠せるように、高めの壁にしてあります。
創建工房では2種類の塗り壁をオススメしていて、この家でも両方使っています。
(洗面スペースの壁は吸水性に優れた「シラス」)
色々壁のことがでてきたので、ここでまとめてみました↓
塗り壁その1)「サンゴしっくい」
▷この家で使われている場所:1階のLDK壁
▷価格:シラスとオガファーザーの間ぐらい
▷素材:サンゴ
塗り壁その2)「シラス」
▷この家で使われている場所:2階の洗面スペース(天井も)・1階のトイレ&和室・外壁
▷価格:この中で最高級品
▷素材:シラス台地の火山灰
▷特性:
・顕微鏡で見たら水の粒子より細かく、空気は通すけど水を絶対に通さない
・メンテナンスがほぼ不要
・吸水性に優れ霧吹きで吹きつけても全然垂れない
紙の壁)「オガファーザー」という壁紙
▷この家で使われている場所:子ども部屋・寝室
▷価格:この中で最もお手頃
塗り方を変えられるのも塗り壁の特徴です。左官屋さんがひと塗りひと塗り、手で塗っているんですよ。人が全部やってることを、伝えたいです。
最初はちょっと多めにお金がかかるけれど、長い目で見てメンテナンスがほぼいらないんですね。
長くずっと使えるって思ったら結果的に使わなければいけないお金は少なく済みそう。
そうなんですよ。そして創建工房では、作り始めた物件1軒目からずっと仕様を変えてなくて、ずっと同じものを使い続けています。流行を取り入れてはまたやめるっていうことはしません。なぜそうしているのか、しっかり研究して、考えて、こだわりを持ってやっています。
「売るのではなく作る」その気持ちでやっています。
お家選びって、どうしても『見た目』や『価格』に目がいってしまいがちですよね。でも今回松藤さんのお話を聞いて、それよりも『それよりも大事なこと』に気付かされました。
大工さんをされていたからこそわかる木や壁のこと。それに加えて、主婦の気持ちもきちんとわかってくれているなんで・・・泣けてきます(感激)
ぜひひらつー読者のみなさんにも見学会で実際に見て、触れて、香りを楽しんでほしいです。
予約不要・無料という子育てママパパにはうれしい見学会です。(予約していたのに子どもが体調崩したり…ということありますよね)
もちろんお子さんがいらっしゃらなくても、お家を建てたい!健康が気になる!という方にも◎だと思います!!