前回は枚方市駅北口ロータリー発のクロ&サトゥルチームが高槻→摂津富田→茨木→千里中央というグダグダルートで14.21kmという結果に。枚方市駅南口ロータリー発のすどん&デンチュウチームは一体どこまで行っていたのか!?今回の記事ではそれと対決の結果をお届けします。
まずはルール確認!
制限時間は5時間!
スマホで地図&経路の検索はすべてNG
勝敗は「枚方市駅〜最終到着地点」までの直線距離の長さを競う。
「ひらかたポイント※」を見つけたら、1つにつき直線距離+10m加算
※枚方市外の枚方っぽい雰囲気の風景やスポットなどのこと。
ではスタートですー!
前回のお話でクロ&サトゥルが摂津富田駅にいた、対決開始3時間すこしの時点―
「もしもし?そっちのチームはどこまで行った?こっちは京都の端まで来たで!」
「え!!京都の端!?こっちは初っ端からミスしてしまって、JR摂津富田駅ですよ」
すどん「富田駅!?なるほどねぇ。まぁ残りあと2時間ほど、勝負らしい展開を頼みますよ!ガチャ!ツーツー……」
「向こうのチーム、富田林まで行ったんですか!?(マジ顔)」
「いや、富田は富田でも高槻の隣の駅、摂津富田やわ」
「え!?思っていたより近いですね!もう神戸とかはるか遠くに行ってると思ってました」
「でも向こうのチームも、まさか京都の端が京田辺市やとは思わんやろうなぁ笑」
「京田辺が京都の端っていうのは嘘ではないですもんね。絶対に負けたと思ってましたけど、まだ高槻の隣ならいい勝負できそうです!こっちもまだ枚方の隣ですし!」
「バスまで時間あるし、なんで開始3時間でまだ京田辺にいるのか、ふりかえってみよっか」
「何が悪かったのか、判断できますもんね!」
――開始直後
クロ&サトゥルと別れ、南口ロータリーへと向かったすどん&デンチュウ。
「今思えばまずルートを間違えましたよね」
「大人しく香里園からの寝屋川ルートか長尾からの松井山手ルートにしたらよかったなぁ」
「穂谷行きのバスにのっちゃいましたもんね」
「穂谷の山を越えたら奈良交通のバスがあるって生半可な知識だしちゃってごめんな」
「すどんさん、穂谷の山越えで最初は10分くらい歩くって言ってましたよね」
「……」
「15分以上歩いてようやく京田辺市に出ましたが、バス停が全然なかったですよね」
「……」
「あの角を曲がったらバス停があるってセリフ、何回も言ってましたよね」
「……」
「自由乗降という珍しいバス停だった時は面白かったです。でも10分とか言ってた徒歩タイムが45分て。さらに次のバスが来るのが50分後というのは流石にちょっとショックでした」
「……すみませんでした」
「謝るにはまだちょっと早いです」
「そのあと、そんなに待つならもう歩いて駅まで行こうっていう流れになりましたよね?まぁこの頃にはもう歩くのが逆にちょっと楽しいというか、変なテンションになってました」
「……」
「途中で反対方向に行くバスを発見したりして、バスや!ってはしゃいでいましたけど、結果からいうとあのバスが終点で折り返してきて、わたしたちはそれに乗ったので、あの自由乗降のところで待っててもよかったんじゃないですか?」
「…そうですね」
「でも1時間半くらい歩いて乗ったバスはめっちゃよかったです!バスのありがたみがわかったというか!!」
「そうそうそれそれ!」
「でもって三山木駅についた時はテンションがあがりました!!いよいよバスの旅が始まるって感じがして!!」
「そこまではほぼ徒歩の旅やったもんね!!制限時間5時間中1時間半歩くバスの旅ってなんやねんっていうか!!」
「バスの路線図みたらいっぱいルートがあって!!!」
「祝園のバス路線が書いてて、そこから広がる奈良の旅に心躍ったよね!!!」
「そうですそうです!!三山木のどこから祝園行きのバスが出てるのかわからなくて」
「デンチュウがバスの運転手さんに聞きに行ってくれて」
「そしたらそんな路線はないって言われて…」
「結局京田辺駅に行くしかなくって……」
「じゃあなんで路線図に祝園って書いてんねん!ってすどんさん1人でプンプンしてましたよね」
「失意のまま、京田辺駅行きのバスに乗って」
「京田辺駅なら1時間半も歩くこともなく、普通にバス乗り継いだら行けてましたもんね」
(京田辺駅で見つけた、見たことのある名前のバス停たち。北山から京田辺行きとかあるんですね)
「向こうのチームは今頃神戸とか行って中華街とかでご飯食べてるに違いないって話してましたよね。まさかこっちがこんなに歩いてるとは思わないだろうというか」
「北摂とかこっちと違ってめっちゃバスの数あるやろうしって話して。次のバスまで時間あるし、ご飯食べながら向こうのチームに電話して敵情視察でもしよう、こっちの場所ははぐらかしてって流れで」
「しましょうしましょう!ってなって、今に至る感じですね」
――そうして現在、お食事中に戻って、残り時間はあと1時間と10分ほど
「結果から考えると、すどんさんが悪いということではないでしょうか」
「いやいやいや、向こうのチームが摂津富田なら絶対いい勝負やって!まだ全然巻き返せるし、多分向こうのチームも京都の端って聞いて焦ってるわ!」
「そうですね!誰が悪いとかよりもポジティブに!バス旅を楽しみましょう!」
そうして京田辺駅からバスに乗った我々。行き先は「緑苑坂」で、バスの揺れ方で人生の意味をわかるにはどうしたらいいのかとか考えていたら、
緑苑坂は地図で言うとここ↓
住所的には京都府綴喜郡宇治田原町となります。
バスの運転手さんにこの企画について説明し、ここからどこかに行けないか聞いてみたところ、ここに至るまでの途中のバス停「銘城台」から宇治駅行きがあると教えてもらいましたが、もうそこに行く時間はないと判断。
制限時間が来るまでこの緑苑坂を散策して枚方ポイントを探そう!という流れになりました。
ですがこの京都の奥地にあるニュータウンに枚方ポイントがあるわけない、そう思いながら散策していると……
「あ!あのポスターみたことある!」
「?」
「メセナのやつ!メセナのやつ!!」
「ほらここ!」
「メセナーーーー!!!めっちゃ枚方ーーー!!!」
「ええ!?」
「すごない!?この場所で!こじつけとかじゃなくて!マジでメセナひらかたのイベントやで!これはこの凄さをどうにかねじ込んでひらかたポイント10個分とかにしてもらおう!」
そんなこんなで、終了時間の15時10分になり、バス旅はおしまい!(開始時間は10時10分でした)
はたして、すどん&デンチュウチームは、クロ&サトゥルチームの14.21kmという記録を破ることができるのでしょうか!?結果発表の時間です!
――電車を使って事務所に帰ってきた4人。
「もどりましたー」
「おかえりなさい」
「先に戻っているということは交通の便がイイ大都会に行ったってこと?」
「いや、すどんさんこそ京都の端でしょ?僕らアレ聞いてだいぶ戦意喪失しました」
「あれ、京田辺のことですよ?」
「京田辺市って京都の端って、嘘はついてないよね?」
「ええええ!?それならもっと行っといたらよかった!」
「最後ちょっと諦めましたもん、あれのせいで」
「まさかそんなにあの作戦が効いていたとは……笑 そっちの結果は?」
「結果としては千里中央まで行きましたよ。測ったところ枚方市駅からの距離は14.11kmで、ひらかたポイントを足すと14.21kmです。ひらかたポイントの詳細は……ペラペーラ」
「きないやときしなや(前回参照)とか言いがかりレベルやろ!って言いたいけどまぁいいか。こっちも数えてみるわ」
すどん&デンチュウチームのひらかたポイント↓
・ひらつーグルメで紹介してた味祭があった
・枚方市内にもバスが周ってる山城自動車教習所
・ひらつーの桜特集でも紹介してた普賢寺
・牧野にできる予定の塩元帥が三山木にあった
・国道307号線の旅の最初のひらかたポイントでもあるホームセンターダイキ
・国道307号線の旅に出てきたお茶の駅があった
・緑苑坂のメセナひらかた
以上、8ポイントで80m追加!
そして枚方市駅から緑苑坂までの直線距離は……
22.64km!!!
ひらかたポイント分を加算して、
22.72km
よって、クロ&サトゥルチームの14.21kmという記録に8km以上の大差をつけて、すどん&デンチュウの勝利という結果になりました!!
「やったーー!!!」
「負けちゃったか……」
「ひらかたポイントでは巻き返せないレベルでしたね」
「絶対そっちの北口の方が有利やと思ってんけどなぁ」
「お互いにグダグダしたのがイイ感じになりましたね」
「そういや負けた時の罰ゲーム決めてなかったな」
「ええ!?聞いてないですよ」
「人生でもう二度とバスを使わんっていうのはどう?」
「それは絶対イヤ」
以上、路線バスどこまで離れられるか対決でしたー!!
オレならもっと行ける!と思った方はぜひ挑戦してみてくださいねー!