もうちょい先延ばしにできひんやろか?
そう思っている皆さんに、創業49年の塗装店のプロが『自分でもできる!塗り替え目安のチェック方法』を教えてくれるものです!
教えてくれるのはカトウ塗装工業株式会社 (0120-14-4656)の代表取締役である加藤社長。
カトウ塗装工業は自社で職人さんを抱える老舗塗装店。その確かな仕事で地域の個人宅からアパート・マンションなどの塗装まで、幅広く活躍し続けている会社です。
地図ではコチラ↓
枚方市茄子作4‐34‐3に事務所を構えます。
今回は『塗り替え目安の10年』を超えて塗り替えを行っていないお宅を訪問。
カトウ塗装の加藤社長に「塗り替えすべき!」か「まだ大丈夫!」かを判定してもらい『自分でもできる塗り替え目安のチェック方法』を教えてもらいました。
築26年・塗り替え後10年・玄関北向
まず最初におじゃましたのは高槻にお住まいの築26年になるKさま邸。
塗り替えは10年前に行ったそうで『塗り替え目安の10年』にぴったりですが…
さっそく塗装のプロにチェックしてもらいましょう!
今とくに外回りで気になっているところはありますか?
いえ…とくにないです。外回りをそんなに見ることもないので。(笑)
― 塗装のプロがチェックする時のポイントというのは?
まずは外壁に黒っぽいスジなどが出てきているかですね。
塗った瞬間はクリアコーティングをかけているので見えないんですが、劣化してくると色ムラ・色すじが出てくるので、それは塗り替えのひとつの目安になります。
色すじが出てきている部分はひび割れなどがあったのでは?
そうですね。塗り替えのタイミングでひび割れがあったのを直してもらいました。
色ムラの部分はひび割れの工事をされた部分だと思いますが、ちゃんと修繕したということでもありますので、プロとしていい工事をされたと思います。
10年も経てば塗膜が劣化するのは仕方のないことです。ただ、見た目がもっと気になりはじめると次の塗り替えを検討されてもいいかもしれません。
屋根の部分は年月が経つにつれてどうしても腐食してきますね。さらに腐食が進むともっとサビが出てきます。
あとは雨水が流れる樋(とい・とゆ)のところなどをサッとひとなでしてもらうと…
このように手に色がつくのも劣化のサインです。これは日光があたりにくい場所ではツヤもあり劣化も遅いですが、日光が直接あたる場所は劣化も早く、見た目の色あせも早くなります。
この場所は、おそらく塗り替え後にエアコンを新しく付け替えられたんですよね?
そうですね。塗り替え前は白い壁でした。
このあたりは塗り替えの際に取り外して塗装する方が、エアコンの付け替えに伴いホースの場所が変わる場合も安心ですし、丁寧な工事ですね。ただし、予算にも関係するとは思います。
― ということでプロによる外壁チェックが完了!
住宅診断士でもあり、二級建築士の資格も持つ加藤社長の判断は…
結論:まだ大丈夫!
※塗り替えの必要なし!
塗り替えには「10年」というひとつの目安があるんですが、今の状態であれば次の塗り替えを検討するタイミングではないです。
『きちんとメンテナンスをすれば築年数が20年以上経っても大丈夫!』という見本のようなお宅ですね。
必要な時期ごとにメンテナンスをされている証拠だと思います。
それを聞いて安心しました。
塗り替えから10年経った今頃から外壁の具合を気にかけてもらったらいいとは思うんですが、今のKさまのお宅の状態は目立ったひび割れもないですし、いい状態です。
家の立地や日当たりなども関係してくるので一概には言えませんが、お伝えしたポイントを塗り替えを判断するひとつの目安にしていただければと思います。
今回のチェックポイント
触ってみて手に色がつくのも劣化のサイン
10年を目安に外壁の具合を気にかける
みなさんも、まずは家の外をじっくり回ってみて、実際に手で触れてみるのがオススメです。
築17年・塗り替えなし・玄関北西向
続いておじゃましたのは翠香園町にある築17年になる西川さま邸。
これまで塗り替えされたことはないそうで、パッと見キレイな外観ですが…
さっそく塗装のプロにチェックしてもらいましょう!
よく飛び込みの営業さんが「塗り替えませんか?」って来ませんか?
おっしゃる通りで、今までに何件も来られました。
「モデルケースにするのでお値引きしますから」とか言われたりは?
実際に言われました。(笑)
目立つ角地にあって写真映えもするきれいなお宅なので、そうだろうなと。(笑)それでは早速見ていきますね。
まず西川さまのお宅の外壁は「サイディングボード」というパネルで貼り合わされています。サイディングの建物の場合はパネルよりも、パネルとパネルの間をつないでいる『目地のコーキング剤』が痛みはじめます。
この部分が『コーキング剤』です。黒ずみも劣化のサインになりますし、こうやって指でなでると…
劣化していくとこのように色がつきます。コーキング剤の色が変わってきて、手に色がついてしまうのは塗り替えのひとつのサインですね。
あと、2階の角の部分が少しだけ膨らんできて、黒い線が入っていますが、あれはコーキング剤が劣化してひび割れが始まっています。あそこが完全に割れてしまうと、水漏れがはじまってしまいます。
「今すぐに目地のコーキング剤を打ち直さないと雨漏りしますよ!」というほど切羽詰った段階ではないですが、塗り替えをオススメするのに適切な時期だと思います。
遅くとも2〜3年のうちには塗り替えていただきたいですね。実際に雨漏りをしてからの塗り替えになると、家の中も直さないといけなくなってくるので。
ということで、ここからはご自宅におじゃまして、塗り替えの気になるところを質問してもらいました。
ちなみに西川さんは翠香園町にあるご自宅で「すずらんピアノ教室」をやっておられるピアノの先生です。(お問い合わせ:072‐841-0761)
※レッスン案内や料金はすずらんピアノ教室HPをご覧ください。
せっかく来ていただいたので色々と教えて欲しいのですが、うちの場合は具体的にどういった塗り替えになるんでしょうか?
方法としては2種類考えられます。
ひとつは、今の状態の上から透明の塗料である「クリヤー塗料」を塗るという方法です。ただ、目地部分はクリアーを塗って保護するには劣化が進みすぎていますので、この方法はオススメできません。
もうひとつは、目地を打ち替えた後、パネルも塗り替える方法でこちらをオススメします。サイディングボードを使用されているお宅の雨漏りの大半は目地からですので、塗り替えするタイミングで目地も打ち直すべきです。
天候によっても前後するのですが、2〜3週間くらいを見てもらえればと思います。
周りのお宅もちょうど塗り替えされているタイミングなので気にはなっていたんです。
訪問に来られて見積をとってもらうと200万円まではいかないけれど、必ず100万円は越えてきているんですが…お値段はそれくらいするものなんでしょうか?
西川さまのお宅は3階建てですし、足場代や屋根の塗り替えも含めると100万円は越えてくるとは思いますね。
足場代も結構しますよね?
お客さまからすると足場は持って帰るものなので、お見積もりの中で「高いな」と目がいくと思います。
ですが、足場なしには工事ができないですし、安全な塗り替えのためにきちんとした足場の予算をとるのはご理解いただきたいなぁというのが業者側としての気持ちですね。
値段を抑えるために目地のコーキング剤だけ打ち直すというのはどうですか?
もちろんコストだけを考えるとひとつの方法ではあるんですが、目地を打ち直すだけでも足場を組む必要があるので、せっかく建てた足場を目地のためだけに使うのか、一緒に塗装もするのかということで考えると、同時にされた方がいいと思います。
現場をチェックする加藤社長
日当たりのいいお宅なので、お布団を干される面が一番劣化が激しいと思います。
西川さま邸の日当たりのいい南西側
ペンキの質と値段は比例するんでしょうか?
やはり「もちの違い」は出てきますね。
今、一番スタンダードなのはシリコン系の塗料で12〜13年くらいがもつ目安です。
ただ、12年経ったらいきなり雨漏りするということではないです。南面は紫外線があたって劣化が激しかったり、北側は場所によってじめじめしていたりと環境が違うので、必ずしも同じように劣化していくわけではないです。
今は紫外線に強いとか、断熱にすぐれているとか色々な塗料があると思うんですが。
『一度塗れば一生もつ』というような塗料があれば、外壁も機能性の高い塗料をオススメしますが、もちが良かった場合でも15年〜20年の間にまた塗り替えることが必要になります。
ですので、外壁はお客様のご予算やライフサイクルに合わせて最適な塗料をオススメしています。
梅雨の時期は適していないと思われがちですが、雨が降ったら工事ができないというのは一年を通して同じなんです。雨によって2週間を予定していた工期が3週間になったりということはあります。
工期が長くなれば値段が上がるんでしょうか?
やっぱり春や秋などは気候が安定していたり、作業する側としてはやりやすいところではありますね。
だいたい何人くらいの職人さんが来るんでしょうか?
うちは2人くらいで、それくらいが一番いいペースで進みますね。
きちんとした乾燥時間を確保する必要もあるので1日1工程くらいのイメージです。
リフォームローンなどもありますので、ご相談いただければと思います。
そのときに不安になったら、お電話いただければ見にきますのでおっしゃってください。
そうですね。(笑)
外壁だけでなく建物でも不安なことが出てくればなんでも聞いてください。
― ということでプロによる外壁チェック&ヒアリングが完了!
住宅診断士でもあり、二級建築士の資格も持つ加藤社長の判断は…
結論:家にはもう少し頑張ってもらいましょう!
※塗り替えのタイミングではあるがライフサイクルを優先
今回のチェックポイント
雨漏りすれば家の中まで工事し直す必要があるので注意!
ライフサイクルとの兼ね合いで塗り替えるのもひとつの方法
工期は2〜3週間が目安・春秋は気候が安定して工事しやすい
外壁塗装もリフォームローンの対象になる
塗り替えの相談はもちろん、リフォームを含めた家の相談にも気さくに答えてくれるカトウ塗装工業の加藤社長に相談してみてはいかがでしょうか?
電話番号
0120-14-4656
営業時間
9:00〜18:00
定休日
土・日・祝日
住所
枚方市茄子作4‐34‐3
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