イベントなどに実際に行ってご紹介する【ひらつーレポ】
今回は寝屋川や香里園にある洋菓子店「ティコラッテ」の夏の新作ケーキ内見会にお呼ばれしたので参加してきました。誰でも参加できるものじゃなくてすみません。
内見会が行われたのは寝屋川店。
夜のケーキ屋さんってなんだか怪しくてメルヘンな雰囲気ですね〜。
ひらつーから参加したのは僕すどん@ひらつーと、上記写真でポージングしているガーサンボイル@ひらつーの2人。
ティコラッテ各店舗のたくさんのパティシエさんたちが寝屋川店に集合し、新作ケーキを披露するかたち。
ちなみに我々以外にも他にも数人ブロガーさんなどゲストの方々がお呼ばれしておりました。
(その中にいちご狩りで紹介した南農園の南さんもいて、この数日後にいちご狩りに行ったかたちだったりします)
そんなわけで、各パティシエによる夏の新作ケーキがずらーっと!
全部で20種類!
ちなみにいつもよりは少なめだそうで、多い時は30を越える時もあるそうです。
これらのケーキを試食しながら、スマホを使って評価・コメントをするという、斬新な試食会となっております。評価は5段階評価。
それでは、まずはエントリーされた新作ケーキ候補たちの紹介です!
(※ここから先のケーキ紹介は新技術を使用していまして、ケーキ名をクリックするとそのケーキを作ったパティシエさんからの説明が出てきます。番号は写真左から123〜といった順)
名前の通りアプリコット+パンナコッタです。アプリコットのムースとパンナコッタです。1番上にはアプリコットのジュレが乗ってます。名前の響きがとてもいいと思います。
桃を5回に渡り使いました。アクセントにマンゴーとパッションを加えました。違う層にはチーズや紅茶も使用しています。
土台は クッキー生地に アーモンドクリームを入れて マンゴーの果肉を 埋め込んで焼いています。上のムースはムレスナティーの[エデンの果実]を使ったホワイトチョコレートのムースで中にマンゴーのジュレを入れています。周りのクリームはカスタードにマンゴーのクリームを練り込んだものを絞っています。マンゴーと紅茶がマッチした夏らしいケーキに仕上げました。
最近お客様で、低糖質のケーキを求めて来られる方が多いと思い、子供からご高齢の方からも人気なプリンを低糖質で作ってみました。グラニュー糖をパルスイートに代えて作りました。パルスイートは、砂糖と同じ甘さでカロリー90%カットする甘味料です。
甘じょっぱいバニラのムースにほろ苦いキャラメルソースを挟みました。土台はタルトなので、サクサクした食感も味わえます。甘すぎないケーキなので夏にも食べやすいと思います。
柑橘の爽やかなモンブランです!底にはオレンジの洋酒漬けを混ぜた口どけの良いダコワーズ生地を敷き、中はグランマニエが香るシャンティでオレンジのわらびもちと甘夏を包み、周りにはチーズとオレンジのさっぱりさを感じられるクリームを絞っています。
下からベリーのジュレ、もっちりパンナコッタ、レモングラスのシロップでマリネした旬の果物、ムレスナティーのジュレ酸味、クリーム感、フレッシュさ、それぞれの食感を変えて。意外と合います。
ヨーグルトムースの中にベリーのジュレを入れてみました。食感が欲しかったのでグラノーラを入れてみました!
ももづくしのケーキです。下から、スモモのジュレ、黄桃の果肉入りゼリー、ほんのりココナッツが香るもちつる食感のミルクプリン、白桃のムースです。くどくならないようにスモモのジュレで酸味を加えました。また、ココナッツが浮かないように、白桃のピューレを少し入れて全体のバランスを考えたケーキです。可愛く、でも夏のキラキラも感じられるように仕上げました!
ミルクチョコレートのムースの中に ホワイトチョコレートのムース フランボワーズのソースを入れました。夏にしては濃厚だったので、ミルクチョコのムースと中のホワイトチョコのムースにパッションを加えて全体的にほんのりだけパッションを感じるようにしました。そこのチョコのスポンジには少しキャラメルを砕いたものを入れてるので、少しシャリシャリした食感をもたせました。上にかけているグラサージュは冷凍解凍してもくもったりせずずっとツヤを保つ配合なので、毎朝グラサージュをかけずに、 全部一気にかけれるので、作業効率的にも良いです。
マンゴーをバタークリームで作って、クリーミーでかつ食べやすくするために、空気を含ませて軽やかにしました。生地の一番上にはココナッツをふって風味を出しています。中にはマンゴーのジュレをいれているのでさらにマンゴーを感じられて美味しいです。
マンゴーのクリームにカシスをアクセントにしました。
ふんわり桃のムースと、白桃アールグレイのムースを組み合わせてみました。生地にもアールグレイの葉を混ぜ込み、間に桃のジャムも挟んで、白桃アールグレイを表現しました。
はちみつムースの中にバニラムースを閉じ込めました。上には、キャラメルソースを。
パウンドケーキのようなバターケーキの上にカシスのガナッシュピーチのムースを乗せたシンプルなケーキです。シンプルに桃とカシスの味を楽しめます。
チーズムース、いちじく風味のチョコムース、いちじくパウンドをグラスに入れてパフェ風に仕上げました。
クレープの生地にもものコンポート、もものジュレ、フランボワーズのクリームをサンドしてます。下にロイヤルティーヌとホワイトチョコでサクサクした食感を出しました。コンポートは缶詰めを使ってますが、桃の季節になったらフレッシュを使いたいです。12カットにしてますが、販売するときは10カットにします!
イタリアンメレンゲを使った軽いチーズムースにパイナップルのコンポートを真ん中に仕込みました。土台にはチョコタルトを使っているのですがライムの皮を一晩つけた生クリームで作っているので、ライムの香りが楽しめます。見た目も味も夏らしい爽やかなお菓子に仕上げました!
アイスのシロクマを食べてみてこれをケーキにできないかと考え作ってみました。練乳のムースの中にバナナ、みかん、パイナップル、小豆を入れセンターはイチゴのジュレにしました。底には白いジェノワーズをおき、少し食感がほしかったので、夏らしいココナッツのシュトロイゼルを散らしました。ちょっと練乳のムースが甘さ控えめすぎたかもしれませんが、夏にさっぱり食べてもらえるんじゃないかなとおもいます。アイスのシロクマを越えたいです。
20番目は今回は別件らしいので説明は除外です。
以上、20種類を食べては評価、食べては評価……を繰り返します。
各ケーキにはこのように前述の説明文とパティシエによるイラストがセットになっていまして、どこにこだわっているのかがわかりやすいです。
ガーサンボイルのお気に入りは塩バニラキャラメル。
「あっさりとした甘さで夏にもってこいだと思いました」とガーサンボイル。
僕のオススメは2番の「桃(仮)」と、上記写真の12番「マンゴーとカシスのシブースト」。
僕はコメントをスクショとって忘れないようにしていたんですが、桃には
「桃を食べたい時に代わりとしてこれを食べても満足できそうで、なんなら桃より美味しいかも。見た目もキレイで序盤から高評価です」
つづいてマンゴーとカシスには
「めっちゃ好みの味でした!マンゴーにココナッツ!しかも重すぎず!売ってたら買います」
とコメントしていました。
そんな僕らの評価に加え、各パティシエさんやオーナーシェフの評価にもとづいて、ティコラッテでは夏の新作ケーキが選ばれる仕組みになっています。
ではでは、我々が高評価を下したケーキは選ばれているのか!?
注目の結果発表の時間です!!!
ババン!!
選ばれたのは……
下記画像の11点です!
(ティコラッテさんからいただいた画像)
(その2)
ガーサンボイルオススメの塩バニラキャラメル、僕すどんオススメの桃も無事新商品として選ばれました!(マンゴーとカシスのシブーストは無念です!)
ちなみに選ばれたケーキは販売できるように多少、仕様を変え、6月1日から新商品として販売開始されるそうなので、6月以降にティコラッテに行くと購入可能ですよー!
(選ばれてたエデンというケーキ)
今回の内見会を終えて思ったのは、何気なく食べているケーキにも裏側ではこんなに評価され、磨かれて店頭に並んでいるんだなぁということでした。
もっと気軽に「作りました!→はい新商品!」くらいのノリかと思っていた自分が恥ずかしいです。
今度ティコラッテでケーキを買う際は、裏側ではパティシエさんたちがしのぎを削って、評価を勝ち取ったケーキが店頭に並んでいるんだと意識してみてはいかがでしょうか。
以上、ティコラッテの夏の新作ケーキ内見会のようすでしたー!