!!【この記事はグロテスクな表現があります。苦手な方はココでお引き返し下さい】!!
9月頃に記事にしたセミを食べる企画の最後で枚方産のなにかで枚方の至高のフルコースを作ることになった枚方つーしん。
枚方のアメリカザリガニクッキングです!
……毒あるの? なければ食べるよ 食べ物は
……枚方高校生物飼育部の元部長の現役JK3年生。最近ユネスコ公認CMASサイエンスダイバーの資格を取った女子高生。くずはに似てる名前ですが、寝屋川市民です。その人柄と生物好きっぷりはコチラの記事をどうぞ。
ザリガニ捕獲の場所は枚方高校近くの東田宮から山之上あたりに広がるのどかな田園地帯…
捕まえ方
準備するものは糸、割り箸、スルメ。割り箸に糸と餌をつけて釣具に変身させるかたち。
子供の頃はザリガニ釣りをして遊んだ方も多いのではないでしょうか。
僕はもっぱら素手で採る派でした。
そして、作ったこの釣具では時間がかかりすぎるとのことで、結局ザリガニには網を使い、
アメリカザリガニゲットだぜーッ!
この日、葛原さんや生物飼育部顧問の三井先生、そして生物飼育部の1年生にも手伝ってもらい、10数匹ほど採ることができました。
三井先生によると、夏はもっとザリガニが用水路にいたとのこと。気温が下がったらザリガニは土の中や隙間に隠れて姿を見せなくなるそうで、今回は10月前半に取りに行ったのであまりとれず。
なんでそんなに詳しいかと言いますと、生物飼育部では去年もザリガニを食べたんだそうです。
ここでちょっとアメリカザリガニについて↓
1927年、ウシガエルの餌用として神奈川県鎌倉郡岩瀬の鎌倉食用蛙養殖場に持ち込まれたのが始まり。その養殖池から逃げ出した個体が数を増やして現在に至るそう。
そして、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。
食材としてのアメリカザリガニ
しかし、フランス料理では高級食材としてアメリカザリガニなどが使用され、豪州でも日常的に家庭で調理されています。また、中華料理でも小龍蝦 (xiao long xia) と呼ばれ人気の高い食材。(→Wikipedia)
!!【ここから先はややグロテスクな表現があります。苦手な方はココでお引き返し下さい!今回はモザイク入れてません!】!!
今回ザリガニを食べるにあたって考えた調理法は、
★お湯で茹でる
★コロモをつけて油で揚げる
の2つ。
野生のザリガニには寄生虫がいる可能性がありますし、泥臭いのを食べるのではなく、やはり美味しくいただきたいので、生物飼育部の方々に2週間ほどザリガニの泥抜きをしてもらいました。感謝!
さらに念には念を入れて赤ワインで消毒。ザリガニもお酒で酔うようで動きが鈍くなってました。
三井先生によるとこれはアスタキサンチン(→Wikipedia)と言う色素の作用とのこと。
タンパク質と結合したアスタキサンチンは黒っぽい青灰色なのですが、加熱によってタンパク質分子が変性してアスタキサンチンが遊離すると本来の赤色になるようです。
サケが白身なのに赤くなるのもこれのせいなんだとか。
枚方産 エクルピスのベニエ〜枚高でとれたハーブを添えて〜
エクルピスとは、ザリガニのフランス語。ベニエは揚げ物的な意味です。
エクルピスの上には乾燥バジル、バルサミコ酢をかけ、最後に枚高に自生しているハーブで飾り付け。
どことなく高級料理感溢れる料理に様変わりしました。
そして、味はまあエビなんですけど、でもなんとなく用水路を思い出させてくれます。
次に揚げたザリガニ。ポップコーンシュリンプ(→知恵袋)的な。
正確には松葉カニっぽい味でした。
殻は硬めのポテチくらいな感覚で、殻ごとバリバリいけます。
ついでに、この日は三井先生が用意してくれたヌマエビをかき揚げにして食しました。
完成したヌマエビのかき揚げ↓
完成したこちら。食欲をそそる匂い!
その評価は…
かき揚げの味が強すぎてエビの味がしない。
ということで、
このヌマエビ単体で食べてもらいました。めっちゃちっさいです。
味は普段の小エビよりかは少しパンチが効いている味とのこと。
普通の桜えびのかき揚げとしてもいけそうです。
そして、最後にデザートをもらいました!↓
生物飼育部が部室で干していた柿。(→Wikipedia)
ここにきて
素直に美味い。
意外とか、案外美味しいとかではなく、ただ純粋に美味しい。幸せの味。
最後に感想。まずは葛原さんから↓
この前はセミでしたが今回はアメリカザリガニ!特定外来生物ではないものの、この子も在来の子達を脅かす存在です😭子供の時に馴染み深い方も多いかと思います。
最近は駆除活動も活発になってきつつあり、生態系を守る面ではナイス!と思うのですが、駆除される側の生き物はやっぱり殺処分…殺すだけっていうのはどうも命を軽くみてるんじゃ…?と思ってしまいます。今回も「ありがとう」の気持ちを込めて命を頂きました。
感謝する気持ちって当たり前にあるはずだけれど、忘れがち。
なので少しづつでも感謝の気持ちを持つ輪が広がればなぁ〜と思ってます。
つづいてガーサン↓
そんなわけで現在の枚方の至高のフルコース↓
スープ 未定
魚料理 枚方産 エクルピスのベニエ←New!
肉料理 セミの唐揚げ
メイン 未定
サラダ 未定
デザート 未定
ドリンク 未定
そしてドリンクはもう淀川の水で作った何かになりそう。
枚方のコレを食べてみてほしい!とかあればまた教えていただけると幸いです!
【おまけ】
あと、この日はわらび屋本舗のわらび餅を手土産に持っていきました。
さらに笑顔溢れる部活に。きなこ単体をお弁当みたいにがっついて食べてるのをみて、ちょっとほっこりしました。