『雑貨屋の開き方と経営術』がテーマの第8回ひらかたビジネスカフェに参加してきた!

枚方市立地域活性化支援センターが主催する
第8回ひらかたビジネスカフェ
が2019年1月20日(日)に鍵屋別館3階で開催されました。

ビジネスカフェ(小)-20
(ひらつーでご紹介した過去記事はこちら

今回のテーマは…
「自分らしいこだわりのお店の作り方を教えて!雑貨屋の開き方と経営術」です!

ビジネスカフェチラシ

こちらのイベントに、デンチュウ@ひらつーが司会進行として参加してきました!
枚方市内には、古民家をリノベーションした雑貨屋など個人経営のかわいいお店がたくさんありますよね。

ビジネスカフェ(小)-5

「いつかお店を開いてみたい」「…でも、何からはじめていいの?店主さんたちはどのようにお店をオープンさせたの?」

そんな疑問をお持ちの方に向けて、枚方市内で雑貨屋を経営している3人の女性にお越しいただき、開業にまつわるお話を色々と聞かせていただきました!

左から、

storia  川田 好美さん
(レディースアパレル・インポート雑貨)
Lin Brun. 西村 知子さん
(リネン・コットン素材を中心としたセレクトショップ)
BLOOM BERRY 丸井 まゆみさん
(プリザーブドフラワー専門店&お花の教室)

ビジネスカフェ2-4

また、参加者のみなさまにはお茶とお菓子(呼人堂の暁)をご用意。お茶を楽しみながら開業について学べるのが、ビジネスカフェの醍醐味です。

それでは、当日のようすを抜粋してご紹介します!

第1部 ゲスト講演

まずお話を聞かせてくれたのは、くずは駅前でプリザーブドフラワー専門店&お花の教室「BLOOM BERRY」を経営している丸井まゆみさん。

ご主人の転勤で東京に移住した際にプリザーブドフラワーに出会った丸井さんは、関西に戻ったタイミングで今回の会場である鍵屋別館で、BLOOM BERRYをオープンされました。

ビジネスカフェ(小)-9

くずはにお店を移転後、初めて鍵屋別館を訪れたという丸井さん。

「今日はようやく鍵屋別館に戻ってくることができました。…本当に懐かしい。この場所には思い出がたくさんつまっています」

と、開業当時を振り返り涙する場面も。

ブルームベリー

「好きなものを作る教室と、売れる商品を販売するショップとのギャップに何度も迷い、気がつけば開業から11年が経っていました」と丸井さん。

そんな丸井さんを支えてくれたのは、お花の教室を通じて成長していく生徒さんたちの姿。

教室

「支えてくださる方、応援してくれる生徒さんのおかげで今のBLOOM BERRYがあります。感謝の気持ちでいっぱいです。

私には、男性的な経営術はありません。だけど、柳に風…女性ってそんな柔らかい発想が得意だと思うんです。こうでなければならないという枠にとらわれず、しなやかに夢と希望を持って進んでください」

と最後にあたたかいメッセージをいただきました。


ビジネスカフェ(小)-13

続いて、牧野でリネン・コットン素材を中心としたセレクトショップ「Lin Brun.」を営む西村知子さん。

2016年10月にお店をオープンし、現在開業3年目です。

ランブラン

開業して間もない頃は「とにかく知ってもらおう」とマルシェに出店したり、近隣の住宅に一軒一軒ポスティングするなど、積極的に行動していたという西村さん。

店舗の内装や外観も、物件を生かしながらご自身の手でコツコツとアレンジされたそうです。次々と紹介される初期費用を抑えるコツに、参加者の皆さんも興味津々。

「少ないお金でも、お店は作れる」というお話が印象的でした。

ランブラン2

そんな西村さんが心がけているのは、「本音で接客すること」。常連さんとのたわいもない会話が、信頼関係を深めるきっかけになっているそうです。

最後に「個人経営のお店は、人の魅力がとても大切だと思います」とお話してくださいました。



ビジネスカフェ(小)-17

最後にお話していただいたのは、川田好美さん。光善寺でレディースアパレル・インポート雑貨を取り扱うお店「storia」を経営されています。

もともとアパレル業界で働いていたという川田さん。

仕事帰りにふと目に止まったのが、現在の物件。内装の雰囲気も、予算も理想にぴったりだったそう。

ストーリア

「当時は絶対開業するぞー!とは思ってなくて…。具体的なビジョンはありませんでした」

そんな川田さんが訪れたのは、ビジネスカフェを主催している「地域活性化支援センター」。ここで事業計画書の書き方や融資の受け方を一つ一つ学び、2015年にお店をオープンされました。


開業後、個人経営のお店にとって大きな悩みの種となるのが認知と集客。

お店のInstagramに新作商品やコーディネートを毎日投稿し、少しずつファンを増やしていったという川田さん。現在は、商品の掲載後すぐに注文が入るなどSNSの効果を実感しているそうです。

・初めて来店した方には次回使えるクーポンを渡す

・「先日の旅行はどうでしたか?」などDMにはメッセージを添える

などなど、川田さんのお話からは一人一人のお客さまを大切にする姿勢が感じられました。

第2部 ゲストによる意見交換会

第2部はフリートーク。
参加者の方からの質疑応答を紹介します。

ビジネスカフェ(小)-21

Q.(丸井さんへの質問)教室をされているとのことでしたが、料金設定はどのように決められていますか?

丸井「お花の場合は一回のレッスンで5000円です。入会金や月謝はいただいていません。日にちや曜日も全てフリー。生徒さんは主婦の方が多いので、相手の立場に立って通いやすい料金設定や日程を決めています」

ビジネスカフェ2-2

Q.店頭に並べる商品はどのようにセレクトしていますか?

西村「お店のコンセプトにあった、ナチュラルテイストの雑貨をセレクトしています。手作り作家さんの商品を置かせていただくことがありますが、商品だけでなく作家さんの人柄も大切だと思います」

川田「自分の感性に合うものですね。小さなお店だからこそ『自分の好き』を集めるようにしています」


ここでちょっとブレイクタイム。

前田さん

交流会に入る前に、ビジネスカフェのミニ講座として(株)保険ブレインの前田太一さんに、個人店のリスク対策についてお話いただきました。

前田さんがおっしゃっていたのが、物件選びの際のリスク対策。

・地下や1階の店舗の場合、過去の水災の有無を確認した方が良い。

・上の階に飲食店が入っている場合は水漏れのリスクがあるので、水に弱い商品を扱う場合は注意。

・盗難は「起こりやすい場所」があって繰り返し起こるので、過去の被害の有無を確認する。

・盗難自体の被害もあるが、警察の捜査で半日は営業がストップしてしまうので、そちらの被害も大きい。

など具体的なお話が伺えました。

ビジネスカフェ2-6

ミニ講座の後は、ゲストと参加者の交流タイム。

「開業までにお金はどれくらい必要ですか?」「軌道に乗るまでどれくらいの時間がかかりましたか?」などなど、アツい質問が飛び交います。

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ゲストのみなさんも、体験談を交えながら丁寧にお話してくださいました。回答にもそれぞれ個性があり、お店づくりにも色々な形があるんだなと感じました。

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「事故や災害があるとお店が営業できず、その期間売り上げを出すことができません」と前田さん。

「自分のお店をトラブルから守る」という大切な視点をいただきました!


最後に、ゲストのみなさんから一言ずつメッセージをいただきました!

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川田「人のご縁、出会いの大切さを改めて感じた1日でした。お店に来ていただいた際にはまたぜひお話できればと思います!」

西村「不器用でもかっこ悪くても大丈夫です。情熱をもって進んでください!」

丸井「みなさんは今夢に向かって一所懸命歩んでおられる最中だと思います。これからも前を向いて挑戦を続けられるよう、私も頑張っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」

参加されたみなさんの感想

人の協力、人脈の大切さを感じました。

お客さまのニーズに応えることが大切だと思いました。1人でやろうと思っていましたが、一緒にやる人をみつけてもいいのかな?と思いました。

ゲストのみなさんのやり方はそれぞれ違いましたが、色々な工夫や努力をされていて、待っているだけではダメだと気がつかされました。

100%じゃなくてもいい。やりたいことを、とりあえず形にしながら始めていく!

オーナーの人柄をふくめて売り込むことが大事。

店舗のある場所によってお客の購入単価が上下するというお話が大変興味深かったです。

などなど、素敵なコメントをたくさんいただきました!

以上、ビジネスカフェのようすを抜粋してお伝えしました!

最後に今回のゲストスピーカーの皆さまを改めてご紹介して記事を締めくくりたいと思います。丸井さん、西村さん、川田さん、素敵なお話をありがとうございました!


プリザーブドフラワー専門店&お花の教室
BLOOM BERRY
丸井まゆみ(まるい まゆみ)さん

丸井さん

【プロフィール】
約15年前に夫の転勤で東京に移住したことをきっかけに、銀座の教室で枯れない可憐なお花「プリザーブドフラワー」に出会う。プリザーブドフラワーとフラワーアレンジメントの資格を取得した後、フラワーサロンBLOOM BERRY(ブルームベリー)を立ち上げ、自宅や出張レッスン(ランチ付き楽しい花教室など)を始める。
その後、関西へ戻り本格的に枚方公園にある鍵屋別館にて教室&SHOPをオープン。お店を立ち上げた後も、国家資格であるフラワー装飾技能士などを取得し技術を磨く。2016年、楠葉アベニュー通りにお店を移転し現在に至る。

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リネン・コットン素材を中心としたセレクトショップ
Lin Brun.  
西村 知子(にしむら ともこ)さん

西村さん

【プロフィール】
マロニエファッションデザイン専門学校卒業後、アパレル会社に入社しファッションコーディネーターとして勤務。その後、テディベア関連のオリジナル商品企画販売会社へ転職し、商品企画兼デザイナーとして 22年間勤務する。役職につき、主に自社カタログ作成とOEMのプロダクトを担当。
退職して数ヶ月後、2016年にずっと夢だったリネンの洋服を中心としたセレクトショップを開業。リネンという素材に出会い好きになり “もっと皆にリネン服を知ってもらいたい、着てもらいたい”という思いで今もなお奮闘中。

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blog

レディースアパレル、インポート雑貨
storia 
川田 好美(かわた よしみ)さん

川田さん

【プロフィール】
オーダーメイドの仕事をしていた母の影響で、子供の頃からファッションに興味をもつ。高校生の時、販売のアルバイトをしたのがきっかけで、高校卒業後はファッションデザインの専門学校へ進学することを決意。
専門学校卒業後はセレクトショップに8年間勤務。そこで店長をしながらデザインやバイヤーの仕事にも携わる。第2子出産後、アパレルの仕事に復帰し2年勤務後、長年の夢だったセレクトショップをOPEN。

詳しくはこちらをご覧下さい! 


地域活性化支援センターでは、今後も開業や起業に役立つイベントを開催予定!

興味のある方は地域活性化支援センターのホームページを随時チェックしてみてくださいね!

地域活性化支援センター

【主催】
枚方市立地域活性化支援センター

・住所 〒573-1159 枚方市車塚1丁目1番1号 輝きプラザきらら6階
・電話番号 050-7105-8080(代表)
・FAX番号 072-851-5384
公式サイト

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