※エムスタッフさんは2022年9月で閉店いたしました。
ある日のガーサン@ひらつー…
「世界には多種多様な人種・民族の人々が暮らしている。この狭い日本だけでは知ることのできない世界が海の外には広がっているんだ!」
と、いきなりなにやら熱い持論を展開するガーサン。
「特に少数民族のいるような地域には日本では考えられないような文化がある。TVで見るだけでは真に理解することはできないし、やっぱり自分の目で!耳で!体感しないといけないんだー!!」
ということで、なぜか急にアフリカ大陸移住に向けて動き出したガーサンが相談にやってきたのは…
車買取専門店
エムスタッフ!
これまでにもひらつー記事で紹介しています。
今回もお話を伺ったのは、この道20年以上の車買取のプロ!
永沼社長です!
「こんにちは〜!」
「はい、いらっしゃ… 」
「えっと… 今日は…どういったご用件で…?」
「あ、どうもはじめまして。私、枚方つーしんのガーサンと申します。今日は車を買取っていただきたくお伺いいたしました。」
「うん、うん… そうやねんけど、どこからツッコめばいいんかな…?」
「あ、全然この格好は気にしないでください。」
「それは無理やわ。なに?その顔!!」
「あー…、やっぱり気になりますか?」
「逆に気にならへんヤツはおらんと思うで。」
「実はぼくは海外での暮らしに憧れていまして、現地の人たちとどうやったら心を通わせられるのかと考えたときに、やっぱり同じ格好をすることだと思ったんです。TVでヨシダナギさんも言ってました。」
「それで…その格好なん…?」
「はい。それで海外に移住しようと思ってます。」
「へー、どこの国に?」
「国というか、アフリカ大陸です。」
「そうなんや…それはともかく、そんな格好で店に来る人おらんで…」
「まずはカタチから入ろうと思いまして。」
「それ、どうやって化粧したん?」
「あ、100均で買った絵の具で。」
「絵の具なんや(笑)」
「それで今日はアフリカに移住するので、不要になった車を売ろうと思いまして。」
「あっ、売りに来たんや(笑)見た目のインパクトがすごくて何しに来たんかと思ったわ(笑)」
「ちなみに海外移住のときに一緒に車を持っていこうとしたらどれくらいお金かかるんですか?」
「海外はわからん。やったことないわ。それはやっぱ国によって送る費用だけじゃなくて税金もかかるからなぁ。手続きもややこしいみたいやし。」
「中古車ってけっこう海外に行くんですか?」
「うん、行くよ。それも税金かかるし。例えば、国によっても違うし、車種とか年式によっても違うし。高いとこやったら、この間タイで100万円の車を持ってくのに税金だけで300万円かかるって話を聞いたわ。」
「えーー!!税金300万円ですか!?」
「やから、日本で100万円で買える車がタイでは500万円とかする場合もあるってことやな。」
「税金ってスゴイ…そんなにかかるんですね…。」
「そのへんは輸出業者さんが関税のこととか詳しいけど、それも地域によってアフリカ方面に詳しい業者さんもいれば、ヨーロッパ方面に詳しい業者さんもおるねん。でも、アフリカに詳しい人はヨーロッパ方面はポカーンとなるというか。そういう専門の輸出業者さんでも他の地域の事情は知らへんらしいわ。」
「輸入業者さんでも専門の地域以外はわからないもんなんですねー。例えばタイとかに普通に日本の新車を売ってるお店はないんですか?」
「ディーラーってこと?あるよ。タイに日本車の工場があったりするから。だからタイで中古で日本車売ってるとこはほとんど無いよ。税金が高すぎるから。」
「そしたらその新車は日本と同じ値段なんですか?」
「そんなことないよ。コッチで200万円ぐらいの新車が4〜500万円ぐらいするんちゃう?」
「はーー!!そんなに違うんですね!!海外では日本車ってけっこうブランド化されてるんですか?」
「うん、やっぱりすごいんちゃうかな〜。」
「そしたら日本でいうベンツとかBMW的な?」
「そこは海外でどの程度のランクで認識されてんのかはわからへんけど、やっぱり壊れない、強いって信頼性があるみたいやな。」
「へー、日本の技術力ってすごいんですねー。海外で一番メジャーなメーカーってどこなんですか?」
「う〜ん、やっぱりトヨタが一番人気があるかなぁ。古い車になればなるほど強いな。10年、15年後にもちゃんとしっかり走るから。それだけ色んな部分がしっかりしてるから長持ちするってことなんやろうな。」
「そういえば中古車買取って、どんな車でも買い取ってもらえるんですか?
たとえばキッチンカーみたいな車とか。」
「うん、買い取れるよ。そこはキッチンカーでもフェラーリでも一緒。ただ、買取事例が少ないから難しいってのはあるかな。」
ガーサンが売る予定のダイハツのミライース
「例えばダイハツのミライースってなったら、一般的やからデータがいっぱいあるねん。50万円で売れそうやから40万円で買いましょうってのができる。でもキッチンカーとかやとデータが少ないから、いくらで売れそうとかの予測を立てるのが難しいねん。せやからある程度までいったら勘でいかなしょうがないわな。」
「そうなんですね。予測は難しくても一応は買い取ってもらえるんですね。」
「うん、極端な話、宅急便の車とか消防車でも買い取るよ。」
「へぇーーー!!ほんとになんでも買い取ってもらえるんですね!」
「極稀にやけど消防車もオークションに上がってきたりするから。あと霊柩車とか。」
「霊柩車!! 霊柩車って売れるんですか!?」
「売れるよ。まぁ、めったに出回ることはないけどな。」
「オークションに上がってくる車で、今この車が人気!とかあるんですか?」
「今は特には無いかな…。昔はドラマでキムタクが乗った車とかがめっちゃ人気出たりはしたけどな。キムタクがパイロット役の『グッドラック』とか『ビューティフルライフ』とか。」
「あー…知らないです。(←25歳)」
「知らんかー…自分まだ若そうやもんなぁ…。キムタク人気すごかってんで?ビューティフルライフでヴィータって車に乗ったらめっちゃ人気出て、グッドラックでランドクルーザーに乗ったらそれも人気出たし。」
「そんなに世の中に影響を与えてたんですね…!」
「キムタクのモノマネする芸人とかめっちゃ好きやねんけど知ってる?」
「あっ、たしかに似てますね。」
「このモノマネめっちゃ好きやねん。 …っていうか、何の話やったっけ?(笑)」
「あっ、ぼくが海外移住するんで車を売るっていう。」
「そうやったそうやった(笑)」
「じゃああの、車の買取をお願いします。」
「わかった。じゃあアフリカに行っても頑張って。自分やったらなんか大丈夫な気がするわ。」
「ありがとうございます。あと、永沼さん最後にもうひとつ質問いいですか?」
「うん、いいよ何?」
「パスポートってどうやって取ればいいんですか?」
お前、そこからかい!!