そう開院前のことを振り返るのは、よしむらこどもクリニックの吉村先生。(&気になるクマさん。クマさんについては後ほどご紹介しますね!)
よしむらこどもクリニックは、
5月8日に開院をむかえた星丘にあるクリニック。開院時にはひらつーでも記事にしたことも。(→公式サイト)
新型コロナウイルス感染症の影響をうけて、開院が困難な状況だったというこちらのクリニック。
厳しい状況を乗り越えて開院を迎えることができた裏には、
ある意外な人たちのサポートがあったからなんだそう。
今回ひらつーでは、そんな「よしむらこどもクリニック」の開院準備中の苦労や、無事に開院することができた経緯を実際にインタビューしてみました!
これから事業をはじめるという方や、新型コロナの影響で困っている事業者さんにとってヒントになる内容がもりもりですので、要チェックですよ!
先生のお話を聞かせてもらう前に、よしむらこどもクリニックについて簡単にご紹介しておきましょう!
クリニックでは、新型コロナウイルス感染症の予防策が取られていて、来院時の手指を消毒されるためのアルコールも用意されています。
先生やスタッフさんは、感染防止のためのマスクやゴーグルをばっちり着用されているので、安心して受診できる環境が整っています。
クリニックの様子をみると、「開院するのが難しかったように見えへん!」って方もいらっしゃるかと思いますが、一体何がどうだったのか…!?
それでは、詳しくお話を聞いてみましょう!
ー 開院まですごく大変だったとお聞きしましたが、どういう点でお困りだったんですか?
「やはり物資の不足ですね。
新型コロナウイルス感染症が昨年末から徐々に影響が広がってきましたが、クリニック開院に向けて準備を進めていく2月頃から開院するために必要なモノが全く手に入らない状態になりました。
感染拡大防止のための厚労省や保健所などから医療体制の基準というものが示されるようになってきたんですが、そのために必要なアルコール消毒液・マスク・手袋や、フェイスシールドなど、どれも通常の流通ルートではまず手に入らなくて」
(診察室の様子。壁紙もどうぶつの柄でかわいいです)
ー 緊急事態宣言がでる前から医療現場でも、物資は不足していたんですね。
「3月ぐらいから状況が一気に変わりましたね。流通業者さんに在庫を問い合わせてもまず手に入らない。
今ではゴミ袋で防護服を手作りするなど色んな工夫がされていますが、当時通販サイトなどで販売していないか調べても、販売元が不明・高価格でしかもいつ届くかもわからない。どこの誰だかわからないところから購入するのは怖くて手を出せない状況だったんです」
(クリニックのお隣には、枚方信用金庫 星丘支店が)
「枚方信用金庫のビジネスマッチングを通じて、必要な物をそろえることができました」
ー ビジネスマッチングといいますと?
「ここからは私たちからご説明しますね」
と登場したのは枚方信用金庫 星丘支店の支店長 小糸(こいと)さんと、業務部 副部長 松本さん。
(画像クリックで紹介ページへ)
「全国の信用金庫が連携して提供しているサービスでして、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて物資の調達や供給が困難になっている事業者さまをサポートするためのものです」
「信用金庫のネットワークを活用して、必要な物資を探されている事業者さまがいたら、該当物資をもっている事業者さまを探してお繋ぎすることができるんです」
「ひらしんさんには開院準備のころから『足りない物はありますか?』など、日頃からこまめにお声をかけていただいて」
(左から、ひらしん小糸さん・クマさん・吉村先生・ひらしん松本さん)
ー 先生はビジネスマッチングについてご存知だったんですか?
「お話に聞くぐらいでして、私自身が開院準備で困っていたタイミングで詳しく知ることになりました。
「会話のキャッチボールってすごく大事で、漠然と消毒液とマスクがないんだって思っていたら、実際はフェイスシールドが足らなかったり、消毒液でもアルコール消毒液が必要とされているなど、コミュニケーションを取ることでわかることが沢山ありました」
「ビジネスマッチングでは、事業者さまが必要とする物や提供可能な物を掲載する専用ページを用意しています。そのため情報も集まりやすく必要な物を手配できる環境があったことで、我々としてもお手伝いできたのかなと思います」
ー 実際にビジネスマッチングを利用してみていかがでしたか?
「ビジネスマッチングを通じて、物資の手配をたまゆらさんにしていただいたんですが、短期間で準備していただいて『なんでこんなことができる!?』ってすごく驚きました!」
(ひらつーでもこれまでに何度も登場している、「仕事着忘れた・・・」の看板でお馴染みのたまゆらさん)
ー たまゆらさんってあの作業着とかを売ってるたまゆらさんですか!
「建築現場で働く人にとって必要な物を販売しているイメージが強かったので、私も同じ様に驚きました(笑)」
「物資の手配を進めていく中で、たまゆらさんに先生からご相談いただいた内容をお伝えしたら真っ先にご協力いただけるとお返事いただいて、必要な物がそろったこちらのセットを準備していただいたんです」
こちら
(ちらちらと写っていたクマさん。やっと登場します)
ー このクマさん、存在感あるなって思ってずっと気になっていました(笑)
「クマさんが着用している物が、今回たまゆらさんに準備していただいた『感染防止キットPRO』というもので、手に入らなくて困ってた物が一式揃ってて本当に助かりました」
(愛着が持てるようにと、デコレーションされたキットを装備しているクマさん)
「当院はこどもクリニックなので、小さなお子さまでも感染防止について知るきっかけになるよう、ひらしんさん・たまゆらさんにこちらをあわせてご用意いただいたんです」
「感染防止キットPROについては私がご説明しましょう!」
と登場したのは、たまゆら 商品部の神口さん。
本編とは全然関係ないんですが、今回登場人物がたくさんいてます(笑)
(画像クリックで拡大)
「感染防止キットPROは、感染予防や二次感染を防ぐために必要なマスク・防護服などのアイテムが14点揃っていまして、医療現場はもちろん飲食店やオフィスなどにもお使いいただけるようなキットとなっています」(→詳しい紹介はこちら)
「今回のコロナの影響をうけて、企画したキットなんです。
たまゆらでは400社以上の仕入れ業者さまがいまして、新型コロナの影響を受ける以前から医療機関や食品・建築関係を含めた方々にマスクを含めて様々な商品を提供させていただいています。
多くの仕入れルートがあったため、物の情報が非常に集まりやすい環境ができていたことがキットのご提供へと繋がりました」
(キットにはポンプ式の噴霧器も!アルコール消毒液をいれて、消毒したい場所に吹きかけることができます)
ー そうだったんですね!それでは、スムーズにキットを用意することができたんですか?
「正直なところ用意するまでにすごく苦労して、カタチにするまでに1ヶ月弱ほどの時間がかかりました。
こちらのキットは、ひとつ1つの仕入れ商品を私たちで選んで用意していまして、仕入れ先が別々かつ満足のいく品質の物を揃えるのはとても難しかったです」
ー ひらしんさんから、お話を聞く前からこのキットの話はあったんですか?
「ありました。この企画はそもそも、ひらしんさんがきっかけなんです。何度かひらしんさんとビジネスマッチングについて意見交換を行う中で、感染者が出てしまい業者に消毒を頼みたくてもすぐに対応してもらえず、自分たちでやるしかないというケースについて話題になりました」
(たまゆらさんから、よしむらこどもクリニックにキットをお届けしてる様子)
「そこで感染予防はもちろん、もしもの時に対応できるようなキットがあれば、多くの方の助けになるかと思いまして。今では新型コロナの影響も少しずつ緩和されてきて仕入れやすくなったので、医療機関を含めて必要なところお届けしています」
ー 先生から見て、セットの内容は満足のいくものでしたか?
「とても満足しています!
(嬉しそうな、たまゆら神口さん)
「キットの内容は現場のリサーチやお客さまからのお問い合わせを元に考えた物だったので、先生からこう言っていただけると、医療に関わらずいろんな現場でも活用できるキットとしてお墨付きをいただいたような感じがして嬉しいですね」
「たまゆらさんと繋がることができたことで、これまで作業着を販売されているお店という認識だったのが医療や食品など多くの業界をサポートされていると知る機会になりました。
こうして別々の業種の人たちが繋がりをもてるのも、ビジネスマッチングならではの良さだと思いますね」
「医療や小売店、食品に美容室など、地元の企業と企業の繋がりが広がることで得られる安心感といいますか、チカラになってくれる方がいると感じられるのはすごく大切ですね」
(ちなみに院内にあるモニターには、ひらしんさんから紹介してもらった感染防止の紹介動画が流れてます)
「こうして多くの方に助けていただけたことで、安心して開院を迎えることができましたし、来院される患者さまも安心して受診していただける環境ができたと思います」
以上、クリニックの開院までのエピソードをお届けしましたがいかがでしたか?
これから事業をはじめる方や、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて困っていることがあれば枚方信用金庫に相談してみてくださいねー!
ビジネスマッチングについては、詳しくはこちらのページもしくは072-841-1191までお問い合わせくださいね!