※エムスタッフさんは2022年9月で閉店いたしました。
春の陽気がすぐそこまで近づいてきた昨今、われわれ「週刊 枚通」編集部のもとに衝撃的なスクープが舞い込んできた。
アイドルグループ枚方坂56のメンバー、クララ氏(くら@ひらつー)と男性との密会現場がスクープされたのだ。
車を降りたクララ氏は男性に出迎えられ、親しげなようすで建物に入っていった。
清廉潔白、「全国民がお兄ちゃん」をキャッチフレーズにしていたクララ氏がまさか…!?
にわかには信じがたいこの情報の真相を確かめるべく、我々は現地へと向かった。
やってきたのは、
エムスタッフ。
これまでにもひらつー記事で紹介しています。
編集部がつかんだ情報によると、この道20年以上の車買取のプロ、
永沼社長が代表を務めるお店だそうだ。
スクープ写真に写る男性は、この永沼社長のようにも見えるが果たして…。
「なにしてんの?」
現れたのはエムスタッフ社長の永沼氏。
― 週刊枚通の者ですが、この写真でクララさんと写っているのはあなたですか?
写真を見て一瞬動揺したようすの永沼氏。
写真にはクララ氏とのツーショット相合傘がバッチリ写っている。
「あー…うん、まぁ写ってんのは俺やけど、お客さんのことは個人情報やから話されへんで。
っていうか勝手にこんなん撮るなよ(怒)」
写っているのは本人だと認めたものの、クララ氏との関係を隠す永沼氏。そのとき…
「おい!勝手に撮るな!」
撮影するスタッフに怒りを露わにする永沼氏。
― クララさんとのご関係は?
「は?関係も何もただのお客さんや!」
― “お客さん”というのはつまりそういうご関係?
あくまでもクララ氏との関係を否定する永沼氏。
「うちは車買取店や。
そこに来たお客さんとして応対しただけや」
「違うわ!!
真っ当に商売してるだけや!」
話は平行線をたどった。
ここで、永沼氏の提案で一旦お店の中へ入り、ゆっくり話を聞くことになった。
永沼氏としては誤解を解きたいのだそうだ。
こちらとしても真実を突き止めるべく、虎穴へと足を踏み入れた。
「だから、そもそも親密なご関係では無いから!
車を売りに来られたからお客さんとして応対しただけ。
それ以上でも以下でも無い」
― ではそういうご関係ではないと否定されるんですね?
「しつこいな!
違うって言ってるやろ。
ただお客さんとして迎え入れたところを写真撮られてそんなん言われても困るわ」
永沼氏の堅牢な牙城はなかなか崩れない。
― クララ氏は仕事場から車を運転してこのお店に来ていましたが、車で突然来て、それをそのまま買い取ったというのはちょっと不自然ではないですか?
「んー、そのクララさんの事情は知らんけど、別に不自然でも何でもないよ」
― 突然お店に来て車を売るというのはちょっと無理があるような…。
まるで示し合わせたかのように思えるのですが?
「あぁ、事前に電話は一本もらったよ。それで車持ってきてもらってウチが買ったんやで」
― そんなカンタンに車を売れるんですか?
それはクララ氏だったからじゃないんですか?
不自然に思える車買取の流れを記者は問い詰める。
「関係ないわ。
車売るのはめっちゃカンタンやから。
突然車を持ってこられたら対応できひん場合もあるけど、事前に電話連絡もらってたら大丈夫」
― …そうなんですか?
で、でも事前に連絡していたとはいえ、すぐに必要書類を揃えて売りに来るっていうのはちょっと現実的じゃないというか。
やっぱり以前からそういうご関係だったんじゃないんですか?
「だから違うって言ってるやろ!
あのな、車売るのはめっちゃカンタンやねん。
そもそも必要な書類も、
普通自動車やったら、
車検証と、
軽自動車やったら、認印だけやね」
(※車検証の内容によりその都度必要な書類が変わりますので、まずはお聞きください。)
― えっ?それだけなんですか!?
記者が思っていたよりも車を売るのはカンタンなようだ…。
「せやで。
書類さえ揃ってたら即日買取で即日現金払いするよ」
― 即日現金払いですか!?
でもそれはあくまで“買い取れる車”の場合ですよね?
値段の付かない車の場合は逆に廃棄料とかを取るんじゃないんですか?
― へぇ〜良心的〜。
でも壊れて動かなくてお店まで持って来られない場合はどうするんですか?
― でもそれは出張料金がかかったり、査定額が下がったりするんですよね?
「家まで行ったからってお金がかかるとか、査定額が下がったりとかそんなことは無いよ。
自分で運転できたら問題ないけど、中には免許持ってないけど亡くなったお父さんの車を引き取って欲しいって人もおるから。
そんな人に、乗って来れないんやったら有料です、もしくは査定額下がりますっていうのは可哀想やん」
― でもこのコロナ禍の世の中で、移動手段である車を売るのはデメリットに感じるんですが?
それでもクララ氏が車を売ったのはやはりそういうご関係…
「なんでそうなんねん!
車を売る売らへんは個人の自由やん。
というか乗らへん車を置いとくだけでもお金がかかるからな」
― お金がかかる…?
どういうことですか?
もう乗ってない車って…断捨離すべき…?【ひらつー広告】
「乗らへんくても維持費がかかるねん。
税金、
もう乗らへんねやったら早めに決断したほうがええかな。
― そんなにかかるんですか!?
確かにそれはもったいない…
ではクララ氏とはただの『お店とお客さん』の関係であったと?
「しつこいな。
だからさっきからそう言ってるやん」
― なるほど、わかりました。
私共の勘違いだったようですね…失礼いたしました。
「やっとわかってくれたか!」
― この度はお仕事中にも関わらずご対応ありがとうございました。
「いやいや、わかってくれたんならもうそれでええんや」
疑いが晴れ、にこやかな表情になる永沼氏。
しかし、このあとの記者の一言が予想だにしない展開を生む。
― ところで乗ってきた車を売ったクララ氏は、そのあとどうやって帰られたんですか?
「あぁ、一緒に帰ったよ」
― え?
「え?」
― “一緒に帰った”…?
口を滑らせてしまい、目線を逸らす永沼氏。
「あーー…いや、まぁそやな…」
― いっしょに帰ったというのは、それはもうそういうご関係ですよね??
「いや、えーっと…」
― もう一度聞きます。
クララ氏とはお付き合いされているんですよね?
「・・・」
※この物語はフィクションです。