「アクセサリー作家にきく!趣味を仕事に変えるにはどうしたらいいの?」第6回ひらかたビジネスカフェのようす

枚方市立地域活性化支援センター主催、お茶しながら起業についてのリアルなお話が聞ける!

第6回ひらかたビジネスカフェ
が、2018年11月25日(日)鍵屋別館の4階コワーキングスペースひらばで開催されました。

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今回のテーマは… 
「アクセサリー作家にきく!趣味を仕事に変える方法」〜ネットショップ・SNS・対面販売・手作り市・展示会・百貨店出店など、どう活用する?〜 です!
チラシ
今回のテーマは「趣味を仕事に買える方法」

「アクセサリー作家にきく!趣味を仕事に変える方法」
今年度、第6回目となる「ひらかたビジネスカフェ」
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ビジネスカフェとは、経営者・フリーランスの方など様々な分野で活躍されている方をゲストに迎え、起業や経営についての体験談やコツなどをお茶しながら聞けるセミナーです。(ひらつーでご紹介した過去記事はこちら
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ビジネスカフェでは毎回参加者のみなさんにお好きなドリンクとお菓子をご用意しています。

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司会は枚方つーしんのタクワン@ひらつーが務めます。

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今回は、枚方市内で活躍するアクセサリー作家の臼井桂永子さんと大堀裕子さんをゲストにお迎えし趣味を仕事に変える方法についてお話を伺いました!(※tocohana ceramicsの上口さんは諸事情により、今回は欠席となりました)

左から、
▶︎臼井桂永子さん(hand made keco+)
▶︎大堀裕子さん(Be in clover)


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Instagramや手作り市などを活用し、いつか自分でハンドメイドのアクセサリーを販売してみたいという方も多いのではないでしょうか?

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ゲストの経験談から「趣味」を「仕事」に変える秘訣を一緒に探っていきましょう!

第1部 ゲストのお話


それでは、当日の様子を抜粋してご紹介します。

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大堀 裕子(おおほり ゆうこ)さん

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【プロフィール】
「普段着をおしゃれに」をコンセプトに多方面で活動中。ハンドメイドアクセサリー教室(自宅、心斎橋、朝日カルチャー)の講師として約10年活動後、五六市等の手作り市出店を経て、全国のデパートでの委託販売を中心としながら、2018年3月に鍵屋別館にアトリエ&ショップをオープン。上質なパーツと異素材を組み合わせた大人可愛いアクセサリーが人気。代表作の虎ブローチ、ギターブローチは、スタイリストをはじめ、著名人の方々に多く使用されている。(雑誌掲載-2015 SAVVY7月号、2018 ひらいろ創刊号、2018 Leaf11月号)


「Be in clover」という屋号でハンドメイドアクセサリーの制作・販売をしております、大堀と申します。今年の3月から鍵屋別館201にアトリエショップを開きました。
店内
お店は枚方公園にある鍵屋別館2階にあります

その他の販路としては、百貨店での委託販売、年に10数回の百貨店や駅直結の商業施設での催事、みなさんもよくご存知のCreemaInstagramなどで販売をしております。

今日は百貨店の委託販売からアトリエオープンに至るまでの経緯をお話させていただきます。

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元々、アクセサリー作りは趣味からのスタートでした。

自分でデザインしたアクセサリーを作っているうちに「教えてほしい!」という声をいただく機会が多くなり、自宅や心斎橋、朝日カルチャーなどでアクセサリー教室を開くようになります。

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その後とある手作り市の立ち上げに協力出店を求められたことがきっかけとなり、五六市や長堀の方の手作り市などに出店。

Facebookで紹介していた、トラとギターのブローチが中崎町の雑貨屋さんのオーナーの目に留まり、商品を置かせていただくことになりました。

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トラとギターのブローチ。

その一方で、手作り市では思ったように売り上げを伸ばすことができませんでした。自分が良いと思ったものが全く売れなかったんです。

どこでも売れるようなアクセサリーに作風を変えることはできたのですが、やはり心のどこかで、自分の感性を信じてものづくりを続けたいと強く思っていました。

クローバー
そんな時、以前からお世話になっていた中崎町の雑貨屋さんから阪急うめだ本店の催事に出店しないかとお誘いをいただいて。

その後ご縁が続き、全国百貨店で手作りアクセサリーを常設店舗や催事などで販売を行う会社、阪急うめだ本店4階の催事募集に採用いただき、2週間で約80個の売上を出すことができました。

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この出来事をきっかけにルクアイーレ、渋谷、銀座、横浜の4つの常設展でアクセサリーを販売

売上も増え、収入も安定してきたのは良かったのですが、今度は材料や商品の在庫が自宅の食卓まで占領するようになってしまって。
これをきっかけに、3月にアトリエショップをオープンし、現在に至ります。

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お店の外観のようす

手作り市で商品の売り上げを伸ばすことができなかった時、とあるアクセサリー教室の生徒さんに言われた「百貨店で売っていそうで売っていない」という言葉を思い出したんです。

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何度か出店していくうちに、「百貨店で売れるかもしれない」という思いが確信に変わり、百貨店向けの販路を増やす方向に舵を切り、アトリエショップを持てるまでに至りました。

自分の勘は要所要所で信じて進んでみても良いのかもしれませんね。

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数字を維持するためには、制作時間の確保、体力、売れるものを生み出す力、この3点を合わせ持たなければいけませんし、トレンドやシーズンを取り入れたデザインだけではなく、お店のシンボルとなる定番商品も重要です。

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定番とトレンドをうまく取り入れることが大切。

私の場合、自宅教室から始まってここまで来るのに13年ほどかかりました。まだまだ発展途上、家族にもたくさん迷惑をかけています。

幸い主人も子供も協力的でしたのでここまで走り続けることができましたが、家族の協力がなければここまで来られなかったと思います。

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私が始めた頃は販路も限られていましたが、ここ数年でさらにSNSが普及し、ネット販売、百貨店委託販売も参入しやすい時代になってきています!

それぞれ時代の流れに乗りながら自分の環境や作り出す作品に合ったやり方を探していっていただければ!


つづいて、

hand made keco+
臼井 桂永子(うすい けえこ)さん
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【プロフィール】
高校卒業後、服屋で働き、その後飲食店へ転職。2007年結婚を機に退職。小さい頃から物作りが好きだったので、結婚後、時間が出来た事もあり布小物などのハンドメイドを始める。友達のオーダーをきっかけに2014年1月からhand made keco+を立ち上げ布小物の委託販売を始める。同時にアクセサリー作りも本格的に始め、2015年からアクセサリー中心でイベント出店もしながら活動中。

結婚を機に飲食店を退職後、小さい頃からの趣味だったハンドメイドを少しずつ仕事にしてきました。

はじめの頃は、子どもの帽子やポーチなどの布小物を中心に作っていましたが、友達からのオーダーが増えたことをきっかけに委託販売を始め、現在はアクセサリーを中心に手作り市などのイベントに出店しています。

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hand made keco+のアクセサリー

現在は子育て中のため、イベントの出店は年に1~2回程度にセーブし、カフェや美容室での委託販売、Instagramを通してのオーダー等をいただいております。

ハンドメイドといえば、大手サイトmineさんなどを想像される方も多いと思いますが、最近はInstagramを見て五六市などの手作り市に来てくださる方が多い印象を受けますね。

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・ ・ オーダー ・ いつも購入してくださるお客様からのorder商品♡ ・ それぞれその方の好みのカラーなどがでます。 フサフサseriesもお好みの引き揃え糸をお聞きして好きなカラーをお聞きして仕上げました♡ ・ いつもお客様との会話でこんなのもありか!っていうヒントを頂きます✧︎*。 ・ ・ keco+ の商品が、お客様の日々の生活でオシャレを楽しむアイテムとして、そしてお気に入りの一つになれば…そう思いながら一つ一つ丁寧にを心がけて作り続けます。 ・ ・ こちらでのorderも受けていますのでお気軽にお声かけください。 ・ ・ #ハンドメイドアクセサリー #ハンドメイドイベント #五六市 #好きマル #handmadekeco+

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Instagramの活用は集客につながる

SNSは写真がメイン。掲載されている写真と届いた商品にギャップがあると、クレームに繋がりかねません。

インターネットを通して販売する時にはできるだけ実物に近い色で撮影したり、色の変化があることをあらかじめ伝えるなどの工夫が大切だと感じています。

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SNSに掲載されている他の作家さんの商品をみると、どうしても「可愛いな〜」と気になってしまうのですが、それは誰かが作ったオリジナル商品。

全く同じものは作らない。そんな自分なりのルールを決めて、自分が身につけたいもの、自分好みの商品を「めっちゃかわいい!」と自画自賛しながら日々作り続けています(笑)

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自分なりのルールを持って作品を作る

自分が作ったものが1つでも誰かのお気に入りになれば嬉しい。アクセサリーを作り始めたころからずっと変わらない思いです。

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金額は一番高いもので2000円以内。可能な範囲で、手に取っていただきやすい価格になるよう意識しています。

以前は手作り市ではなくフリーマーケットにも出店していましたが、どうしてもフリーマーケット=値切って当たり前という雰囲気を感じてしまって。

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手作り市は、作り手の思いや元々ハンドメイドのアクセサリーを求めて足を運ばれる方がほとんど。

一つのイベントに継続して出店していると「これを楽しみに1ヶ月過ごしました」と言っていただけるお客さまも増えてきて、日々励みになっています。

お客さんとのこんなやりとりも、手作り市ならではの魅力ではないでしょうか。


第2部 トークセッション

続いて第2部は、司会のタクワン@ひらつーを加えてのフリートーク。
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今回は、参加者のみなさんからの質問に答える形でお話していただきました!
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トークセッションのようす

– SNSに商品を掲載するとデザインを真似されることもあるのでは?


大堀:SNSで発信する限り、真似をされるのは仕方ないと思っています。全く同じものは作れないやろうって。

たまにminneやInstagramで似ている商品が出てきたりしますけど、それをチェックする時間ももったいないので、もう気にしないようにしています(笑)
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誰にも真似できないデザインをつくる!

– 手作り市に出店するまでの制作時間はどれくらいですか?

臼井
:制作時間は子どもが学校に行ってから帰ってくるまでと子どもが寝た後です。多い日で1日8~10時間くらい作業をする日もありますね。

子どもとの時間も大切にしたいので、なるべく子どもが起きている時間に作業はしません。普段から少しずつ準備できれば一番良いのですが、いつも出店ギリギリに焦ってしまいますね(笑)
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子どもとの時間も大切にする。

– 技術の習得はどのようにされていますか?

大堀:技術の習得はほとんど独学。細かい刺繍など自分が学びたいと思う分野は、今でも教室に通って勉強を続けています。
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学び続ける姿勢を忘れない

– イベント出店時のディスプレイのコツを教えてください。

臼井ディスプレイの基本は高さを出すこと。テーブルの中心は特にお客さまの目に止まりやすいので、新商品やおすすめの商品を並べるようにしています。

後は、イメージが湧きやすいように着用写真を撮影し、POPを作ったりと試行錯誤を重ねています。

第3部 交流会

最後に参加者とゲストの交流会を開催。
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出店や販売に至るまでの準備や、SNSの活用方法など、具体的かつリアルな質問が飛び交いました!

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最後にゲストスピーカーのお二人から、メッセージをいただきました。

自分が好きなものを作り続けることが一番大事なのかなと思います。これからも自分の商品に自信を持ってお客様に届けていきたいです。本日は、貴重な機会をありがとうございました!(臼井さん)

私の見てきたこの10年の間でもSNSが移り変わってきました。mixiに始まりそこからブログ、Facebook、そしてInstagram。時代と共にどんどん変化してきます。情報が多いことはすごく便利ではありますが、悩みすぎない、流されすぎないことも時には大事なんじゃないかなと思います。(大堀さん)

会場には、この日限定「Be in clover」と「hand made keco+」の物販コーナが登場。
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可愛いアクセサリーに夢中になってショッピング!

和やかなムードで第6回ひらかたビジネスカフェが終了!
大堀さん、臼井さん、素敵なお話をありがとうございました!


参加されたみなさんの感想

販売する場所の見つけ方など、つながりを見つけて大切にしていきたい!

自分からもっと積極的に行動していきたいと思いました!
「作りたい」「好き」に対するこだわりを持つことが大切だと思いました。
ハンドメイドを仕事にする入り口は色々な方面があるのだと知ることができました。
以上、ビジネスカフェの様子を抜粋してお送りしました。


枚方市立地域活性化支援センター
では様々なイベントや講演会を開催されています

最後に今回のゲストスピーカーの皆さまを改めてご紹介して記事を締めくくりたいと思います。ゲスト・スピーカーの皆さま、ありがとうございました!


Be in clover
大堀 裕子(おおほり ゆうこ)さん

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【プロフィール】

「普段着をおしゃれに」をコンセプトに多方面で活動中。ハンドメイドアクセサリー教室(自宅、心斎橋、朝日カルチャー)の講師として約10年活動後、五六市等の手作り市出店を経て、全国のデパートでの委託販売を中心としながら、2018年3月に鍵屋別館にアトリエ&ショップをオープン。上質なパーツと異素材を組み合わせた大人可愛いアクセサリーが人気。代表作の虎のブローチ、ギターのブローチは、スタイリストをはじめ、著名人の方々に多く使用されている。(掲載雑誌-2015 SAVVY7月号、2018 ひらいろ創刊号、2018 Leaf 11月号)

hand made keco+
臼井 桂永子(うすい けえこ)さん

Instagram

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【プロフィール】

高校卒業後、服屋で働き、その後飲食店へ転職。2007年結婚を機に退職。小さい頃から物作りが好きだったので、結婚後、時間ができたこともあり布小物などのハンドメイドを始める。友人のオーダーをきっかけに2014年1月からhand made keco+を立ち上げ布小物の委託販売を始める。同時にアクセサリー作りも本格的に始め、2015年からアクセサリー中心でイベント出店もしながら活動中。

枚方市立地域活性化支援センター

◆住所 〒573-1159 枚方市車塚1丁目1番1号 輝きプラザきらら6階
◆電話番号 050-7105-8080(代表)
◆FAX番号 072-851-5384
◆地図

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