新築してもうすぐ10年。さぁ、
外壁塗装しなおそう!
そう思う方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
いやいや…
ローンの真っ最中やし
住んでいて問題ないし
正直塗装なんて…
そのお気持ちよくわかるんですが、住宅を建てて10年以内に点検しメンテナンスしておけば、住宅かし保険による保証の期間を延長することができることはご存知でしょうか?
※かし(瑕疵)とは「欠陥」の意味です。
ん…?
新築住宅かし保険が延長?
築10年以内に家を点検し、必要なメンテナンスしておけば最大10年・最高2,000万円までの保証を継続することができるんです。
そう教えてくれるのは、以前にもひらつーでご紹介したカトウ塗装工業の加藤社長。
創業40年以上の老舗であるカトウ塗装工業は、自社でプロの職人さんを抱えている塗装店。
その確かな仕事で地域の個人宅からビル塗装まで、幅広く活躍されている会社です。
ひらつーが運営しているコワーキングスペース(利用者同士がそれぞれの仕事をしながら交流できる場所)「ひらば」の壁塗りDIY体験の時もカトウ塗装の職人さんに教えてもらいました。(→記事はコチラ)
地図ではコチラ↓
住所は枚方市茄子作4‐34‐3です。
最近メガネを新調した、カトウ塗装工業の代表取締役社長である加藤さんに詳しいお話をうかがってきました。 (→前回の記事でメガネをぜひ確認してみてください。笑)
― 新築住宅かし保険ですが、新築戸建住宅を購入した方は誰でも入っているものなんですか?
これは「住宅瑕疵担保履行法」という平成21年10月1日に施行された法律によって、新築住宅を供給する事業者に、住宅の引き渡しから10年間の瑕疵担保責任を履行する為の資力確保が義務付けられました。(資力確保の方法としては供託or瑕疵保険加入があります)
ですので、平成21年10月1日以降に引渡しされた新築住宅は、住宅を供給した事業者が供託または新築住宅かし保険へ加入していることになります。
― 新築して10年以内なら雨漏りなどの欠陥(つまり瑕疵(かし))があれば直してもらえるということでしょうか?
その通りです。お客さまのご負担はありません。
― 新築10年以内のトラブルは多いものなのでしょうか?
8年目くらいで雨漏りをした方もいらっしゃいましたが、やはり家を建てて10年以降の方がトラブルの数は多くなりますね。
― 10年目を過ぎてトラブルがあった場合は?
もし雨漏りなどが起こったりした場合の修繕は、(住宅事業者の)瑕疵担保責任期間外ですので実費でのご負担となります。
ー 冒頭で新築住宅かし保険による保証の期間を「延長することができる」という話が出ましたが、延長するためにはどうすればいいんでしょうか?
弊社で点検と必須メンテナンス工事等を実施いただくことにより、当社が新築時の事業者様に代わり、延長期間の保証をさせていただくことが可能になるのです。この保証は弊社が単独で保証する訳ではないんです。
― では、どこで保証してくれるんでしょうか?
色々な会社があるんですが、日本住宅保証検査機構(略称:JIO)という全国に拠点をおき、住宅瑕疵担保責任保険、登録住宅性能評価機関を主な業務とする会社で新築住宅かし保険による保証期間を延長することができます。
※画像クリックで日本住宅保証検査機構HPへ
新築住宅かし保険による保証の期間を延長するためには必須のメンテナンス工事があり、その工事が完了すれば保証期間が延長可能になります。
― 必須のメンテナンス工事…とは?
主に住宅外回りの防水止水が対象となり、これらは現況の状況に関係なく必ずやらなければならない工事です。
― 必須メンテナンス工事の金額はいくらくらいかかるものなんでしょうか?
この間、「JIO延長かし保証保険」をご利用されたお客さまの例で言いますと…
・延床面積約100平米
・ベランダあり
となりました。
― なるほど。なかなかのお値段ですね。
確かに安い工事ではありません。
ですが、皆さんもどこかで「家の塗替えは10年が目安」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
ご自宅の立地条件などにもよりますが、10年という期間は外壁塗替えのひとつの区切りと考えてもらえればと思います。
― 延長かし保証自体の金額は?
10年延長する保険料は10年Bタイプで、これまでJIOの新築住宅かし保険ではなかった場合ですと86,820円(税込)です。(※1)新築住宅かし保険でJIOをご利用の場合、割引があります。
※1 120㎡、特約付帯なし、一般住宅コース(加入タイプ:10年Bタイプ)ご利用のケース
カトウ塗装ミーティングスペースのようす
― 「10年の保証が終わってしまった」という人は、もう保証期間を延長できないんですか?
結論から言うと10年の保証が終わったあとに動き出しても延長はできません。
10年を過ぎてから空白期間なく保証を延長しようとすると、満10年までにメンテナンスを終わっていなければなりません。
ですので新築から9年目には動きはじめ、満10年までに完了する必要があります。
― 『新築住宅かし保険』による保証を延長するためには、満10年までに点検とメンテナンスが必要ということですね。
そこなんですが、『保証の空白期間ができてもいいのであれば』メンテナンスは必ずしも10年以内にする必要はないんです。
― …? どういうことですか?
満10年までに点検だけは受けていただいたとして、その時点で慌てて何かをする必要がなかったとします。
― はい。
その場合、点検の時点から5年以内に必須メンテナンス工事をすれば、メンテナンス完了のタイミングから最長10年の保証を受けることができるんです。
― では「将来的に塗り替えは考えているけど、今メンテナンス工事は難しい…」という人が、点検だけ受けておくということもできると?
その通りです。その場合、税込36,720円の点検料だけで大丈夫です。
外壁塗替えは10年が目安と言われますが、実際問題なかなか気軽にはできない工事だと思うんです。
15年目くらいまでは問題なく住めるので塗装しようというキッカケがない。
ですが、15年目くらいから所々に不具合が出てきたりして慌てだす方が多いんです。
― やはりわかっていてもなかなか手をつけられない部分ですよね。
そういった15年目くらいのお宅を、訪問専門の塗装店はターゲットにします。
その時に、一度点検を受けてもらっていればきっぱりと断れますし、塗装の必要を感じたならば点検結果を知っている私たちに安心してお任せいただけます。
点検の際に家の気になる部分のご相談も伺えますし、保険による保証を受けたいと思った時に手続きすることも可能になるので『今はメンテナンス工事が予算的に無理』という場合は、点検だけ受けていただければと思います。
― 色々と勉強になりました。
少しややこしい話なので、ご不明な点はお気軽にお電話でお問い合わせください。(0120-14-4656)
― 最後に読者の方にメッセージをお願いいたします。
いかがでしたか?
新築住宅かし保険と保証期間延長のこと、少しはわかっていただけたのではないでしょうか?
色々とお話をうかがった加藤さんは住宅診断士でもあり、二級建築士の資格もお持ちです。
塗装の相談はもちろん、リフォームなどの家の相談にも気さくに笑顔で答えてくれます。
気になっていたけれどほったらかしにしていた家のこと…
この記事をキッカケに一度、カトウ塗装工業に相談してみてはいかがでしょうか? 必ず笑顔で相談にのってくれますよー!
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