「つまり…会社員の僕でも100万円があればラーメン屋のオーナーになれるってことですか?」
「そうです。M&Aならお店もお客さんもスタッフもそのままで明日から営業できます。」
「M&A・・・ですか??ガ◯ダムで出てくるMA?なんかそんな感じのお菓子があったような…」
「クロさん、頭に浮かべてるやつ間違ってますよ」
突然ですが皆さんM&Aってご存知ですか?
M&Aとは・・・
僕クロはこの説明だけ見ると「事業を買う?自分には関係ない話やろ〜」って思っていたのですが、どうやら違うらしくて、個人でもできるらしい。
最近本屋さんのビジネス書籍コーナーなんかでも個人でも売買できる「小規模M&A」をテーマにした本が並べられてたりでなんか流行ってるっぽいし、気になるけど難しそうやな…。
と、いうわけで税理士・社労士・ファイナンシャルプランナーの全てを「オールインワン」で任せることができる、
税理士・社労士・ファイナンシャルプランナー
うえだなおき事務所(→公式サイト)の、
うえだ先生に、M&Aについて全く知らないクロ@ひらつーがいろいろと聞いてきました!
うえだなおき事務所は会社のヒト・お金の悩みごとをまるっと相談できるので困りごとがあればこちらのフォームまでお問い合わせくださいね!
今回はM&Aについて詳しくご紹介していくのですが…
今の事業をもっと広げたい!
M&Aってなんなん?
現在M&Aを検討している
って方は必見の内容となってますので、最後までお見逃しなくー!
「M&Aってキーワード自体は見たことあるんですけど、難しそうな本で取り扱ってる話題ってイメージでよくわからないんです。一体何者なんですか?」
「何者て…(笑)では、クロさんの頭の中を整理しながらお話していきましょうか。
ビジネスをはじめる手段を『独立・起業・M&A』の3パターンにわけてご説明しましょう!」
「独立と起業って同じ様なニュアンスに聞こえるんですけど、一緒じゃないんですか?」
「似たような感じはしますが異なるんです!まず一般的な『独立・起業』からご説明すると…」
「独立は、暖簾(のれん)わけです。ラーメン屋で修行して自分のお店をだす!これが独立。
起業は、会社勤めの方が脱サラして新しい事業をはじめること、一番身近なのがフランチャイズ(以下FC)で営業するコンビニとかですね」
「ふむふむ」
「独立してラーメン屋を営むとなると、資金集め・土地探し・仕入ルート・従業員を雇用するなどやることがたくさんあります。
FCでコンビニを起業する場合は、ノウハウやマニュアルを教えてもらうことはできますが、起業といえどルールに縛られることがほとんどなので自分の商売をしたい!って人はしんどいかもしれません」
「で、M&Aは今ある会社やお店をそのまま売り買いすることです。
事業を撤退したいと思ってる人とそれを引き継ぎたいと思う人をマッチングして、売買する取り引きです」
「そのままですか!?」
「看板も、設備も、スタッフさんも、お店を利用してるお客さんもすべて揃っているということなので、購入したら次の日からお店を営業できるってことです」
「めっちゃいいじゃないですか!
独立や起業でゼロから準備するってなったら、時間もお金もかかりそうですしM&Aの方がメリットが多いように感じますね。でも、なんで個人のM&Aはあまり一般的じゃなかったんですか?」
「日本人のマインドとして、会社員の人が独立・起業して商売をしようという考えがなく、そもそもの土壌自体がなかったからですかね」
「なるほど…。成功するかどうかも不安ですし、そもそもの準備も何からしていいかわからんしでハードルが高く感じます」
「ビジネスを始めるにしてもやることも知らんことも多いので、独立や起業をしたくても諦める方も多かったと思うんですよ。
最近はM&Aの情報サイトもできてきましたし、もっとM&Aが流行ればたくさんの人が普通に独立起業できると思います。これから社長になろうとする人も増えていくんじゃないでしょうか。
Q.個人でM&Aを利用する方法は?
ー 知り合い・同業者から、売主・買主の紹介をうける
ー ネットで複数ある、M&Aマッチングサイトを利用する
ー 金融機関に相談してみる
・・・など。
決まった手段はありませんが、M&Aをする上での注意する点は後ほどご紹介しますね!
「M&Aは商売を始めるまでのハードルも下がって効率的なんやなってのは理解できたんですけど、いいことばかりじゃないですよね?」
「そうですね、会社やお店を売りに出されるのは何らかの理由がありますので。
次は個人でのM&Aのメリットとデメリットを見ていきましょうか!」
1、商売を始めるまでハードルが低く、スピード感がある。
2、今ある事業やお店に実績があるから融資を受けやすい。
「1については先程ご説明した通り、あるモノをそのまま買うということなので、ゼロから独立・起業の準備がいらないためスムーズに商売を始められます。
2はすでに営業している事業・お店なので、明日から売上がゼロなんてこともありません。財務表があればこれまでの実績をふまえて融資をうけることができるので、初めて独立や起業をするケースより信用度が違いますね」
「例えば、ラーメン屋を営んでいるおじいちゃんがいます。
体力的な理由で営業がままならず売上は厳しい状況で、跡継ぎがいないため撤退しようとするにも費用がかかるので買い手を探してるとします。
この場合だと売上が下がっている要因が明確ですので、しっかりお店を営業できる人の手に渡れば売上を見込めるため融資も受けやすくなります」
「なるほど〜!」
「買い手は自分がやったら売上をとれると思ってM&Aするわけですから、しっかりと改善策があれば赤字でも問題ないですよ」
予想外のリスクがあるかもしれない
「借金があるかどうかはまだわかりやすいですが、売主が連帯保証になっている場合が非常にわかりにくく、後から表面にでてくることもあります」
「げげ!」
「あとは訴訟トラブルですね。
すでに経営している事業やお店なので利用者とのトラブルがあとから浮上し、訴訟を起こされてしまうケース。こればかりは予想はできないので、商売を行う上ではつきものとして捉えた方がいいですね」
「めちゃくちゃ怖いじゃないですか…。どうにか購入時に見抜くことはできないんですか?」
「売主に事業やお店についての情報をしっかり確認することと、あとでトラブルがあったときは保証してねと誓約を交わすことが必要ですね。
M&Aはポジティブな部分だけでなく、ネガティブな要素も引き受けるつもりで購入しましょう」
「専門家からみて、個人でM&Aで事業やお店を買う時に気をつけるべきことってありますか?」
「1番大切なのは『事実をしっかり確認できること』です。
譲渡理由が納得できるものなのかはもちろん、売上状況や原価、どういう人が勤務していて、借り入れがあるかどうかなど、そこがちゃんと経営していたかどうかわかるようになっているかですね」
「さっきのお話でも出ましたが、売上は赤字でも本当にいいんですか?あとは業種とかって」
「赤字の理由がわかれば大丈夫です。その事実さえあれば改善策をとれるので。
帳簿もなにもつけてなくて、なぜ今その状況なのかがわからないというのが一番怖いです」
「実際にM&Aの案件をみると塾や飲食業など幅広くありますが、これを選んだ方がいいってやつありますか?」
「自分が好きなこと・やりたいことを選んだ方がいいですね。この商売は儲かるやろなって姿勢でいくのはNGです」
「おっ!このネットカフェとか面白そうですね!やってみたいです!(漫画読めるし)」
「興味本位でやるのは危険ですよ!」
「え!」
「買い取る事業やお店が、今自分が持っている経験や知識が組み合わさったら何が良くなるか具体的なイメージを持てる方がいいですね。
例えば、ラーメン屋を営んでる人は製麺所をM&Aで手に入れることができれば、ラーメンの知識が豊富なので麺をよりスープにマッチする麺を製造できるし、仕入れコストも抑えることができる。みたいな感じで相乗効果を生むことができます」
「じゃあ自分にとって未業種の案件は買わないほうがいいんですか?(うえだ先生、ラーメン好きなんかな)」
「そうとも限らないんですが、買うならわかりやすい事業の方がいいですね。
事業によっては、ノウハウがあるものがあれば、専門的な技術や知識が必要なものもありますから」
「んー、未経験の分野だと余計に見分けるのが難しそうです…」
「FCしてそうな業種を探すといいですよ!
さっき例であげた製麺所のFCってあまりないけど、ラーメン屋とかだったらあるでしょう?
それはマニュアル化されやすい業種だからであって、製麺所は麺の配合がどうやらとか専門性が高いからFCとして展開しにくい。つまり、未経験の人がやってもうまく行かない可能性が高いんです」
「なるほど!そう見ると、たくさんある案件の中から選びやすくなりそうです!」
「ただ、中には誰がどうしても商売がうまくいかないケースがあります。よくお店がコロコロ変わるようなところだと、そもそもの場所が悪かったりするのでその辺りも見ておくと良いと思います」
「M&Aのマッチングサイトっていろいろありますが、このサイトがオススメ!ってところはありますか?」
「M&Aは不動産のように宅建などの専門の資格がなくても誰でもできることなので、どこが良いか見極めるは難しいですね。市場は広がっているので将来的には資格ができるかもしれませんが」
「見極めるためのポイントはないんでしょうか?」
「売り手と買い手をマッチングしてハイ終わりって場合もあるんですが、その後のサポートをどこまでしてくれるかを見るといいと思います。
M&Aで1番難しいのは人の部分でして、せっかく事業を引き継いだとしても継続して雇用できないと経営がうまくいかなくなる可能性があります。
M&Aは買い取った事業で働く従業員さんのノウハウや技術を得られるのがメリットの一つなので、労働条件の整備等いかに人を定着させるかが重要になってきますね」
「サイトなら案件ごとに価格や条件が出てるんでまだわかりやすいんですけど、個人間での交渉って金額とかどうやって決めるんですか?
近所でカフェしてるマスターが少額でもいいから、お店を買い取ってほしいって僕に話があった場合とか」
「当事者同士の交渉だと、正当な売値買値がつきにくいですね。
売り手はお店に想い入れもあるしできれば高く売りたいって思うでしょうし、買い手はもちろん安く手に入れたいので、話の折り合いがつかず決裂してしまうことも多いです。
不動産でしたら相場がわかりやすいんですけど、M&Aは現時点ではまだまだ市場が形成されていないので価格をつけにくいんです」
「その場合、先生に相談させてもらってもいいんでしょうか…?」
「全然だいじょうぶですよ!
相談してもらったら、公正な立場で売りたい案件の財務状態をみて金額を提示することができますし、2人だけで話すより間に1枚はさむだけで取り引きもスムーズに運べると思います」
「専門家から言ってもらえるとお互いに納得できそうです!」
「私がサポートさせてもらうとなった場合、ご提案できる関わり方は2パターンあります」
1、仲介者としてサポートする
2、顧問としてサポートする
「ですね。どちらかでも良いですし両方でもOKです!
顧問としてご依頼いただけたら事業を引き継ぐときの従業員さんの雇用面の整備や、財務状況など経営面でサポートをすることが可能です」
「引き継ぐ会社やお店に専任の社労士さんや税理士さんがいた場合はどうすべきですか?」
「無理に切り替えようとせず、基本的にはそのままの専任の方にお願いした方がいいと思います!
私を顧問にしてもらえないと仲介できませんなんて言わないので(笑)」
「仲介をしてもらうときに、融資の相談も可能ですか?」
「専任の税理士さんがおられたら、その方にお願いした方がいいです。
融資となれば金融機関と長いお付き合いになりますし、仲介だけで関わる人が言うよりか既にお付き合いがある税理士さんにサポート頂けたほうがスムーズですね。
もし専任の方がいてなかったら仲介・融資のお話までさせてもらって、その後顧問をご依頼するかは選択いただけたらいいと思います」
「ちなみになんですが…めちゃくちゃ小規模な案件でもうえだ先生にお願いでしょうか…?」
「規模は問わないですよ!
ただ、売りたいと思ってる方で100万円ぐらいで案件をご相談いただいた場合は、手数料もかかってきますし手元に残るお金は少なくはなると思います。
小さくても公正な値段を知りたいってことでしたら、ぜひご相談いただけたら!」
「うえだ先生、今日はいろいろと教えていただきありがとうございました!
なんだか賢くなった気分です!」
「それはよかった!
また何かわからないことがあれば、いつでも聞いてくださいね!」
M&Aについてはもちろん、うえだなおき事務所なら会社のヒト・お金の悩みごとをまるっと解決してくれるので、何か困ったことがあればご相談してみてはいかがでしょうか。
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