カズマ@ひらつーとはらだ@ひらつーが意気投合し枚方つーしんを一緒に始めるきっかけとなった輝きプラザきららにある枚方市立地域活性化支援センター内のインキュベートルーム。
このインキュベートルームに空きが出たため使用者の募集を開始されたということを聞いて、枚方で起業を考えているひらつー読者にお伝えせねばと、はらだ@ひらつーが募集PRをさせていただきます
場所は枚方中央図書館の前、横断報道を渡ってすぐにしまむらがあります(地図)
インキュベートルームとは?
枚方市が創業希望者や新規事業分野に挑戦する事業者を対象に、インキュベートルームを事務所として貸し出し、専門家によるアドバイスやビジネスプランの作成支援など総合的に創業を支援しています。1年以上使用した後、市内で創業する等、必要な要件を満たす場合には、事務所等の賃借料を補助するテイクオフ補助金の交付を受けることができます。
(引用:枚方市役所HP)
それではインキュベートルームをご紹介いたします
さらにロッカー、洗面台(洗面台のない部屋が1室あります)もあります。
車塚公園側の部屋は景色がgoodですパソコン作業の一休みにピッタリです。
気になる使用料などの施設概要はこちら。
枚方市車塚1丁目1番1号 輝きプラザきらら 6階
部屋数
全12室
仕様
25.5平方メートル~33.4平方メートル
電話線受け口 1 机、ロッカー、洗面台(洗面台のない部屋が1室あります)あり。
使用料
(月額)25,500円~33,400円(光熱水費含む)
使用期間
1年間 但し、更新により最長3年間の使用可
その他
給湯室、トイレは共用
一番の注目は光熱費込で月額25,500円から33,400円で利用出来ることです
光ネットなどを利用しても30,000円台から事務所を維持できます。これは創業間もない頃には本当にありがたいことでかなり助かりました
注意点は1年更新で最大3年間までの使用となることです。
さらに1年以上入居して次の事務所を探すときにはすごい特典があります
それがテイクオフ補助金と呼ばれるもので、最大2年間家賃の2分の1(5万円まで)補助金を受けることが出来るんです
ひらつーもテイクオフ補助金を利用して現在の事務所である鍵屋別館に入居しております
そして入居期間中は、事業の進捗について専門家のアドバイスを受けることができます。
インキュベートルーム入居者との交流会など繋がりも広がっていきます。
このように、やる気があって枚方で事業を起こそうとしている人にはすごい支援制度があるんですが、そのためにはクリアしないといけない試練があります
事業計画書とプレゼンテーションによる審査です。
はらだ@ひらつーも事業計画書づくりは本当に苦労しました。
出来上がったのは、まさに締め切り寸前だった記憶があります・・・・
これをやりたい!!という思いがあっても実際にそれを文章にして人に説明するというのは中々大変なことです。
例えばカフェをやりたいと思っても、どういったカフェで、どこで、いくらのドリンクを、どんな人に提供するのか。
お店を出そうと考えている場所はどんな人が住んでいてどんな環境なのか。
周りに同じようなお店はないのか。
基本的なところを書き出すのも一苦労だと思います。
僕もそうだったのですが、事業計画書らしいものを作ったことがほぼなかったのでどうしていいのか悩みました。Googleで「事業計画書 サンプル」「事業計画書 事例」と検索して調べたりもしました(笑)
何度も挫折しそうになりましたが、書いてみると何とかなるものです。
ここではらだ@ひらつーが皆さんにぜひチャレンジしていただきたいので、恥を忍んでインキュベートルームに応募した時の事業計画書の一部を初公開いたします。
ちなみにはらだ@ひらつーはインキュベートルームに応募時は枚方つーしんを運営していませんでした。
枚方つーしんはカズマ@ひらつーが個人でスタートし、インキュベートルーム入居後にはらだ@ひらつーがヒトツナギ(現在のヒラカタガオ)に出たのがきっかけで意気投合し共同経営という形でカズマ@ひらつーがはらだ@ひらつーの株式会社morondoに入り一緒に始めました。このエピソードまた今度(笑)
応募当時は「ミテナ」という地域動画情報サイトを作ろうとしていました。
ミテナはカズマ@ひらつーと枚方つーしんをやる時に閉鎖し会社として枚方つーしん一本で頑張ろうと決めてここまでやってきました
前振りが長くなりましたが、以下ははらだ@ひらつーが枚方に特化した地域動画情報サイトを作ろうとしてインキュベートルームに応募した当時の内容です。少しコメントをつけてご紹介いたします。
■ 実施する事業について
【事業テーマ】
※どんな事業テーマで取り組むのか明確に訴えてください。
↓どう答えたか?
※いま振り返ると…
最初からの難しい質問に頭を抱えたのを思い出します
当初と事業は変わりましたがテーマはあまり変わっていないです
【事業概要】
※事業コンセプトと製品・サービス等の内容をわかりやすく簡潔に記入してください。
↓どう答えたか?
※いま振り返ると…
当時はYouTubeが流行り始めたころで、ビデオカメラや動画編集ソフトも安価になって時代は動画だと思い、動画をメインにした情報サイトをそれも枚方市駅前に特化して考えていました。今だったら樟葉駅前に特化していたかもしれません
【入居申請理由】
*事業化における当インキュベートルーム利用の必要性の観点から記入してください。
↓どう答えたか?
※いま振り返ると…
創業当初の本当に右も左も分からなかった僕にとって、まず何をしたら良いのかというところから入ったというのが理由として大きかったです。結果的に「きらら」に事務所があると言うと安心してもらえることもありましたし、専門家の方からの助言で助かったことも何度もありました。そして今もインキュベートルーム利用者さんやきららの多くの方と交流が続いています。
■ 事業の特徴
【事業の新規性・独創性 】
※従来の製品やサービスと比較して記入してください。
↓どう答えたか?
② 従来、情報サイトでお店や商品などを紹介する際、「説明テキスト+写真」という「静」のアプローチが主流なのに対し、ミテナでは動画を中心に用いることで、よりユーザーにイメージを膨らませてもらい、伝わりやすい「動」のアプローチを行います
※いま振り返ると…
この時は「動画」を利用することを全面的に押し出していました。今ならカズマ@ひらつーのキャラクターや業種や地域、動画と言ったことではなく、「見てもらえる情報サイト」とは何かというところで新規性や独創性をPRしていると思います。
【強み・競争力】
※他社に比べて優位な点を説明してください。
↓どう答えたか?
② ユーチューブなどの安価で高品質のサービスを組み合わせることにより、 既存の企業には難しい新しいサービスを低価格で提供できる柔軟性と機動力があります。
※いま振り返ると…
正直この時、強みや競争力はあまり分かっていませんでした。
とりあえず「動画」は今後くるだろうと思っていたので、早くやれば強みにも競争力にもなると安易に考えていました。安価なサービスという点では現在ライブドアブログという月額1,000円もいかないものを使って枚方つーしんは運営されています。情報サイトを運営するとサーバー代やシステム利用料などで毎月数十万円かかるところもあると聞きますのでこういうコスト面は競争力になっています。
【競合状況】
※競争者は誰か、同業他社・類似品など競合関係、競争能力、競争戦略等。
↓どう答えたか?
(業種特化型)ぐるなび、グルメウォーカー、食べログなど
※いま振り返ると…
厳密に言いますと広告が僕たちの収益になりますのでこの分野の事業者さんは全て競合になると思います。しかし枚方ウォーカーさんにはひらつーを紹介していただいたり仲良くさせていただいておりますし、ぱどさんも紙媒体とネットというところや特色も違うので、競合というとちょっと違うような気がします
ネットでは飲食系の媒体は広告で考えたときにすでに市場があったので意識していました。しかし、今ひらつーで飲食店さんのパートナーはそれほど多くありません(笑)飲食店さん、ひらつーと組むなら今がチャンスです
今は競合よりも自分たちがいかに面白いことを出来るかを意識しております。
【他社との差別化】
・動画などの他社が力を注いでいない分野の展開。・新技術の積極的な利用、組み合わせ・対象地域を限定し、その範囲内での圧倒的な情報数と情報量の提供。
↓どう答えたか?
・新技術の積極的な利用、組み合わせ
・対象地域を限定し、その範囲内での圧倒的な情報数と情報量の提供。
※いま振り返ると…
今のコンテンツ(内容)で勝負するというスタイルよりも、動画や技術など「新しいこと」で勝負しようと最初は考えていました。
◆市場について
*対象市場の明確化。市場ニーズは高いか、市場規模の推移等、判断理由もご説明ください。
↓どう答えたか?
例えば、自分が住んでいる街のお店の情報を知りたいときに、一部のお店に関しては既存の媒体で知ることはできますが、少数の情報から選んでいる段階であり、まだ多数のお店の情報の中から比較し選択している状況ではないと思います。
そういった比較対象ができる情報量を持った媒体が少ない中で、市場規模としても十分な40万人都市枚方は都道府県レベルではなく、単独の街として十分に展開できる規模があり、近年は大学生を中心に若年層が増えているため、ネット利用世代の比率も非常に高くなっており、ネットを媒体としたサービスの展開する地盤が整い始めたと考えます。
今後も引き続き、パソコン、携帯電話を介したネットでの情報の流れは大きな主流になるのは間違いないと思われます。
※いま振り返ると…
カズマ@ひらつーも「自分の街の情報がネット上に載っていないことが多いから自分でやってみようと思った」と取材を受ける際に答えているのですが、それだけネットの地域情報には可能性を感じていました。現在もまだ全然やれていないことがたくさんあります。
「パソコン、携帯電話を介したネットでの情報の流れは大きな主流になる」と書いていますが、この時には想像も出来なかった流れがあります。それが、スマートフォンとタブレットPCの登場です。特にスマートフォンは枚方つーしんが飛躍した大きな要因のひとつになりました。
他にも販売戦略や問題点など書かないといけない項目がありますが、恥ずかしいのでこのあたりで(笑)
なんだか、初めてのラブレターを読んでいるような恥ずかしい気持ちになってきました
しかし何かのきっかけにほんの少しでもなればと思い公開してみました
今、僕たちの会社がインキュベートルーム応募時の「ミテナ」ではなく「枚方つーしん」を運営しているように、事業計画は変わっていくものだと思います。まずは深く考えないで一行だけ埋めていくところから事業計画を作ってみてはいかがでしょうか。
枚方市立地域活性化支援センターでは、起業準備段階での事業計画の作り方から相談を受けてもらえますのでまずは気軽に問い合わせてみてください
事業計画を作ってインキュベートルームに応募したくなった方は下記のページへGO
株式会社いいねいいねドットコム 代表取締役 衣笠さん
−なぜインキュベートルームに入られたのですか?
はい。地域活性化支援センターの良いところは同じ建物内にセミナールームがあるためイベントに参加する人数が増えても場所に困るということはあまりないですね。大きいところだと、かなりの人数が利用できるのでかなり助かります。
−インキュベートルームを利用された感想はいかがですか?
例えば電球が切れたらすぐに交換してもらえます。
そうですね(笑)
−事業面のメリットなどはありますか?
インキュベートルームでは専門家の方に相談する機会があるのですが、その中で自分の漠然とした理想や計画を現実的な経営ベースにのせた目標に
−逆に不便なところはありますか?
私は夜からやる気が出てくるときもあるので 時間は遅くまでの方がありがたいですね(笑)
−最後にインキュベートルームに対しての率直なご感想をお願いします。
株式会社いいねいいねドットコムの衣笠さんありがとうございました!
最後に。
僕が会社を作ろうと思ったのもインキュベートルームに挑戦しようと思ったのも、すごい経験や実績があったわけでもお金や人脈があったわけでもありません。
ただ「やりたい!」という子供みたいな気持ちで深く考えずに始めたのが、結果的にすごく良かったです。起業は誰にでもおすすめ出来るものではありませんが、もし今「やりたい!」と思うことがあればぜひインキュベートルームに挑戦してみてください!!OBとしてひらつーも出来る限り応援いたします
起業に興味があるけど何から始めていいか分からない方には、はらだ@ひらつーもOBの「きらら創業実践塾」というのもありますのでこちらもオススメです
関連リンク
→枚方市立地域活性化支援センター
→インキュベートルーム詳細
電話:050-7105-8080