※エムスタッフさんは2022年9月で閉店いたしました。
今週発売の『週刊 HRI DAY』(ヒライデー)に衝撃のスキャンダルが掲載された。
それは…
『女優 新崎結衣 熱愛通い妻!?』
新崎結衣(あらさき ゆい)といえば、国民的チョコ菓子「ホッキー」のCMで華々しくデビューし、映画やドラマで活躍する日本を代表する女優。愛称はサッキー。
彼女をTVで見ない日は無いと言っても過言ではない。
その日、サングラスにマスク姿で現れた新崎は、大阪府枚方市のとある中古車買取店へ。
顔を隠していても女優としてのオーラと風格は隠せるものではない。
夕方の人気の少ない時間帯を見計らったのだろうか、新崎の存在に気付くものはいない。
その手には手土産のようなものも見える。
なにより彼女は車買取店であるにも関わらず、徒歩で来ていたのだ。
“車を売りに来た”とは思いづらい。
新崎は周囲を気にする様子もなく、まっすぐにお店の中へ。
その後2時間、お店からは出てこなかった。
この中古車買取店に“サッキー”の意中の相手がいるのだろうか。
この大スクープの真相を探るべく、我々ヒライデー編集部は現地へと向かった。
やってきたのは、
枚方で創業25年の車買取専門店
エムスタッフ
以前にはアイドルとの熱愛が報じられたこともあるお店だ。
編集部がつかんだ情報によると、この道20年以上の車買取のプロ、
永沼社長が代表を務める店のようだ。
この男性がサッキーのハートを射止めたのだろうか。
▶ 渦中の新崎本人に突撃取材
我々がエムスタッフへ向かっている道中、現地のエージェントから緊急連絡が入った。
『サッキーが現れた』
興奮したようすのエージェントに話を聞くとつい5分ほど前にサッキーが現れ、お店の中へ入って行ったというのだ。
なんと我々が到着するよりも早くサッキーが現れたのだ。
サッキーに遅れること1時間。
現地に到着した我々はサッキーがお店から出てくるのを待った。
ほどなくして、お店から出てきたサッキーを我々は直撃取材した。
― こんにちは、ヒライデー編集部です。新崎さん少しお話よろしいですか?
え?なんですか!?
― 今日はなぜこちらのお店に来られていたんですか?
ちょっと何撮ってるんですか!
別になにもありませんよ。
― 週に2〜3回お店に通ってますよね?お店の方とはどういうご関係なんですか?
ただ車の相談に来てただけです。
ほんとに何もありませんから。
― こちらの永沼社長とは親しいご関係なんですか?
私はただのイチ客なだけです。
っていうか撮らないでください!!
撮影を強く拒むサッキー。
このお店に来ていたことをよほど隠したいのだろうか。
― こちらのお店に足繁く通っておられるのは誰に会いに来ていたんですか?
誰でもありません。
何もお話することはありませんから。
ノーコメントを通すサッキー。
そこへ…
店の前でなに騒いでんの?
我々の話し声を聞きつけて、お店の男性が出てきた。
この男性がサッキーの意中の男性なのだろうか。
― こんにちはヒライデーですが、よければ一緒にお話を伺ってもいいですか?
話ってなに?
店の前で騒がれても困るんやけど。
― 失礼ですが、新崎さんとはどういったご関係なんですか?
関係?関係もなにもただのお客さんやで。
はい、私はただの客です。
― “お客さん”というのはいわゆるそういうご関係ということですか?
そういうご関係ってなんやねん!
何もないわ!!
あくまでも二人の関係を否定する男性。
車売却の相談に来てくださったから話を聞いてただけやから。
― つまり…お店で逢引していた…??
してへんわ!勝手な想像をするな!
話は平行線。
あくまでも関係を否定する二人。
ここで男性の提案で一旦お店に入り、ゆっくりお話を伺うことになった。
男性いわく「誤解を解きたい」ということだが、こちらとしても千載一遇のチャンス。
我々は敵地へと足を踏み入れた。
▶ 足繁く通っていた理由は?
― 改めてお伺いしますが、いつごろから新崎さんとは親密なご関係になったのですか?
いやいやいや、なんも親密なご関係じゃないから!
ただのお客さんやって言ってるやろ。
― ではそういった親密な間柄では無いということなんですね?
何度もそう言ってるやん。しつこいな。
頑なに関係を否定する永沼氏。
しかし我々は諦めな…
― あれっ?サッキーは?
え?あれっ?
あふぁ〜ん♡かわゆい〜〜♡♡
― え?
え?
― 新崎さん…何を…されてるんですか…??
もぅ…この子たちがカワイくって…♡
あ〜ん、もうキュンキュン♡♡
ワンちゃんに夢中のサッキー。
サッキーはここのワンちゃんにメロメロのようだ。
― あの…すみません、少しコチラでお話を伺ってもいいですか?
あ、アタシったら…!ごめんなさい!!
― 新崎さんはいつもお店に来たらあんな感じなんですか?
うーん、まぁそうやね。
いつも可愛がってくれるから。
― “いつも”なんですね?車を売るのにそんなにお店に足を運ばないといけないんですか?
まだ疑ってるんかい。
新崎さんは車を売るのが初めてやから、まずは色々相談話を聞いてただけやん。
― その相談話を聞いている内に親密な関係になっていったと。
ちゃうわ!
私は車のこととか素人なので、まず何をすればいいかすらわからなかったんです。
それで永沼さんのところに相談しに行って、必要な書類だとかを教えてもらったんです。
― なるほど…ちなみに必要な書類とはどんなものなんですか?
必要な書類は、
普通自動車やったら、
車検証と、
実印と印鑑証明書、
住所の確認が必要な場合は住民票やね。
軽自動車やったら、認印だけやね。
(※車検証の内容によりその都度必要な書類が変わりますので、まずはお聞きください)
― それだけなんですか?思ってたよりも手軽なんですね。
そうなんです。
私も車を売るのはすごくややこしいイメージがあったんですが、すごくカンタンでしたね。
― なるほど…ですが疑問があります。何度もお店に足を運んでいますが、一度も車を持ってきていないですよね?おかしくないですか?
そんなことはないよ。
出張買取に行かせてもらってるから。
― 出張買取ですか?
もちろん店に持ってきてくれてもいいけど、中には不動車とか、旦那さんの車を売りたいけど免許持ってないって人もいるから。
だから連絡もらったらお家までお伺いするよ。
― ほう…新崎さんのお宅で逢引を?
してへんわ!
出張査定に行っただけやし。
あ、もちろん無料で行かせてもらうよ。
― それは新崎さん特別価格ということですか?
ちゃうわ!
誰であっても無料で出張査定行くわ!
自分で運転できたら問題ないけど、中には免許持ってないけど亡くなったお父さんの車を引き取って欲しいって人もおるから。
そんな人に、乗って来れないんやったら有料です、もしくは査定額下がりますっていうのは可哀想やん。
― 確かに…そう言ってもらえると安心ですね…あれっ?サッキーは?
え?
はふ〜ん♡キャワキャワたん♡
イイコイイコちゃんね〜♡♡
― え、え〜っと…
満面の笑みのサッキー。
我々のサッキーに対するイメージが大きく変わった。
― えっと…新崎さんはなんで車を売ろうと思われたんですか?もう乗らないんですか?
そうですね、やっぱり仕事の移動はタクシーとかマネージャーの車が多くて。
自分で運転する機会が減ったんですよね。
― ですが、別に手元に置いておくだけでもよかったんじゃないんですか?
そう思ったんですけど、やっぱり維持費がかかっちゃうので。
― 維持費ですか?
維持費としては、
税金 、
保険料 、
駐車場代 、
車検代 がかかってくるかな。
税金とかは毎年3〜4万円かかってくるし。
― そう言われるとけっこうな金額ですね…
車の使い方はそれこそ人それぞれやから、乗る頻度が少ないから売ったほうがいいってことではないよ。
たまにドライブに行くのが趣味って人もおるし。
でもほんまにごくたまに乗るかもしれない程度やったら売ったほうがええんちゃうかな。
― なるほど…そうなんですね。
なかなかシッポを掴めない我々は、ここで最後の大勝負に出る。
― 最後に新崎さんに質問があるんですが。
はい、なんでしょう?
― このお店に何度も足を運んでおられたと思うのですが、何をしに来られていたんですか?
え?だからそれは車を売りに…
― 単刀直入に聞きます。永沼さんに会いに来ていたんじゃないんですか?つまりお二人は“親密なご関係”なんじゃないですか??
核心にせまる質問。サッキーの答えは…!?
え…永沼さん??
いやいやいや!無い無い!!(笑)
えぇ!?そうなん!?!?
永沼さんはまんざらでもなかったようだ
― えっと…永沼さんに会いに来ていたわけ…じゃない?
違いますよーー!!
永沼さんにはキョーミ無いですよ!
アタシが会いに来てたのは〜ワンちゃんだからっ♡♡
あ…俺に会いに来てくれてたワケじゃないんや…
はふ〜ん!!キャワたん♡
我々は茫然自失の永沼さんを置いて、店を後にした。
完
※この物語はフィクションです。
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