「ゴルフファンのみなさん、おはようございます!今日はここ、くずはの地より
ひらつーPresents
くずはオープン
大会初日の模様をお届けします。今日の解説はすどん@ひらつーさんです。よろしくお願いします!
…って何ですかその格好」
「まって、今日のオレの名前は“ビッグマウすどん”やで、間違えんといて。格好についてはゴルフといえばサンバイザー必須って聞いたことないの?それ、マナー違反やで?」
「サンバイザーないとマナー違反とか聞いたことないですし、サンバイザーはたぶんキャディーさんがつけてるやつでは?」
「……。そういうサトゥルこそ、なにそのサングラス」
「今日の僕は石川遼ならぬ、石川サトゥルですよ。Are you okay?」
「……(英語うぜぇ)」
と実況と解説風にスタートしました今回の企画は、初心者2人がゴルフで真剣勝負!
くずは駅から徒歩2分という、激駅チカなゴルフ場「くずはゴルフ場」の魅力と2人の激闘の模様をたっぷりお届けします!(公式サイト)
ビッグマウすどん
とにかく大きな口を叩く男。パターゴルフ経験者で(3回)、さらには最近スマホ版みんなのゴルフをはじめたという、ゴルフ業界で今最も期待されている新星(ビッグマウス)
サトゥル@ひらつー
気分は石川遼選手。某スピード英会話教材を聴きながら来たので勝利をBelieveしている大学生。Everythingも、formから入るtypeで、After this、ちゃんとGolfっぽいclothesにchangeするつもり。
「では会場に向かいましょう」
「集合場所の樟葉駅からめっちゃ近いらしいで。Webサイトには駅徒歩2歩って書いてたもん」
「いや2歩はさすがにビッグマウスがすぎますよ!2分でしょ」
そんなわけで、改札を出たら左に曲がってエルくずはを突き進んでいくと……
なんと1分で目的地に着きました。笑
「ちかっ!笑 こんなところに入口があったなんて…今まで見逃してました」
「そこはちかっ!じゃなくてニアーっ!って言わな、Mr.石川サトゥル」
「今日はずっとこんな感じで英語いじりされると思うと憂鬱です」
くずはゴルフ場です!!
くずはゴルフ場は樟葉駅から見て旧1号線側、河川敷にあるゴルフ場。車や電車の中から見たことある人も多いのではないでしょうか。
くずはゴルフ場のクラブハウスはエルくずはからアクセス可能で、3月にオープンした居酒屋「九州熱中屋」の向かいにあります。
入口を入るとすぐ、木製のクラブが展示されていたりと歴史を感じますが、それもそのはず。
ここくずはゴルフ場は1957年にオープンした歴史あるゴルフ場で、1965年から1990年まで26回に渡りプロの国際トーナメントが開催されていた由緒ある本格コース。
他にも様々な特徴がありますが、前述のとおり駅からの近さは日本でも五本の指に入るような近さですし、かのくずはモールと隣接していることもあり、カジュアルにゴルフするだけじゃなく、+αが楽しめるという、実はめっちゃ珍しいタイプのゴルフ場なんです!
「へぇ〜身近にあるので珍しいとは思ってなかったです」
「五本の指に入るとか、オレの次の次くらいにやるやん」
「そのキャラ、いろいろと大変そうですね」
今回ご案内していただくのはくずはゴルフ場の支配人、藤野さん。
「このゴルフ場の特徴はなんでしょうか?」
「何より、駅から近い本格コースが売りですね。
自称日本一駅から近いゴルフ場です。」
「日本一!ならオレは世界一や!!」
「また、フェアウエイが広くて、気持ちよくスイングができます。さらに、打ちごたえのあるロングホールも特徴の1つですね。」
「まわりを気にせず思いっきりスイングできるのはいいですねー!ロングホールというのは長距離コースということでしょうか?」
「そうですね。500ヤードを越えるコースが4つあります」
「オレの戦闘力は500メガヤードじゃすまへんで?」
「それではコースへご案内しますね」
勝負の前に、まさかの巨大なお風呂があったりするというくずはゴルフ場の施設内を見たい方は↓
「枚方・樟葉のススメ by 枚方つーしん」を
ご覧ください!
「いやー、まさか施設内にあんなお風呂とかネーミングセンスのあるレストランがあるとはなぁ」
「ビッグマウすどんという名前にもう少しで届きそうなくらいのネーミングセンスやったね」
「いや、1文字かぶってるだけのビッグマウすどんは絶対大敗でしょ。更衣室もあって、僕もポロシャツ装備になれたし、クラブハウスってあんな感じなんですね」
中のレストランでお腹いっぱいになったところで、いざコースへ。
「いやー晴れてよかったです!ん。何してるんですか?」
「芝を読んでるねん。これで勝負が決まるといっても過言じゃないんやで。そんなんも知らんの?」
「ここの芝関係ないですよ。しかもそれ人工芝極まりない」
旧1号線の横断歩道を渡り、階段をくだると入り口に到着します。
入ってすぐの位置にはくずはゴルフ場と書かれた看板がある、記念写真にもってこいのスポットが。
写真ではすどん@ひらつーがアウトみたいになってますが偶然です。
そんなことよりやはり気になるのは看板前にあるすっぽんっぽい置物。
「これはくずはゴルフ場をつくるにあたって、現地調査を行った際に、関係者が居眠りをしていたスッポンを見つけて、捕獲して食べたそうなんです。でもオープンした後、立て続けに水害に見舞われてしまい、『これはすっぽんのたたりや』となり、この「すっぽんの碑」が作られたそうです」
「なるほど…オレもよくオレの碑を作られることがあるけど、すっぽんの碑は初めて見たわ」
「いやーそれにしても、」
「そして気持ちいい!存在は前から知っていましたが、いざ立ってみるとめちゃくちゃ開放的な景色が広がっていますね!」
「オレとすっぽんと碑の関係性について聞いてた?ねえ聞いてた?」
「それじゃあ初心者2人ですし、まずは打ちっぱなしで特訓しましょう!」
そんなわけですっぽんにご挨拶した後、右手に進むと打ちっぱなしのための小屋があります。
くずはゴルフ場の打ちっぱなしは、ボール50球あたり520円。
シューズは320円(税込)、クラブは1本100円(税込)で借りることが可能です。
2人共初心者ということもあり今回は特別に、藤野支配人にクラブの握り方と振り方を簡単に教えていただきました。
これは藤野支配人が忍法を唱えようとしているのでなく、正しい握り方をレッスン中の写真です。
右手の薬指と小指の間に左手の人差し指を差し込むかたち。
さっそくサトゥルが打席にたってみて練習開始。
「ってすどんさん、藤野支配人の話聞いてます?」
「いやー、解体中の鉄塔が気になって。まるでオレのブロークンハート……」
「あれは解体じゃなくて今新しく建て替えてるんですよ」
「……そんなことよりサトゥル、鉄塔は英語で何ていうの?アイアンビルディング?」
「(…藤野支配人のレッスン聞いてなさそうやし、この勝負勝ったな)」
「うおおおおおおおお当たれえええええええええ」
「劇場版コナンくんみたいな叫び方やね」
「当たるやん俺!なにこれ楽しい!すどんさんはちゃんと当たってます?」
「サンバイザーのせいで球が見えへんし、なんかつけてるところ頭カユいねんけど!」
「あれれ〜ビッグマウスはどこいったの〜?(コナン風)」
「言い訳もビッグマウスやから」
「……」
「それにしてもあの鉄塔気になるなぁ。記事にしたい」
「(鉄塔ばっかり見てるし絶対勝ったわこの勝負)」
そんなこんなで2人とも50球打ち終えたので、いざ本番へ!
今回はショートコースという、初心者の練習や上級者の“寄せる”練習に使うコースを利用させてもらいました。
簡単に言うと、グリーンまでのアプローチ+パターゴルフといった感じ。
全9ホールで、1ホールだいたい50ヤードほどなので、初心者でも楽しむことができます。
「グリーンもちゃんとしてる!」
「オレの所作並のちゃんとしてる具合やね」
「しかも9ホールで1人1,040円という安さ!」
「オレの毎日のランチ代より……そろそろツッコんでくれへん?このキャラ実はしんどいねん」
そんなわけでいよいよ対決へ!!スコアをつけながらガチで勝負します。
9ホール全てパースリー。わかりやすくいうと、3回打って穴に入れたら普通ってことです。
「じゃあ僕ちょっと準備があるんで」
「え、なにそれ」
「ティーですね。このティーは2つが糸で繋がっているので、両方刺しておくことでボールを打った時にどっか飛んで行ってしまうのを防ぎます」
「めっちゃ準備してるやん…」
「本気の勝負なんで」
「もし、万が一オレが負けた時は多分そのグローブとティーのせいやと思うわ」
順番は備え付けのこの棒で決めます。先っちょに切れ込みが入ってまして、その数で打順が決まるというシステム。
「僕からですね」
「先行とかずるいわぁ〜。もし、万が一オレが負けた時は先行じゃなかったせいやと思うわ」
「なら順番かわりましょか!?」
「いや、それはいいよ。でももし負けたら……」
「さっきから言い訳が多すぎる!この言い訳マウス野郎!」
「では早速ティーを刺して…緊張の第1打いきまああす!!!」
「ガンダムかよ」
「いや〜もうちょっと手前ならな〜。すどんさんうまいからな~怖いな~」
「こいつ……もし万が一負けたら今受けたイヤミのせいでメンタルがおれたせいやわ」
「ゴルフはメンタルも重要ですしね」
そんなビッグマウすどんのビッグマウスの結果……
ボールは見事茂みへ消えていきました。これはOB、つまり最初からやり直しです。
「1打目のOBはノーカンにせえへん?もしくはホラ、OBになったことをカットしよ」
「No Thank youで」
打ち直しの2打目(1打目がOBだったので1打罰で3打目)は……
「ここめっちゃ打ちにくいやんけー!どう考えてもサトゥルの邪念のせいやわ、さっきオレのこと呪ってたやろ?」
「いや、人の話聞かずに鉄塔ばっかり見てたからでしょ」
「これはあかん気がする!スマホのみんなのゴルフやったら余裕やねんけどなぁ」
「(これは勝ったな)」
結局ビッグマウすどんは最初のホールは10打でカップイン。「+7」というスコアで大失速。
かくいうサトゥルも1打目こそ良かったものの、パターに手こずり+3というスコアに。
1ホールで4打差がつきました。
「本当のゴルフ師は最初はあえて負けるんやで。特にオレほどの大物ゴルフ師となればなおさら」
「ゴルフ師ってなんですか?国家資格かなにか?」
そんなこんなで順調にコースを回っていく2人。
全然入らないんですけど、それはそれで楽しいんです!
こんなに楽しいスポーツが身近で、こんな安値で楽しめるとは!
サトゥルは自慢のティーを刺して挑みますが、まさかの両方外れてボールとともにどこかへ飛んでいくトラブルや、
なんかビッグマウすどんのパターがいい感じに決まりだしたりして。
「オレ27ホールあるパターゴルフやったことあるから」
「それ途中で飽きません?(笑)」
「あと空の昴もめっちゃ読んでたしね」
「ゴルフ漫画読んでたらゴルフがうまくなるわけではありません」
なんて言ってるうちに、最初の乱調が嘘だったかのようにしっかり決めだすすどん。
「じわじわ追い上げられている気がする…!」
「やっぱりオレって世界とか狙う逸材やん?It’s zai」
「さっきもいったやろ?芝をよんでんねん」
「地面ちかすぎでしょ」
その後も黄色い花が咲き乱れるエリアで黄色いボールを見失うサトゥル。
「サトゥルがラーニングしている間、オレはスマホでみんなのゴルフを頑張ってた。それが今回、差として出ただけのことやで」
「Pardon?」
「すどんさん、ショートコースで練習してうまくなったら、フェアウェイが広いという本コースデビューもやりましょうよ!」
――終了後
「ところでサトゥル、負けたら罰ゲームじゃないの?」
「えええ!言ってないし、ノーカンでしょ!」
「次のコラボ記事に出演する時、ビッグマウスサトゥルとして今日のオレと同じ格好で出演な」
「えええ何か地味にイヤ」