ボクね〜ワイン業界の常識をぶっ壊したいんっすよー!
あっはっはー
と笑い飛ばすのは破天荒な「枚方のワインの革命人」大西タカユキさん。
「まちブラして枚方のまちにあうワインを考える」というこの企画。
第1回目は「光善寺にあうワイン」ということで、前回2時間も光善寺を練り歩いてこの日の発表に向けて下調べしてきました。
まだ読んでいない人はぜひ前編→中編の記事をご覧ください!
おさや:あ、今日は別れ道の大阪方面が工事してる(笑)大阪行けないですね。
大西さん:ここからじゃなくても行けるけどね〜笑
おさや:そう言えば大西さん、今日もめっちゃラフな格好ですね〜。この前、帰りにソムリエっぽい服装でって話してたからもしかしたら…と思ってたんですが、そうではなかったですね(笑)
大西さん:ラフ以外の何者でもない(笑)だってソムリエみたいな服持ってないからねー!
おさや:笑
ー おもむろにリュックから何かを取り出す大西さん。
おさや:どうしたんですか〜?
大西さん:いやいやいや(ごそごそ)
仕込んできたんですよ、ばっちり割れないようにね。
にやり。
ワイングラス!!
と言うことは続いて出てくるのは・・・
これがボトルごと保冷できる優れもの。これいいっすよー!冷凍庫に入れといたら常温のワインも冷えるから!6色くらいあるよ。
気温はめっちゃ暑い(36度)けど、ワインはええ具合に冷えてるわ〜
出ました、ワインボトル!!
(うっすらほくそ笑む大西さん(笑))
これが光善寺ワインですね!!
大西さん:ちょっとせっかくやし、光善寺のまちに色々置いてみて、いい感じのロケーション探そうよ。
と、ここからいろんなところに置き始めるわけですが、初っ端に置いたのがここ。
おさや心の声:(何でわざわざここやねーん!!)
傾いたので仕切り直し。
大西さん:早く飲みたいよね〜
おさや:なんでこのワインになったのかめっちゃ気になります〜!
大西さん:いやもうほんまに。すごいで、ばっちりあわせてきました。
まず、これは「ガリオッポ」っていう名前のソムリエでも知らんような超マイナーな品種のブドウ使ってるワイン。イタリアって地ブドウが多くて、ローカル色が強い地元密着型のブドウが多いんっすよね。まさにそんなブドウ。光善寺っぽいでしょ?それにしてもガリオッポって・・・!爆笑
おさや:ガリオッポ?(ONE PIECEのキャラクターみたいな名前やな・・・)
大西さん:ういーっす!久しぶり〜かんぱ〜い!(←ほんとは言ってません笑)
再びやってきた「たばこ」にボトルごと乾杯。
とか、遊んでるうちに間もなく前回もやってきた「光善寺」に到着。
大西さん:あ、もうついた。
おさや心の声:(結局ワインについてまだあんまり聞けてない…)
おさや:の前に、それっぽいのも撮らせてくださいーー!!
これが、
光善寺ワイン@光善寺前
こんなシチュエーションで開けたことないわ!
とか言いながら、ここから大西さんさすがプロ!!と思わせる慣れた手つきでさらさらっとワインを開けていきます!
というわけでここから
大西さんのワイン大楽コーナー(←だいがくと読みます)
大西さん:このラベルから「ヴィニコラ・ジート」っていうワイナリーの「チロ・ロッソ・クラッシコ」って言う名前のワインってわかります。チロ(地名)の、ロッソ=赤、クラッシコ=伝統ある古い畑のぶどうを使ってます!っていう意味ですわ。
「光善寺ワイン」に選ばれた
「チロ・ロッソ・クラッシコ」についてのデータ
地方:カラーブリア
アルコール度数:13%
って言うほど初っ端からマイナーなワインが選ばれたみたいです(笑)
おさや:はぁ、昼間からこんなぜいたくしちゃって・・・ええ仕事もらってみなさんすんませ〜ん!
では遠慮なくいただきまーす!!
んん〜っ、おいし〜!優しい感じが出てる!!
そうなりますよね〜(笑)
プルーンやレーズン、ブルーベリージャムなど、ベリー系の濃厚で甘〜い香りがします!ワインを口に含むと、ほんのちょっとだけ干しぶどうのような甘みが広がり、しばらくすると柔らかい渋みが現れます。渋みと言っても渋すぎず、水晶玉のように丸くて角が無いマイルドな渋みなのでとっても心地良い!味わいは濃すぎず、薄すぎず。親しみやすく優しいところが、まるで光善寺の街の人々のようです。
ななななんというわかりやすくて親しみやすい表現の豊かさ!!さすがプロ。
大西さん:夏に冷蔵庫でぐっと冷やして飲んでもきっと美味しい!!
そのあとでつたない感想を書くのは恐縮ですが、飲んでみたおさやの感想は、ふわっと優しい香りで飲みやすかったです。ガリオッポって聞いたとき、どんな変わった味なんかと思ったけど、苦すぎない、甘すぎない、渋くない、素朴で優しい味!!でもかと言って、ありきたりな味ではなく独特の後味がある、と思いました
大西さん:ちなみに、ワイングラスを揺らしてみると、ワイングラスの真ん中あたりにぐるっとワインが垂れて下に流れていってる部分ができるでしょ。これを「ワインの涙」って言います!
ゆっくり垂れるほどアルコール度数が高い!つまりぎゅっと凝縮してるってこと!何かわからないワインが出てきたら、こうやってみるとどんなワインなのかわかってきます。
おさや:へぇ〜、そうなんですか!知らなかったです!
大西さん:ほんなら、まち呑みしましょか〜!
(大西さん、誰かに似てると思ってたんですが、特にこの写真、綾野剛さんに似てはりますよね!?)
隙を見ては呑む(笑)
大西さん:このワインの生産国イタリアはファッション・芸術の国だけあって、結構派手なラベルが多いんですよ。そんな中、このワインのラベルはダントツでシンプルなデザイン。いやぁ、この飾らない感じ、すごいわ。
おさや:へぇ〜、そうなんですか〜!そういうこだわり(なのか無頓着なのか)があるのは面白いですね。じゃぁこの流れで、このワインに決めた理由、そろそろどどんと教えてもらってもいいですか?
大西さん:もちろんもちろん!!前回、光善寺の印象をね、まちブラしながらこうやってiPhoneにメモってたわけですよ。
そのメモをまとめてもらいました!それがこちら〜!
どどん!
大西さんのワインセレクトポイント
これらの共通点を考えながら味わって飲むと「あぁ〜やっぱ光善寺やぁ〜!」とさらに実感。
さらに、いとおしくなっちゃいます
光善寺ワイン
まぁ言うたら、全く関係ないワインで光善寺が語れるってすごい。
ガリオッポが「美しい足」って言う意味だと思うと色っぽいけど、実際は名前の響きもラベルも全然色っぽくない!それも光善寺っぽいですね〜笑
大西さん:この前の話でもありましたけど、アルコール度数が12度と高めでこの甘さがあるっていうことは、もともとのブドウがめちゃくちゃ甘くないとほんまにこうはならないんで、これはほんま、ガリオッポすごいっすよ!
大西さん:いやもうほんまいい企画っすね〜!街中で歩きながらワイン飲むってほんまに気持ちいいわ〜
完全に変な人やけどな。笑
っていうかふつう、街中で飲み歩きするなんて、ソムリエは絶対こんなことしませんからね!ワイン界の変人やからできることですわ、あはは(笑)
おさや:爆笑
駅ごとで選んだワインって絶対忘れへんな〜@国道1号「中振」交差点地下道の壁画
日焼けなのか酔っぱらってなのかめっちゃ赤面で恥ずかしいですが、昼間からまち呑みで幸せな気持ちでふわふわしてたおさや@ひらつーでした
光善寺ワイン、ごちそうさまでした〜〜!!
初回「枚方のワイン」企画、前回光善寺さんとさだ神社さんでお祈りした甲斐があって、無事に大成功
さて、みなさんも大西さんが選んだ光善寺ワイン「ヴィニコラ・ジート」の「チロ・ロッソ・クラッシコ」、飲んでみたくなったのではないでしょうか?!
地方:カラーブリア
アルコール度数:13%
「あー光善寺〜!!わかるー!!」
って言ってほしい!!
販売価格:1,890円(税込)
ラッピング・のし・メッセージカード等も対応可能です。
詳しくはご注文ページをご覧ください。
光善寺駅前のあっさりした感じから、駅前デパートのディープな感じや住民の人情の厚さ、長い歴史の重さが見えて、最後にはさわやかな光善寺の田んぼが見えます!!
次回は、「くずはワイン」を決めに、くずはにまちブラに行きます!!
めざせ、枚方の全駅制覇!!
次はどんな旅になるんでしょうか…!
どうかどうか、道でワイングラスを持ってうろうろしてる我々に出会っても通報しないでくださいねーー!!(笑)
◆関連リンク
・大西タカユキOfficial Website(公式サイト)
・大西 タカユキのワイン大楽(だいがく)
・光善寺(wikipedia)