略して「みん里」と親しまれている保育園でスタートした、『0円こども食堂』。
▷くずはにある保育園が実施している「0円こども食堂」に行ってきたより
近年、家庭の事情で家族で晩ご飯を食べられなかったり、簡単なもので済ませざるをえない子どもが増えてきています。 そこで、みんながつながれる居場所・大人も子どもも笑顔で楽しく、そして無料または格安でご飯が食べられる場所。
「子どもから大人までもうひとつの家族(仲間)として安心できる居場所を作りたい」そんな想いで始まった活動は、
大阪だけでなく、全国的に広まりつつあります。このような活動は枚方市内にも徐々に広がってきているようで、7月には、宮之阪と樋之上町、藤阪などでも子ども食堂が開催されました。
菅原生涯学習市民センター
そこで今回、8月20日(土)に菅原生涯学習市民センターで行われた
「藤阪子ども食堂☆8月」に、ふろ@ひらつー親子が参加してきました!
開催時間は午後5時30分。
菅原生涯学習市民センター3階にある調理室に集合です
各自持ってきたのは、(※必須ではなく、あればということでした)
・お米1合
・野菜一品
・ふきん
簡単な自己紹介をしてみんなの顔が分かったところで、今日持ち寄った食材をざっと見ていきます。
「冬瓜があったからもってきたよー」
「へぇ〜冬瓜ってどうやって調理したらええのー?」
そんな和気あいあいとした会話をしながら、今日の献立をみんなで決めていきます。
「じゃあ、前回の藤阪子ども食堂でたっくさんもらったそうめんと天ぷらにしよっかー!」と元気よく声掛けしてくれたのは、藤阪子ども食堂の代表の田邊(たなべ)さん(左)です。
とっても気さくで明るい田邊さんは、楠葉の「みん里」でもお手伝いをしているスタッフさんです
そして、子どもたちにはこれ!
なんと手作りチョコレートのキット。
実は「みん里」さんに届いた寄付で、とってもたくさんあるので分けてもらったそう。
参加されていたお父さんや子どもたちでチョコレートづくりスタート!!
「食後のデザート楽しみにしてるからね〜!」
先ほどの冬瓜は、生姜と併せてスープに。
普段使わない食材の調理も勉強になります!
誰がどの当番だとかは全くありません
それぞれが空いている場所に入って、楽しくおしゃべりしながら進めていきます。
調理室なので
「おろし金どこーー?!」「あったー!!」とか
「お鍋どれにしよう?」「これは?」など、探す手間だって楽しく感じます。
こちらは梅と大豆の炊き込みご飯。
梅は田邊さんの手作りです。美味しそう〜
・おそうめん
・梅大豆ご飯
・天ぷら
(オクラ・かぼちゃ・まいたけ・モロヘイヤ・ピーマン)
・焼き揚げ
・冬瓜スープ
・ぶどう
・チョコレート
でした!
さて、ご飯のあとはデザートタイム
冷やしたチョコレートを型から取り出します。
温かいジャスミンティーを飲みながら、食後のデザートを楽しむ大人たちの視線の先は・・・
今回は8月の夏休み期間中だったので帰省や部活などもあって子どもの参加は少なかったのですが、前回7月に行った藤阪子ども食堂では中学生も参加してくれていたそうです。
違う学年同士の子どもたちと一緒になってご飯を作る機会はなかなかないので、とてもいい経験になりますね。
美味しいご飯と楽しい時間に、ふろ@ひらつー親子も大満足でした!
田邊さん、参加された皆さん、ありがとうございました!
ふろまとめ
ご飯を作りながら世間話をしたり、子どもの話をしたり。
私自身も実は主人が単身赴任中。
さらに両方の両親共に県外なので、仕事であったり自分が入院した場合など、今後子どもだけで晩ごはんを食べる事態も出てくるかもしれません。
そんなことを漠然と考えていた時に参加した今回の子ども食堂でした。
そんな私と同じような不安を抱えた人が多く参加しているのかと思っていましたが、実際にはいい意味でくだけていて、「よく分からないけど誘われて来てみたよ。」という方もいたり、みんなが優しくて明るくて楽しそうで正直びっくりしました。
写真撮影も「いいよいいよー!!キレイに撮ってね(笑)」と冗談も飛び出したり。
子どもも「また行きたい!」と言うほど楽しかったようです。
学校でもない、塾でもない、お稽古でもない。
ただ集まって、楽しくご飯を食べられる場所は、親戚といるみたいな感覚です。
これからの生活を想像した中で、自分自身や自分の子どもの気持ちがどこかに逃げ場を求めたとき、ここなら受け止めてくれるんじゃないか。そんな心強さも感じるくらい、みんなが「おいで!おいで!」と言ってくれる雰囲気で、親子でとてもリラックスできました(*^^*)
また、仕事の都合上、親子でなかなか地域の交流が持てないと思っている方にも繋がりをつくるきっかけになるのではないでしょうか。
大人と子どもの『居場所づくり』。
これからもっとたくさん広がるといいですね!
「藤阪子ども食堂では、飛び入り参加も大歓迎ですが、みんながお腹いっぱいになって欲しいので、できれば事前にお問合せしてもらえると準備がスムーズで助かります!」とのことでした。
申し込み・お問合せ
072−850−4992(たなべ)
mikan-tnb123@ymobile.ne.jp
▶関連リンク
・ちいさなほいくえん みんなの里
(HP/Facebook)