ひらつーが運営するコワーキングスペース「ひらば」広報担当のデンチュウ@ひらつーがひらば利用者のみなさんがどんなお仕事をしているのか、どんな風にひらばを使っているのか、インタビュー形式でいろいろとお話を聴いていきます!
東京都出身。東京造形大学のメディア専攻を卒業後、デザイン会社でアルバイトをしつつ遊ぶ毎日を3年ほど。その後そろそろ将来地盤を固めるため「まずは3年頑張ってみよう!」と東京のWEBデザイン会社に就職。デザイン会社で得た経験を活かし3年後に「おサルの休日」として独立。WEBデザインの他には、チラシやキャラクターのデザインなども手がける。 その後、活動の拠点を東京から大阪に移し、WEBデザイナーとして活躍中。二児の母として、枚方市の京阪沿いを中心に幅広いジャンルに渉る楽しい子連れイベントを企画・開催する子育てコミュニティ「キラキラ枚方ママ」の運営にも携わっている。
「『おサルの休日』という屋号でフリーランスとして活動している、井筒です。
基本的な仕事はWEBデザイナーなのですが、お客さんのニーズに合わせながら、自分ができることは協力していくよ〜!といったスタンスでお仕事をさせてもらっています。」
− WEBデザイナーのお仕事はホームページ制作とはまた別のものですか?
「ほとんど同じですね。ホームページ制作の他にも、ブログのリニューアルや『WEB上の困った!』に関する相談にのったりしています。WEBってできることが本当に幅広いんですよ!
だから、私がこれまでの経験で蓄積してきたことをどんどん活かして活動したいと思っています。他にもチラシやパンフレットの紙媒体、キャラクターのデザインをしています。」
▽井筒さんの制作実績
− 井筒さんが描く、このおサルのキャラクターすごく可愛いです。
(井筒さんデザインの「おサルの休日」のおサル:公式サイトより)
「『おサルの休日』のロゴとして使っています。フリーランスで仕事をする上で名前や響きだけじゃなく、ロゴやイラストなど視覚に訴えるようなものがあると覚えてもらいやすいんです。」
− 確かに。名物キャラクターは印象に残りますね!枚方つーしんも個性的なキャラクターがいますよ!
「ぼしひこくんと・・・枚・かた男ですね!(笑)」
(枚方つーしんのオリジナルキャラクターぼしひこくん)
(演歌「くらわんか酒」とともに登場した新人歌手、枚・かた男。語尾は「〜するのは枚・かた男です。」)
− ところで、「おサルの休日」の由来ってなんですか?
「小学校のときに自分で描いていたマンガのタイトルなんです!」
− マンガのタイトル!どんなお話か気になります〜。
「サルとウサギとクマが主人公です。この三人が毎日どんな遊びをしようか・・?って話だったかな(笑)なぜかウサギが猟奇的で、ぶっ飛んだキャラなんですよ。
クマはいじめられっ子で、いつもおサルが仲裁に入るんです。でも、小学生が描くマンガだから読み返すとストーリーがやっぱりおかしな展開なの!」
− 実は私も小学生のときにマンガ描いてました・・(笑)
「ええ、そうなの!?ちなみにタイトルは?(笑)」
(実は、井筒さんと同じく小学生時代にマンガを描いていたデンチュウ@ひらつー)
− タイトルは、『3年B組くまのクマ太先生』。ドラマ『金八先生』に憧れて教師になったクマが熱血指導のあまり、いつも空回りするという話です(笑)
「あはは!子どもの発想って面白いよね。懐かしいなあ〜!」
− WEBデザイナーのお仕事をする上で、何か必要な資格はありますか?
− そうなんですね。これまでのひらばのインタビューでも、決まった資格は取っていないとおっしゃる方が多い気がします。
「一概には言えませんが、資格を取ろうと思う方は企業で勤めている方が多いのではないかな〜と思います。昇格に資格が必要になるパターンですね。
フリーランスで活動する場合、資格よりもこれまで自分がしてきた仕事のデータや実績を先方に見せることが多いんです。」
「自分の仕事っぷりや、実績を見せる方が分かりやすいですね。」
− 井筒さんがお仕事をする上で得意とすることや大事にされていることを教えて下さい。
「クライアントさんがどういう目的を持って仕事を依頼したのか、話をしながら整理していくようにしています。それから、始点と終着点だけは、はっきりさせておくこと。
しっかりと話をしていくことで、クライアントさんが不必要にお金を落とすこともなくなりますし、なにより信頼関係を深めることができると思っています。」
−「井筒さんだからこそ、お願いしたい!」という方も多いのでは?
「そう言っていただけたときは本当に嬉しいですね。実際、一度担当させていただいたクライアントさんに新しい案件や、おさるの休日をご紹介いただいて新規クライアントさんに繋がることは多いです。ありがたいですね。」
− コンテンツやサービスももちろん大切ですが、フリーランスで活動される方自身の魅力も大切な要素なんだろうなと感じています。
「そうですね〜!フリーランス業界は、魅力的な方が多いですよ。まず、何よりも一人ひとりのクライアントさんに真摯につき合っていくことが大切。
目安としての金額設定はありますが、クライアントさんの『ありがとう』の気持ちをお金でいただいていると考えています。」
− では、井筒さんの経歴を教えて下さい。
「出身は東京なんです。東京造形大学のメディア専攻を卒業して・・その後何してたんだろうね〜(笑)
『とりあえず3年!』と思ってWEBデザインの会社に入りました。その後、3年経ったので『フリーになります。』と宣言して退職して、現在に至ります。」
− 就職した時点で3年でフリーになると決められていたんですね!
「そうですね。飲み込みが早い方じゃないので、世間でよく言われる3年はとりあえず頑張ってみようと思って。
フリーランスになってからはWEBの世界では何処で仕事をしても同じだし、せっかくだから大阪にも住んでみたいと思っていたので、枚方に引っ越してきました。」
− フリーランスとしての活動を開始されたのは大阪に来てからですか?
「東京に住んでいた頃から活動していました。当時遠距離でつき合っていた人が枚方に住んでいたんです。長い目で見るとやっぱりつき合っている人の近くにいるほうが良い!(笑)その後、結婚しました。」
− 大変、勉強になります!(笑)
「2011年にWEBデザイナーとして独立し、枚方に引っ越してきたので、まだ実は大阪歴は5年ぐらい。
フリーランスになったばかりの頃は、本町の『オオサカンスペース』というコワーキングスペースを借りて、クライアントさんも大阪市内の方がメインで仕事をしていましたが、出産をきっかけにここ2年程は枚方にも拠点を置いて活動しています。楽しみつつ出産・子育てを枚方市でやっていくために、
ママ友さんと一緒に「キラキラ枚方ママ」という
子育てコミュニティを始めて、今までの自分のスキルを
フル活用しています。」
(井筒さんは家に帰れば二児の母!)
− お仕事を依頼する上での予算の目安を教えて下さい。
「依頼内容によりますが、全部で5ページぐらいのホームページであれば大体25〜30万円ですね。」
「こちらも依頼内容によりますが、何もないところから始めて2ヶ月程でしょうか。」
− お仕事を依頼されるのは関西の方が多いですか?
「東京時代の繋がりからのお仕事と、大阪でのお仕事とで半分半分くらいですね。新しい仕事は関西が多いと思います。
東京にいたころの繫がりで今もお仕事をいただけるのはありがたいですよね。やっぱり繫がりって大事です。」
− 2011年に独立されたとお伺いしたのですが、具体的にどのような準備をされましたか?
「WEBデザインの会社で働いたことも準備になるのかな〜?そう思うと、独立の準備はしていたようでしていないのかも。一応パソコンだけは買うぞ!と思っていました。
独立と枚方に引っ越してきたタイミングが重なる部分があったので、貯金はほとんど0の状態からのスタートでした(笑)」
− 確かに。引越だけでかなりお金がかかってしまいますよね。
「準備は、心構えと引越代とパソコン代だけ!(笑)それ以外は実際にやってみてから考えようと思っていました。」
(「おサルの独立三か条」一に『心構え』・二に『引越代』・三に『パソコン』!)
− 独立に対する不安はありませんでしたか?
「当時は、まだ失敗してもなんとかなる時期!と思ってたのかな。
やってみようと思ったときに動けないのが一番もったいない。年齢を重ねて行くに従って、自分じゃなくて外的要因で動けなくなることが増えていきますからね〜。」
− なるほど!よーし、今のうちに動きます。
(行動してみるのはやっぱり大事。)
「デンチュウはよく動いてると思うよ〜!行動したら絶対に得るものってあるよね。」
− フリーランスで仕事をされているかたの一日が気になります!ざっくりとした一日のタイムスケジュールを教えて下さい。
「フリーランスになったばかりのころは一日中ずっと仕事ばかりしていましたね。
子どもが生まれたことで、生活に決まったリズムが出来てきた気がします。朝の7時半に起きて、8時半には子どもを保育園に送り届けます。9時頃からコワーキングスペースに移動して、10時から17時まで依頼された仕事に集中します。納期が近いときはひらばでもわーーーっ!と必死になってたりします(笑)
帰宅後は子どもを保育園に迎えに行って、ご飯食べさせたり、お風呂に入れたり、寝かしつけたり・・・。あっという間に一日が過ぎていきます。仕事が立て込んでいるときは、子どもを寝かせつけたあとで作業をすることもあります。」
− 井筒さんのお子さんとは、ソライロピクニックカフェで一度お会いしていますよね。
「キラキラ枚方ママとしての活動だったかな?あの時はお互い、数ヶ月後にこうしてひらばで会うとは思ってもみなかったよね〜!」
(鍵屋別館3階のソライロピクニックカフェで5月に開催された、キラキラ枚方マママタニティランチ会の様子。)
− 就職活動に対する不安、働くってどういうことだろうとイメージできない学生も多いと思います。学生に向けて、井筒さんにとっての「仕事とは」を教えていただきたいです。
「アドバイスの多くは『私は◯◯で失敗した。だからあなたたちには同じ思いをさせたくない。』という所から来ていると思うんです。でも、そういう話を聞いてるとどんどん怯えてきちゃうよね。」
− 不安ばかりが募っていきます。
「でも、働くっていうことは大学までで学んだことをやっと社会に活かせるってことだと思う。新人は失敗しないと先に行けないから。
会社の人もそれはよく分かっているから、ヘタに失敗しないでおこうと縮こまる人になるんじゃなくて、失敗を積みかさねながらもどんどん挑戦していく人になってほしいかな。
最近の子は迷惑をかけちゃダメって教わるって聞いたんだけど・・・。」
− 迷惑かけちゃダメって思いますね、やっぱり。
「でも、今は迷惑かける時期だって思ってしまうことも大事かな!私も、今は子育てしながら仕事をしているから、旦那や子どもはもちろん、親戚や保育園の人から地域の人まで幅広く迷惑かけつつ今の私があるんだと日々感謝しています。
今はそういう時期(ステージ)なのだと思って、絶対将来この感謝の気持ちを還元します!と心に刻みつけておけば大丈夫だよ!」
− ありがとうございます。井筒さんのように、「よし!私も頑張ってみたい。」と思わせてくれる大人に出会えているって、すごくありがたいことなんだなって思います。
− 「どんな人に出会えるか」って人生においてすごく大きいことだと思います。今もらっているたくさんのものを、これから出会っていく自分より若い高校生や大学生に、今度は私が、何かの形で還元することができたらなと井筒さんのお話を聞いて改めて思いました。
「 めっちゃ良いと思う!私自身も今現在進行形で沢山の人にお世話になったり迷惑をかけたりしているから、これをどんどん活かしていきたい。
自分はもう大人になったから還元しなきゃ!だけじゃなく、まだまだ吸収し続けて余裕ができた分を還元できる人になりたいね!」
− これから、独立したいという方にメッセージをお願いします!
「動けるうちに動くのが吉!のちのち後悔するのがやっぱり一番もったいない。」
− ひらば利用のきっかけを教えてください。
「元々枚方つーしんをよく見ていたんです。地元で子どもと遊べるスポットをチェックしていたら、ひらばの記事を見つけました。
大阪に引っ越してきたころから、本町でコワーキングスペースを利用して仕事をしていたので、家からこんなに近いとこに仕事場があるなら、利用しない手はない!と思いました。」
− 「ひらばのココが良い!」というポイントを教えてください。
「一番は、これからこの場所がどんな形になっていくのかがすごく楽しみです。私自身もそのピースの一つになれたらと思っています。ひらばのコワーキングを利用する人で、どんどん色をつけていくっていうおもしろさ!」
− 反対にココを改善してほしいというポイントはありますか?
「お昼の時間にお弁当の出前とかないかな〜(笑)」
(鍵屋別館の壁をつたってスルスルとひらばにお弁当が運ばれてこないものか・・?(笑))
− 最後に、これからひらばを利用してみたい!と考えている方にメッセージをお願いします。
「これからひらばに入ってくる人がこの場所の色をかたちづくっていくと思います。将来的にはひらばのメンバー同士で、ひらば発のサービスを発信できたらいいですね!」
− これから出会っていく利用者の方々によって出来ることが無限に増えていく、サービスも可能性もどんどん広がっていく・・想像しただけでワクワクしますね!
「そういう意味でも、ひらばはとても面白い場所ですよ!」
− 井筒さん、ステキなお話をありがとうございました!!
(最後は井筒さんとおサルポーズで記念撮影!)
半年前に一度ソライロピクニックカフェでお会いしていた井筒さん。また、こうしてひらばでお会いできるとは思ってもみませんでした。
「おサルの休日」のWEBデザイナー、キラキラ枚方ママ、そして二児の母として、さまざまな分野で忙しく活躍されていて、でもどんなに忙しい時も「ありがとう〜!」と周囲の人への感謝を忘れない姿が印象的でした。
お話しするたびに元気をもらえるエネルギッシュさは、まさに「キラキラママ」。「大人になっても迷惑かけてもいいんだよ〜」、「還元しなきゃ!だけじゃなく、まだまだ吸収して成長し続ける人でいたい。」もう少し、肩の力を抜いてゆっくり歩いてみてもいいのかもと思えたデンチュウ@ひらつーでした。井筒さん、素敵なお話をありがとうございました!
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