「ただただ作家さんを応援したい」ー閉店予定の『水嶋書房 くずは駅店』で名物POPを作り続けた店員さん

閉店予定の「水嶋書房 くずは駅店」の店内を撮影させてもらいました。

水嶋書房 くずは駅店

49年の歴史がある「水嶋書房 くずは駅店」が7月31日をもって閉店することはひらつーでも記事に。
記事後もひらつーには『寂しい』といった声が続々と届いていまして、せっかくなので店内の様子などを撮影させてもらいました!

「水嶋書房 くずは駅店」は樟葉駅改札出てすぐのところにある本屋さん。

枚方で1番駅チカな本屋さんだと思います。……たぶんです。

冒頭でもお伝えしたように「水嶋書房 くずは駅店」は改装工事などで休業期間はあったようですが49年の歴史がある店舗。49年前というと1975年。

花束持って65周年を迎えるひらしんのおトク情報聞いてきた。くずは支店の昔の写真も【ひらつー広告】より。これは1972年前後

くずはモールがまだ「くずはモール街」の時代ですね。

そんな歴史ある「水嶋書房 くずは駅店」で度々話題となるのがPOP。

本屋さんのPOPといえば、思わず手に取りたくなるような絵や文章で本を紹介しているもの。

「水嶋書房 くずは駅店」のPOPといえば「すごっ…」というクオリティで、ひらつー読者さんから時々「すごいことになってます」と情報提供が来ることも多かったです。
過去には書店ディスプレイ大賞で銀賞を獲得し、枚方で新海監督のサイン会が行われたことも。

取材時もすごいのがありました↓

こちら望月麻衣先生の「満月珈琲店の星詠み」などを紹介しているコーナー。

もうPOPの域を超えて新しい作品のようでした。こちら、フェルト生地での手作りだそうです。

このPOPを作り続けている店員さんにPOPを作り始めたきっかけなどを聞いてみました↓

店員さん

もう10年前の話ですけど、「an・an」の男性の裸特集号を販売するときに、印象を与えるようにハートの絵でPOPを作ってみたらめっちゃ売れたんです。そこから楽しくなってこうなりました。

今はただただいい本を売りたい、作家さんを応援したいという気持ちだけで楽しんで作っています。特に地元作家さんの本をもっと知ってほしいですね。
今、本はだんだん売れなくなってきていますけど、工夫を凝らしてもっといい本を広めたいです。

「水嶋書房 くずは駅店」のPOPなどはSNSを通じて作家さんにも届くことが多いそうで、認知もかなりされているのだとか。店内にはサインもたっっくさん!裏にもまだまだあるそうです。

また、愛されてるな〜と1番思ったのは、『そして、バトンは渡された』などの瀬尾まいこ先生による「水嶋書房 くずは駅店」に宛てたお手紙。
愛、愛でした。お客さんも読むことができますので、お店に行った際はぜひ手にとってみては!

そんな瀬尾まいこ先生発案の「水嶋書房 くずは駅店POPコンテスト」が開催中!

店内にはたくさんのPOPがありまして、好きなPOPにシールを貼るかたち。Xでも参加できるそうですよ!

閉店まであと少し。
「寂しいけど楽しく終わりたいんです!あ、KUZUHA MALL店もありますので!」と話してくれた店員さん。

思い出がある方はぜひぜひ閉店までに足を運んでみては!

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情報ありがとうございました!
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