通勤・通学途中に枚方のことがもっと詳しくなれる【ひらかたクイズ】コーナー!
今回のクイズはこちら↓
Q.江戸時代に村野の庄屋(村長みたいな人)が突然庄屋を辞めたいと言い出したのはなぜでしょう?
a.会議に遅刻や仮病するやつがいる
b.座席を守らない
c.養子を取ったのに届け出をしてない
d.もしもに備えた村の積立金をもったいないと反対してくるやつがいる
さて、江戸時代に村野の村長みたいな人が突然村長を辞めたいと言い出した理由はなにでしょうか…!
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さあ、どうでしょう〜?
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正解は、a.b.c.dの全部でしたー!
ソースになったのは「枚方の歴史」のp183から。
話としては1740年5月、村野村の庄屋の甚左衛門が突然庄屋を辞めたいと言い始めたとのこと。
※庄屋とは…江戸時代の村役人。代官の指揮のもとで村の事務を統轄する人。
理由としてはこんな感じ↓
1.お触れを申し出るための寄合に遅刻したり仮病を使ってこないやつがいる
2.神事において座配が決まってるのに守らないやつがいる
3.養子をとったのに庄屋・年寄に知らせて宗門帳(籍原簿や租税台帳みたいなやつ)に記載する必要があるのに知らせず未登録になってるやつがいる
4.村の困窮に備えて頼母子講(今で言う積立金的な)を作ったが掛金がもったいないからと言う理由で反対するやつがいる
って感じでした。
村人たちは「この庄屋の甚左衛門はこれまで一生懸命働いていたのでこのまま続けてくれ」という説得しましたが、聞き入れられなかったとのことです。
甚左衛門の言い分としては「俺がこれまで村のためにやってたのにこの仕打はひどい。訴えようとしたけど争論が大きくなるから辞めさせてもらうわ」みたいな感じでした。
これに大津代官が村人と庄屋との仲裁にはいり、村人に「庄屋に迷惑をかけないこと」と「徒党や喧嘩などをしないこと」を誓わせ、再び甚左衛門は庄屋を引き受けることになったそうです。
めでたしめでたし!
……
でなく、10年後また同じメンバーと同じ理由で争論が発生し、村人全員から甚左衛門に詫び状が渡されたとのこと。懲りない!
これは経済的にも政治的にも成長した百姓が、旧来の規範に従わなくなってることをしめしているんだそう。
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