枚方市尊延寺にある東部清掃工場を建設する際に談合したんじゃないかということで逮捕され裁判で争っていた中司宏元枚方市長が、大阪高等裁判所での二審(控訴審)でも有罪となったそうです。たくさんニュース記事が出てますが、僕が見た中では↓が詳しかったです。
■元市長「改竄特捜部…木を見て森を見ぬ判決」 枚方談合控訴棄却 – MSN産経ニュース
談合をしたという物的証拠があるわけではないので容疑を認めたかどうかが裁判での大事な争点になるわけですが、中司元市長は「取り調べで容疑を認めてしまったものの、それは検察官による取り調べがきつすぎたからだ」ということで争ってます。
中司元市長のブログに取り調べのこととかの記述がありました。
取り調べの間中、悪魔の形相でわめき散らし、認めないと周りの者を逮捕すると徹底的に私を追い詰めた若い検事は、公判では、「机を叩いたり、蹴ったり、怒鳴ったりしたことはない」などとしらばっくれ、取り調べのメモも「捨てた」と悪びれる様子もなく答えていたのには驚きました。
※中司宏の航海日誌より
「認めないと周りの者を逮捕する」って脅すとか、無罪になった小堀元副市長が拷問のような取り調べを受けた話とかぶりますね。以前だったら「容疑者が自分に都合のいいように言ってるのだろう」と思うところですが、ちょっと考えてしまいます。
今回有罪とされた理由は、「厳しい取り調べがあっても『容疑を認めたら政治生命を失う』とわかるのに容疑を認めたから」だそうです。
むー、結局それってどの程度厳しい取り調べをしてたのかがわからないと何とも言えないですよね。
やっぱり取り調べの可視化は絶対必要ですね。
小堀元副市長も今回の判決には「調書至上主義による不当な判決で残念」とコメントしてるそうです。
中司元市長はすぐに上告しました。
■2審でも有罪の元枚方市長が上告 – MSN産経ニュース
(※念のため言っておきますが、僕はこの事件のことを詳しく知ってるわけじゃないので中司元市長が無罪であるべきとか、有罪であるべきとか特に意見を持っていません。)