東中振にある「三牧ファミリー薬局」の会社、(有)光漢堂が大阪府から告発されたそうです。
三牧ファミリー薬局の場所はここ。
Googleストリートビューで見るとここ。
↓ニュース記事。
★育毛剤ネット販売、対面義務違反で告発 MSN産経ニュース
↓の動画ニュースでは社長さんのインタビューも見れます。
★医薬品ネット販売 大阪府が刑事告発 薬局は反論… MBSニュース
告発された理由は薬事法で『対面販売』が必要とされている医薬品をインターネットで売ったこと。
これ、「三牧ファミリー薬局が悪いことして告訴された」というような単純な話じゃなくて、『対面販売』とは何なのかというけっこう難しい問題です。
ニュースで三牧ファミリー薬局は「ネットで対面販売をしている」と主張してます。問診票の提出もしてもらってるそうです。そこで三牧ファミリー薬局のネットショップを見てみると、ネット電話の「skype(スカイプ)」を使ってのやり取りもしているようです。
代表者の三牧さんによるブログにも『対面販売』についての方針が書かれてます。
★今後の営業方針と改正薬事法について。 薬剤師のセカンドオピニオン
「インターネット上での実質的対面販売専門の薬局を目差す」といったことが書かれてます。
医薬品のネット販売規制についてはずっと前から争いがありますが、『対面販売』の解釈についてこんな記事がありました。
★誰も理解していなかった「対面販売の原則」 日経ビジネスオンライン
—以下一部引用—
この前の検討会で、象徴的な出来事がありました。終了間際の最後10分になって、委員が「対面販売の原則とは、何を意味するんですか」と定義について、事務局に尋ねているんですよ。ネット規制を推進している人も含めて、皆が口を揃えて「分からない」と言うんですね。議事録が出たら、多分、書かれていますけど。
考えてみてください。対面販売といっても、購入者と話をするのであって、必ずしも使用者ではありません。顔色を見たり、水虫の症状を確認したりしてなんて、対面でも現実的ではないのです。「対面でないと、安全性を確保できない」というロジックがおかしいのは、誰でも理解できるでしょう。
「対面販売」の定義もはっきりしていないということですね。
ひらつーの記事としてはテーマが大きすぎるのでこのへんにしときますが、薬事法改正後全国初の告発とのことなので今後全国的にも注目されるニュースかもしれません。