最近枚方市の小学校では、「桃鉄」の授業が行われているという噂があるのですが皆さんご存知ですか?
桃鉄…そう、鉄道会社の運営をモチーフにしたボードゲーム形式のあのゲームです!
ゲームが授業になるなんて…もしかして遊んでるんじゃないかという疑いを持ちつつ詳細を調べてみることに。
桃太郎電鉄 教育版って何?(桃太郎電鉄 教育版Life〜日本っておもしろい!〜サイトより抜粋)
桃鉄で駅や地理を覚えて勉強になった!日本全国の観光名所や物産に詳しくなった!
─そんな皆様の声に応え、『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』に、学校などの教育現場のカリキュラムを想定して学習機能を追加したブラウザ版『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』が登場!
授業で活用できるよう、WEBブラウザやタブレット等でプレーできます!
ふむ…どうやら遊びじゃなく授業で活用できるものがあるようです。
いや、でもやっぱり疑わしいぞ!最近の小学生は学校でゲームをしてる疑惑がある!(失礼)
ということで、小倉小学校の先生にコンタクトを取ってみました。
よし、早速メールでも送ってみるか。
小倉小学校の先生へ
学校で桃鉄の授業をやってるとか聞いたんですが、本当に勉強しているんでしょうか?どういう事をしているのか教えてください。
くら@ひらつーより
…っと。
数時間後
ご連絡ありがとうございます!
もちろん遊びではなく、授業の中で枚方市版の桃鉄をつくっていますよ。
おぉ!なんか説明資料がいっぱいついてきた。
枚方市版桃鉄を作るにあたって、児童が主体となって枚方市について調べる必要があります。
また、地理について調べたり、土地の読み方から収益率の計算など…教科横断的な学習にもつながっているんです。
な、なるほど…めちゃくちゃ勉強しとるやないか。
まずは枚方市の校区調査から行い、枚方市の小学校が4つの地域に分かれるということを確認しました。
へぇ〜、そうなんや。(無知)
そしてその後の授業では、「物件にはどんなジャンルがあるか」を調べたり、「枚方市マップ制作」「サイコロ作り」「列車づくり」「スペシャルカード作り」の4つの担当を作り児童が責任をもって作業に取り組みました。
ちょっとちょっと、小学生ながらに仕事してるみたいやんか!すごいな…。
桃鉄をご存知の方だとピンと来ると思いますが、カードマスに止まるとルーレットでもらえるカードが決まります。
そのルーレットもプログラミングが得意な生徒がつくり、本物と遜色ないものが出来ました。
え、プログラミング!?私よりすごいやんか!
「枚方市マップ制作チーム」では模造紙で作った枚方市に、駅となる小学校があるポイントをマークしました。
縮尺の計算も生徒がして、こちらは約1/9000の縮尺です。
みんなの得意を活かしてるんやなぁ。
11月2日(木)には、近畿大学附属小学校から小倉小学校の取り組みを見に複数の先生方が来られました。
ほぅほぅ…。
みんなの頑張りを見た先生たちからは「子どもたちが自分で考えて楽しみながら学習している姿がいい!」「それぞれのチームに分かれて特技を活かせている!」など、感心する声がたくさんあがってきました。
なるほど〜。私の時代はみんな同じことをする、みたいな授業が多かった気がするけど、今は一人ひとりの特技を活かすような授業内容やねんなぁ。
KONAMIの社員さんへ向けたプレゼンテーション(2024年2月予定)を学習のゴールとしているので、現在も鋭意作成中です!
今後も小倉小の活動に興味を持っていただけると嬉しいです。
最終目標はKONAMIの社員さんへのプレゼンテーションなんや〜!
いやぁ、ホンマ最近の小学生ってすごいな。
遊んでるんちゃうかとか変に疑ってた自分が恥ずかしいわ!
枚方市版の桃鉄、気になりますよね!
それを生徒主体でつくっているというのだから本当に驚きでした。
今の時点で十分自慢出来そうな内容ですが、枚方市版桃鉄が完成したら
枚方市の小学生、自分らで桃鉄つくったらしいで。
とドヤ顔で市外の人に話せそうですね!笑