旧1号線沿い新町に「関西医科大学附属光免疫医学研究所」が開設されています。
そして、4月20日に記者会見が行われたので、その様子を見に行ってきました。
光免疫医学研究所ができることは以前ひらつーでも記事に↓
「光免疫療法」は小林久隆 所長が開発した新しい治療法。
オバマ元大統領の一般教書演説でも取り上げられたこともあるそうです。
そして、手術・化学療法・放射線療法・免疫療法に続く「第5のがん治療法」と期待されているとのこと!
どんな治療法かというとこんな感じ↓
がん細胞に結び付きやすい薬を投与
↓
人体に無害な近赤外線を照射
↓
薬と近赤外線が化学反応を起こしがん細胞を破壊する
がん細胞のみを狙い撃ちできる、患者にやさしいがん治療なんだとか。
またこの「光免疫療法」、直接殺傷する作用だけでなく、患者自身のがんに対する免疫も活性化させるそうです。
1.がん細胞を破壊するとがんに特有の物質がばらまかれる
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2. 周りの免疫細胞が上記の物質を取り込む
↓
3.壊れたがんに対する免疫が活性化してがん細胞に対して攻撃を始める
みたいな感じ。
これにより転移がんに対しても治療効果を発揮し、感染症に対するワクチンの場合と同様に、同じがんが再発しないように予防する効果も期待されているそうです。
研究所内を見せてもらいました↓
研究所ができた場所は関西医科大学 枚方キャンパス内。
タイトルにも書いている通り、日本で初めての光免疫療法の研究拠点とのこと。
凄い顕微鏡
色々と説明されたのですが…どれも凄い機械(ざっくりすぎ)。
こちらの細胞を識別、分析するためにつかうこの機械…2000万円くらいするそうです。
研究ってお金がかかるんだなぁと改めて実感しました。
研究者は総勢30人くらいを想定しているこちら「光免疫医学研究所」。
枚方から世界に羽ばたいていく命を救う医療や技術ができるかもと思うと、なんか嬉しいですね〜!
【おまけ】
関西医科大学 枚方キャンパス内の中庭には…
鹿がいます。
めっちゃリアルだったので最初見た時、「え、本物?」って思っちゃいました笑
ここの学生たちからあだ名つけられてそう。