枚方市を拠点に活動するパナソニックパンサーズの福澤達哉選手が現役を引退しました。
福澤選手は2008-09シーズンにパナソニックパンサーズ内定選手としてデビューすると、ジャンプ力を生かして三度にわたるチームの年間タイトル3冠達成に貢献。
また、2005年には日本代表初選出、2008年には北京オリンピック出場、2019年のワールドカップでは28年ぶりとなる4位入賞に貢献しました。
また、福澤選手は2015-16シーズンはブラジルのスーパーリーグ、2019年から2シーズンにはフランスのパリ・バレーにレンタル移籍し世界を舞台に戦ってきた選手でもあります。
そんな福澤選手は7月14日に現役引退を発表。
パナソニックパンサーズ公式Twitter↓
そして今回‥‥
引退報告会見を見たときからウルウルしていたバレーボール好きの私モモ@ひらつーが福澤選手の引退試合を見に行ってきましたので、その様子をお届けします。
ラストマッチ
8月14日に行われた「引退ラストマッチ」はパナソニックアリーナでV.LEAGUEが定める新型コロナウイルス対策ガイドラインに沿って開催されました。
パンサーズの選手のみで開催された試合ですが、公式戦さながらに選手が1人ずつコールされてから登場するなどし、会場も最初から盛り上がっていました。
しかし、「青」と「白」に分かれて行われた引退試合は忖度なしの真剣勝負。
……かと思えば普段は絶対サーブを打つことがない、リベロ・永野選手がサーブを打って笑いが起こる場面も(笑)
でもやっぱり試合自体は迫力満点でハラハラドキドキしました!
この日の福澤選手のプレー集↓
試合の模様はパナソニックスポーツ公式YouTubeチャンネルで見ることができます↓
引退セレモニー
ラストマッチ終了後にはセレモニーが。
ここらへん‥‥いや最終セットくらいからお客さんの中には泣いている方がチラホラと。
福澤選手からの挨拶
今日は本当にありがとうございました。
最後の引退試合が終わって足がガクガクです。
バレーボールのコートに立って、改めて感じるのは、本当に体に悪いスポーツだなって。
でも、1つのボールをチームメイトと追いかける、これは本当に何事にも代えがたい、やっぱりバレーボールっていいなって改めて思いました。
(中略)
今の今まで僕はアスリートとして、夢や希望を与える立場なんだと思っていました。
でも今日、こうして引退を迎えてそうじゃないなと。
僕たちスポーツ選手というものは、発信したその先にそれをきちんと受けてくれるファンが居るから成り立つんだなと本当に強く思いました。決して一方通行だけじゃスポーツは盛り上がらない。
僕はこれから次の道に進みます。
けれども、これからのバレーボール界、もっと大きく言えばスポーツ界全体を皆さんの力で盛り上げて頂きたい。次は僕もそちら側に立っていまここに居る選手達を全力で応援したいなと思います。
本当に皆さん、長い間応援ありがとうございました。
と、決意や感謝の言葉を時折涙を流しながら語っていました。
そして花束贈呈には引退試合の解説も務めた元男子日本代表監督の植田辰哉さん、北京オリンピックの時には主将でもあったサントリーサンバーズアンバサダーの荻野正二さん、元パナソニックパンサーズの山本隆弘さん、そして‥‥
日本代表などで共に戦ってきたサントリーサンバーズの柳田将洋選手、栗山雅史選手も登場し、少し会場がどよめきました。
そして最後は学生時代からのライバルで、ずっと一緒に戦ってきたパンサーズの清水邦広選手からの挨拶。
試合中はずっとニコニコしていた清水選手ですが、
マイクを持った瞬間泣いていました。
これにはもう、かなりのお客さんのすすり泣きが聞こえてきました。
私も泣きそうになったんですが、あるものが私のすぐ横に到着してからはもう全然集中できなくなりました‥‥
そのあるものとは、
これ。
きっと引退に関してのケーキだとは思ったんですけど、圧倒的ウエディングケーキ感。
可愛すぎません?笑
清水選手は「これは言いたくないけれど、本当にお疲れさまでした!」と言葉を送ると、「好きを通り越して結婚したいぐらい大好き」と続け、さっきのケーキが登場。
やっぱりウエディングケーキやったんや!と、納得?しました。笑
寂しいし、面白いし、悲しいし、笑える、そんな引退セレモニーでした。
福澤選手、本当にお疲れさまでした!
パナソニックパンサーズ、2021-22 V.LEAGUE DIVISION1は10月16日にパナソニックアリーナ(ホーム)から開幕します!
開幕戦からホーム戦が続きますのでお時間がある方はぜひ迫力ある試合を生でご覧になってみては〜!
■関連リンク
※「TH130」さん、情報ありがとうございました
■■■情報提供求む!■■■